ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 広報やない > バックナンバー > 平成24年度 広報やない > 広報やない平成25年1月10日号テキスト版02

本文

広報やない平成25年1月10日号テキスト版02

更新日:2013年1月10日更新 印刷ページ表示

広報やない平成25年1月10日号(P6~9)

柳井市財政公表 平成23年度決算
柳井市のお金のつかいみち

平成23年度歳入歳出決算額が、平成24年12月の定例議会において認定されましたので、一般会計と特別会計の決算状況及び主な事業についてお知らせします。

一般会計の決算状況

実質収支は4億6,825万円の黒字となっていますが、一時的な結果で、必ずしも今後このような傾向が続くというものではありません。国、地方ともに不安定な経済状況にあり、歳入の見通しは厳しい状況にあります。
一方、道路や下水道などの社会資本整備や福祉、医療等の財政需要は増加する傾向にあります。
今後も、財源の確保と効率的運用に配慮しつつ、持続可能な財政運営に努めます。

歳出のトップは民生費

歳入は民生費や教育費など様々な分野に充てられます。
目的別歳出のトップは民生費で全体の29・2%を占め、次いで総務費(13・4%)、公債費(13・3%)と続いています。

平成23年度一般会計の主な事業

平成23年度予算は、「柳井で暮らす幸せ」を実感できるまちづくりのために、特に「教育」と「子育て」の分野の施策を推進しました。また、「おいでませ!山口国体」の開催を活かし本市の魅力を全国に発信するため、「観光」の分野へ寄与する事業の重点化を図りました。
一般会計決算状況
歳入決算額(1)  167億9,677万円
歳出決算額(2)  162億3,603万円
形式収支(3)((1)-(2)) 5億6074万円
翌年度繰越財源(4)  9,249万円
実質収支((3)-(4)) 4億6,825万円
平成23年度の主要事業
(1) 安心して学べる環境づくり
教育費 柳北小学校建設事業 1億9,546万円
 平郡東小学校開校準備事業 842万円
 学校耐震化推進事業 8,000万円
(2) 子育て世帯を応援
民生費 放課後児童対策事業(児童クラブ) 2,774万円
 地域子育て創生事業(保育園・幼稚園・児童館にAED設置) 364万円
(3) 国体を活かして柳井市の魅力をアピール
教育費 山口国体開催推進事業 7,843万円
商工費 金魚ちょうちん祭り事業 1,260万円
商工費 観光振興対策事業 327万円
(4) その他新規・重点事業
消防費 防災無線整備事業 320万円
総務費 都市農村交流施設整備事業 2,660万円
衛生費 地域自殺対策緊急強化事業 589万円
総務費 市政番組制作事業 261万円

平成23年度一般会計決算額一覧とグラフ
一般会計歳出
 ()は22年度   162億 3,603万円
(169億      858万円)

議会費 2億   834万円
議会活動にかかる経費
総務費 21億7945万円
市の全般的な事務などの経費
民生費 47億3,805万円
子どもやお年寄り、障害者などの福祉のための経費
衛生費 11億5,093万円
ごみ処理や疾病予防などのための経費
商工労働費 6億5,108万円
商工業、観光振興などの経費
農林水産業費 9億2073万円
農林水産業の振興などの経費
土木費 17億3,974万円
道路、港湾及び住宅などの整備や維持のための経費
消防費 6億9,200万円
広域消防組合負担金や消防にかかる経費
教育費 14億5,418万円
学校教育や生涯学習などのための経費
災害復旧費 1億1,050万円
災害箇所の復旧のための経費
公債費 21億6,111万円
市債を返済するための経費
諸支出金 2億2,992万円
水道事業会計への繰出金

一般会計歳入
 ()は22年度  167億9,677万円
(176億1,050万円)

市税 48億6,310万円
固定資産税や市民税など
繰入金・繰越金 7億1,323万円
ふるさと振興基金などからの繰入金および前年度からの繰越金
諸収入 10億2,105万円
貸付金元利収入など他の収入科目に属さない収入
その他 5億4,470万円
財産売払収入、寄付金、使用料および手数料など
地方譲与税・交付金等 5億9,253万円
国が徴収した税の一定割合を譲与・交付するもの
地方交付税 50億2,535万円
市の財政力に応じて国から交付されるもの
国庫支出金 15億7,606万円
特定の事業に国から交付されるもの
県支出金 11億6,518万円
特定の事業に県から交付されるもの
市債 12億9,557万円
建設事業を行うために国や金融機関から借り入れる借金など

