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木造三重小塔 一基

更新日:2012年3月23日更新 印刷ページ表示
木造三重小塔 一基

昭和13年9月5日指定

山口市春日町5番1号
山口市歴史民俗資料館
木造三重小塔 一基

 余田福楽寺旧蔵の工芸品。福楽寺は、平安末期の与田保野寺末坊一八坊のうち下野寺の一坊であった福楽坊である。この木造三重小塔は、室町期に与田上野寺の一坊であった南之坊にあったが、後に福楽坊に伝わった。それが山口市に移り、現在に至っている。
 塔の総高44.1センチメートル、台底は14.1センチメートル平方、台の高さ5.7センチメートル、九輪の高さ15センチメートルの小塔で、もとは九輪の頂上から四条の鎖が屋蓋の四隅に張ってあったが、
今はそれが失われている。柱は朱、壁面は白亜で塗られていた形跡が認められ、基壇底面につぎの墨書銘がある。
 応永十三歳次丙戍 (応永13は1406年)
 作者伯耆十万寺密乗坊慶海 生年68才