ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 広報やない > バックナンバー > 平成25年度 広報やない > 広報やない平成25年6月13日号テキスト版02

本文

広報やない平成25年6月13日号テキスト版02

更新日:2013年6月13日更新 印刷ページ表示

広報やない平成25年6月13日号(P7~12)

市政だより

お知らせ

6月は「外国人労働者問題啓発月間」です
外国人労働者の雇入れ・離職の際には、ハローワークへの届出が必要です。
また、適切な雇用管理は事業主の責務です。
●問い合わせ
 山口労働局職業対策課
 電話083(995)0383
 ハローワーク柳井
 電話22-2661

中高生アルバイトを使用する事業者へ
18歳未満の人をアルバイト等で雇う場合は、労働基準法等により、左記の定めがあります。
▼労働条件通知書の交付義務
▼1時間690円以上の賃金支払義務
▼残業・休日労働の禁止
▼深夜労働(22時から5時まで)の禁止
▼危険有害業務への就業禁止など
●問い合わせ 
 山口労働局労働基準部監督課
 電話083(995)0370

福祉医療費受給者証(重度心身障害者用)の交付申請
○対象 (1)または(2)に該当する人(本人の所得要件あり)
(1)身体障害者手帳1~3級・療育手帳A・精神障害者保健福祉手帳1級のいずれかの交付を受けている人
(2)国民年金法施行令別表1級程度の障害を有する人
○必要書類等 医療保険の被保険者証、障害程度を証明する書類(手帳等)、印鑑
※平成25年1月2日以降に転入した人は、1月1日現在の住所地発行の平成25年度所得課税証明書を提出
○申請手続 現在、受給者証の交付を受けていて更新手続が必要な人には、申請書を送付します。6月28日(金曜日)までに市社会福祉課へ申請してください。(期限後は随時受け付けますが、助成は申請月の初日からです。)
※65歳以上で対象と判断した人は申請を省略し、受給者証を6月末に郵送します。
●問い合わせ 
 市社会福祉課
 電話22-2111内線183

最低工賃をご存知ですか?
最低工賃とは、家内労働者(内職者)に対して、委託者(製造・加工業者や販売業者等)が支払う工賃の最低額を定めたものであり、都道府県ごとにその対象となる業種や額が決められています。
山口県では、「男子既製服・学校服・作業服製造業」と「和服裁縫業」の2業種で品目ごとに定められた最低工賃が、家内労働者(内職者)に適用されます。
詳しくは、お問い合わせください。
●問い合わせ
山口労働局労働基準部賃金室
電話083-995-0372
http://yamaguchi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/<外部リンク>
※15ページ下段の「消費者相談ワンポイントアドバイス」も参照ください。

瀬戸内海海区漁業調整委員会委員補欠選挙を実施します
○選挙期日・時間 
 6月27日(木)【平郡地区は6月26日(水)】・7時~18時
○対象 
 瀬戸内海海区漁業調整委員会委員の選挙人名簿登録者
○投票区・投票所
 柳井投票区・柳東文化会館、伊保庄投票区・山口県漁業協同組合柳井支店、
 阿月投票区・阿月公民館、平郡第1投票区・平郡漁村センタ-、平郡第2投票区・平郡西集会所、大畠第1投票区・石神学習等供用会館、大畠第2投票区・遠崎学習等供用会館
○期日前投票 
▼市役所本庁(市内全域の当該選挙人名簿登録者対象)
 期間 6月19日(水)~6月26日(水) 8時30分~20時 
 ※平郡地区の人は6月25日(火)までとなっています。
▼大畠出張所(大畠管内の当該選挙人名簿登録者対象) 
 期間 6月24日(月)~6月26日(水) 8時30分~17時15分 
○開票日時・場所 6月27日(木) 20時 ・ 市役所3階大会議室
○投票所入場券 はがきの入場券を6月20日(木)ごろに届くように
 郵送します。入場券が届いたら投票所を確認してください。
●問い合わせ 市選挙管理委員会事務局 電話22-2111内線260・261

