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木造薬師如来坐像 一体

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年3月23日更新

木造薬師如来坐像 一体

種別

有形文化財

県指定

指定年月日

昭和41年6月10日指定

所有者

柳井市平郡二〇〇六

浄光寺

 平郡東浦の浄光寺薬師堂に安置されている。鎌倉期の作で檜材、寄木造。像高八九センチメートル、膝張七二センチメートル。

 螺髪彫出、肉髻珠、白毫は水晶を嵌入し、彫眼、耳朶環につくる。面相豊かで体部の肉取りもよく衣文も流麗で平安時代後期の藤原仏の特色を表しているが、造作は鎌倉時代であろう。

 地元民の信仰が厚く、貞享年中(1684-88)、及び享保年中(1716-36)、さらに明治以降も二度にわたり修理が行われ、造顕当初の像容がある程度そこなわれていたが、近年専門化の手で完全に復元された。

 平郡村庄屋鈴木家の記録によれば、「文治元年伊予の国より薬師坊主を迎ふる」とあり、また寺伝にも同様の記録があって、文治元年(1185)伊予の大山寺から薬師坊主を迎え、一堂を設けたものと考えられる。作者は春日亭と伝えられているが明かでない。

 浄光寺は、江戸初期、神代兵庫の子が出家して真宗の一寺を興したものであるが、はじめ無住の竜福寺薬師堂に住していた因縁で、その本尊を守護したもののようである。