柳井市の家計簿

市の歳入および歳出決算額をおおよその額として年間収入が500万円の家計に置き換えると、次のようになります。参考としてご覧ください。
柳井市の家計簿
市の歳入 年間決算額
市税 49億円
使用料・手数料など 8億円
補助金・交付税など 84億円
前年度からの繰越金 7億円
市債 13億円
貸付金元利収入 7億円
計 168億円

家計の収入 年間換算額
給料等 146万円
パート収入等 24万円
親からの援助(仕送り等) 250万円
繰越金 21万円
借入金 38万円
貸付金の返済分 21万円
計 500万円

市の歳出 年間決算額
人件費  26億円
物件費、補助金など 35億円
扶助費  28億円
維持補修費 1億円
他会計への繰出金 24億円
公債費  22億円
普通建設事業 13億円
貸付金  7億円
積立金・投資および出資金 6億円
計  162億円

家計の支出 年間支出換算
食費  77万円
光熱水費などの生活雑費 104万円
家族の医療費 83万円
家、車の維持・修理費 3万円
子どもへの仕送り 71万円
借入金の返済 66万円
家の増改築費用 39万円
親戚、友人への援助 21万円
預貯金  18万円
計  482万円

特別会計の決算状況

国民健康保険・介護保険・公共下水道など、平成23年度特別会計の歳入決算総額は104億5,690万円で、歳出決算総額104億772万円となりました。
平成23年度特別会計決算内訳
会計名   歳入  歳出  差引残額
国民健康保険事業会計 44億8,668万円 44億5,207万円 3,461万円
港湾整備事業会計 321万円 213万円 108万円
市有林野区事業会計 67万円 47万円 20万円
市営駐車場事業会計 3,546万円 3,546万円 0円
簡易水道事業会計 2億9,332万円 2億9,332万円 0円
公共下水道事業会計 15億3,197万円 15億3,197万円 0円
農業集落排水事業会計 2億8,844万円 2億8,844万円 0円
介護保険事業会計 32億7,878万円 32億6,814万円 1064万円
後期高齢者医療事業会計 5億3,837万円 5億3,572万円 265万円
計   104億5,690万円 104億772万円 4,918万円

財政指標による市の状況

平成23年度決算で財政に関する指数や比率が算定されました。
若干改善された点もありますが、依然として安心できない財政状況にあります。今後さらなる経費節減、合理化に努め、限られた財源を効率的に運用します。 

    
■財政力指数 0・532

市町村の財政力を示す指標です(平成23年度3か年平均)。市町村が標準的な行政を実施する場合に必要な経費に対する、税収入等の占める割合です。   
この指数が高いほど財政力が強いといえます。 

■経常収支比率 93・8%

経常収支比率は、社会福祉に要する経費や借入金の償還金および人件費など経常的な経費に対し、市税・地方交付税・地方譲与税を主な財源とする経常的収入がどの程度充てられているかを知る指数です。 
財政の弾力性(融通性)を測定することができ、この指標が高くなると弾力性を失いつつあるといえます。    
■実質公債費比率 13・6%

公債費だけでなく、債務償還経費や公営企業債の償還に対する繰出金なども市の借金としてとらえ、これらが財政負担に占める割合を表す比率です。(平成23年度3か年平均)

■地方債(市債)残高
 186億4,066万円      
地方債(市債)は、公共下水道事業や学校建設事業のように耐用年数が長い施設の建設財源の一部に充てられます。 この返済に充てられる公債費は、後世の市民にも負担してもらおうという趣旨もあります。 
平成23年度末地方債残高は、対前年度比5億578万円の減となっています。

■基金残高 38億5,811万円

基金には特定の目的のために設立されたものや、将来の収入減少や支出の増加に備えるための財政調整基金等があります。 
平成23年度末の残高は、対前年度比4億8、982万円の増となっています。

各種指標の比較
  今回(13市中の順位) (参考値)県内13市平均 前回  前々回
 財政力指数 0.532 ((10))   0.623  0.551  0.581
 経常収支比率 93.8%((8))   91.2%  87.7%  91.7%
 実質公債費比率 13.6%((9))   11.7%  15.4%  16.8%

詳しくは市のホームページをご覧ください。
http://www.city-yanai.jp/soshiki/7/kessan.html
●問い合わせ 財政課
 電話22-2111内線441~443