「はかり」の定期検査
取引や証明に使う「はかり」は、2年ごとの定期検査(計量士による代行検査含む)に合格しなければ使用できません。
前回の定期検査より後に購入した場合、今回の定期検査は免除されます。ただし、「検定証印 年・月」に表示された年月から3年(ひょう量が150kgを超える「はかり」は、1年のものもあります。)を経過していないものに限ります。
○対象 商店、工場、農協、漁協、病院、薬局、学校、幼稚園、保育園、宅配取次店、農家、その他で取引または証明に使用する「はかり」
○検査日程 右表のとおり
○当日持参するもの 掃除した「はかり」、手数料(金額はお問い合わせください)

7月1日(月曜日) 
10:30~11:30 柳東文化会館
13:00~15:00 大畠出張所
7月2日(火曜日)
10:00~10:30 伊陸出張所
11:00~12:00 日積出張所
13:30~15:00 新庄出張所
7月3日(水曜日)
10:30~11:30 余田出張所
13:00~14:30 伊保庄出張所
15:30~16:00 阿月出張所
7月4日(木曜日)
10:30~11:30 平郡出張所
13:00~14:00 西平郡連絡所
7月5日(金曜日) 
10:30~12:00 アクティブやない
13:00~15:00 アクティブやない
7月8日(月曜日) 
10:30~12:00 柳井市役所
13:00~15:00 柳井市役所
7月9日~9月30日は県計量検定所で受検可
●問い合わせ 
 (一社)県計量振興協会 電話083(986)2591
 商工観光課 電話22-2111内線364

市民と市長と気楽にトーク
■定例開催(申込不要)
○日時/場所
 6月28日(金)19時~20時/ふれあいタウン大畠 
 7月3日(水)19時~20時/遠崎学習等供用会館 
 7月8日(月)19時~20時/神代学習等供用会館 
■随時開催(要事前申込)
3人以上の参加者から随時開催を受け付けています。詳しくはお問い合わせください。
●問い合わせ  政策企画課
        電話22-2111内線472

大畠駅前月極駐車場の利用者を募集します
○募集区画・貸出価格  1区画・6,000円/月
○貸出開始 7月1日(月)~
○募集期間 6月27日(木)16時まで(財政課必着)
○その他  中・大型車不可、応募多数の場合は抽選
●申込・問い合わせ 財政課または大畠出張所備付の用紙で申し込んでください。申込用紙は市ホームページからも印刷できます。
 財政課 電話22-2111 内線442
 http://www.city-yanai.jp/soshiki/7/chushajo.html

離島漁業再生支援交付金事業の実施状況
第2期(平成22~26年度)離島漁業再生支援交付金事業の平成24年度の実施状況をお知らせします。
■集落協定締結状況
 集落協定締結数  1(平郡)  協定対象漁業世帯数 30
 交付金交付額 4,080千円
■漁場の生産力向上のための取組
(1)種苗放流  マダイ:3万尾 キジハタ:5,400尾 
       アワビ:2万個
(2)海岸清掃  東地区・西地区各1日 参加者延べ23人
(3)漁場監視等 警告看板を設置:島内7か所
       漁場監視:5日間(1月~2月の間)参加者延べ30人
■集落の創意工夫を活かした取組
 船に機器を設置し、漁獲物の鮮度保持を図った。
●問い合わせ 農林水産課 電話22-2111 内線350

市民相談

岩国年金事務所による年金相談
○日時 7月11日(木曜日)・25日(木曜日)10時~12時・13時~16時
○場所 市役所3階大会議室
※8月8日(木曜日)、22日(木曜日)の年金相談の予約は、7月1日(月曜日)から受け付けます。
●申込・問い合わせ 相談日の前日までに、電話で岩国年金事務所お客様相談室に申し込んでください。(先着順・定員になり次第締切)
 電話0827-24-2222

弁護士による無料法律相談(要予約)
○日時 7月18日(木曜日)9時30分~12時
○場所 市役所3階大会議室
○定員 8人(市民対象・定員になり次第締切)
●申込・問い合わせ 7月1日(月曜日)8時30分から電話により先着順で受け付けます。
 市民生活課
 電話22-2111内線161

行政・市民相談       
○日時 7月18日(木曜日)13時30分~16時(受付15時30分まで)
○場所 市役所3階大会議室
○内容 
▼行政相談 行政相談委員による国・県・市の行政に対する苦情や要望の相談
▼市民相談 行政書士会岩国支部柳井地区会員による官公署手続、書類作成等についての相談
●問い合わせ 市民生活課
 電話22-2111内線161

行政相談                 
○日時 7月18日(木曜日)13時30分~16時(受付15時30分まで)
○場所 ふれあいタウン大畠
○内容 行政相談委員による国・県・市の行政に対する苦情や要望の相談
●問い合わせ 大畠出張所
 電話45-2211

不妊専門相談(無料・要予約)
不妊治療に関すること、不妊に関する悩みやストレスなどの相談に応じます。秘密は厳守します。
○日時 7月26日(金曜日)15時~17時
○場所 県柳井健康福祉センター 2階クリニック室
○相談担当者 産婦人科医師、臨床心理士
●申込・問い合わせ 7月19日(金曜日)までに電話で県柳井健康福祉センターへ申し込んでください。
 県柳井健康福祉センター
 電話22-3631

子どもの人権110番電話相談
いじめ、児童虐待など、子どもをめぐるお悩みがある人は、どんな小さなことでもお聞かせください。
なお、全国一斉強化週間(6月24日(月曜日)~30日(日曜日))は、電話相談の時間を延長します。
○相談時間 平日 8時30分~17時15分
※6月24日(月曜日)~30日(日曜日)のみ 8時30分~19時(土・日10時~17時)
○相談電話番号
 電話0120(007)110
●問い合わせ
 山口地方法務局人権擁護課
 電話083(922)2295

きこえことばの教育相談(無料)
きこえが気になる子のことばやコミュニケーションについて相談や指導を行います。乳幼児には訪問指導も行います。
○対象 乳幼児とその保護者、小中高生
○相談場所 聴覚障害教育センター(山口南総合支援学校 山口市鋳銭司2364‐6)
●申込・問い合わせ 詳しくは問い合わせください。
 聴覚障害教育センター
 電話083(986)2007
 FAX083(986)3175
 y-minami-s@ysn21.jp

講座・教室

しらかべ学遊館 放課後子ども教室
■昔の遊び伝え隊「紙ひこうきを作って飛ばそう」
○日時 7月6日(土曜日)13時30分~15時30分
○場所 しらかべ学遊館・柳井小学校運動場
○内容 いろいろな紙ひこうきを折って飛ばす
○対象・定員 小学生15人(先着順)
○持参物 手提げ袋・お茶
○料金 20円(保険代)
●申込・問い合わせ 6月28日(金曜日)までに電話で申し込んでください。
 しらかべ学遊館
 電話22-4518

第二種電気工事士講習       
技能試験受験のための対策講習です。
○日時 7月10日(水曜日)~12日(金曜日)、16日(火曜日)~18日(木曜日)の6日間 18時~21時
○場所 山口県立東部高等産業技術学校(周南市)
○受講料 15,000円(テキスト、教材代含む)
○定員 30人(申込多数の場合は抽選)
○申込期限 6月24日(月曜日)必着
●申込・問い合わせ 往復はがきに講習名・住所・氏名・年齢・職業・電話番号を記入し申し込んでください。
 山口県立東部高等産業技術学校 
 〒745‐0827 周南市瀬戸見町一五‐一
 電話0834-28-2233

甲種防火管理新規講習会       
○日時 7月18日(木曜日)、7月19日(金曜日) 9時~16時
※2日間の受講が必要です。
○場所 市文化福祉会館
○受講料 3,800円(テキスト代)
●申込・問い合わせ 6月17日(月曜日)から7月5日(金曜日)までに消防本部予防課、柳井消防署または東出張所で受講申込書を受け取り、申し込んでください。
※受講申込書は、柳井地区広域消防組合のホームページからもダウンロードできます。
 柳井地区広域消防組合消防本部予防課指導係
 電話23-7774
 http://www.yanai119.jp/<外部リンク>

調理補助講習(無料)      
○対象 就職を希望する55歳以上でハローワークに求職登録している人
○受講期間 7月26日(金曜日)~8月8日(木曜日)のうちの9日間 9時30分~15時
○場所 市文化福祉会館
○内容 栄養や食材の基礎知識、和洋食の調理実習による技能の習得
○定員 20人(応募者多数の場合は、就職意欲の強い方を優先して選考) 
○申込期限 7月16日(火曜日)必着
●申込・問い合わせ はがきに講習名・会場名・住所・氏名(ふりがな)・性別・年齢・生年月日・ハローワークの求職番号・電話番号を記入のうえ、申込ください。
 (公社)山口県シルバー人材センター連合会
 〒753‐0074 山口市中央4丁目3番6号
 電話083(921)6070   

催し

奥ノ坊遺跡出土遺物展       
○期間 9月29日(日曜日)まで(9時~17時・毎週火曜日は休館)
○場所 しらかべ学遊館
●問い合わせ 
 文化財室
 電話22-2111内線332

平郡島の皆さんとのふれあい福祉の集い(要申込)
平郡島の皆さんと交流を図る催しです。
○日時 6月23日(日曜日) 柳井港集合8時10分
○場所 平郡東小学校体育館
○内容 抒情歌、フラダンス(アロハオハナ)、平郡散策等(史跡見学・魚釣り)、平郡特産品の即売会
○参加料 一般4,000円 小学生2,000円
※交通費(船賃)、昼食、保険代を含む
●申込・問い合わせ 詳しくはお問い合わせください。
 NPO法人ダンデライオン
 電話22-1016
 電話090(6406)1294 (理事長・立川邦廣)

黒杭川上流ダム施設見学会(申込不要・無料)
ダムの内部や管理所内が見学できます。
○日程 7月25日(木曜日)~31日(水曜日)
○見学時間 9時~16時(随時)
○場所 黒杭川上流ダム管理所(柳井市柳井)
●問い合わせ
 黒杭川ダム管理所
 電話22-2711

募集

休日夜間応急診療所のパート事務員
○募集人員 2人
○応募資格 レセプト請求事務等ができる医療事務経験者
○勤務形態
▼休日昼間(日曜・祝日)
 月2日程度 8時30分~17時15分
▼平日夜間(月~金曜日)
 週1~2日程度 18時30分~22時15分
○勤務場所
 休日夜間応急診療所
○賃金(日額)
▼休日昼間 10,000円
▼平日夜間 4,800円
※年末年始・盆等は割増あり
 研修期間中は時給740円
○雇用予定 7月1日(月曜日)~
●応募・問い合わせ 6月27日(木曜日)までに履歴書を健康増進課へ提出してください。
 電話22-2111内線154

市営住宅空家の入居者   
○住宅名 琴風・迫田・高須・新庄北・瀬戸・串の下
○申込期間 6月17日(月曜日)~28日(金曜日)の執務時間内(郵送の場合、同期間の消印有効)
○注意事項 
▼申込者多数の場合は抽選になります。
▼単身者の申込が可能な住宅もあります。
▼同一の募集住宅・住戸タイプが2戸以上ある場合、高齢者世帯等のみで抽選する『優先枠』を設けます。
▼原則、公営住宅にお住まいの人は申込できません。
▼入居資格など詳しくはお問い合わせください。
●申込・問い合わせ 所定の申込書に50円切手2枚を貼り付けて期間内に申し込んでください。
 〒742‐8714(住所記載不要)
 土木建築課
 電話22-2111内線236

放送大学10月入学生    
放送大学はテレビやインターネットで授業を行う通信制の大学です。心理学・福祉・経済・歴史・文学・自然科学など、幅広い分野を学べます。
○出願期間 6月15日(土曜日)~8月31日(土曜日)(必着)
※インターネットでは6月1日(土曜日)より受付開始
●資料請求・問い合わせ 
 放送大学山口学習センター
 〒753‐0841 山口市吉田1677‐1
 電話083(928)2501
 http://www.ouj.ac.jp<外部リンク>

戦没者遺児による慰霊友好親善事業参加者
亡き父等の眠る旧戦域に赴き慰霊追悼を行い、現地の人々との友好親善も行います。(厚生労働省補助事業)
○対象者 戦没者遺児
○参加費 9万円(集合場所への交通費、渡航手続手数料等の別途負担有)
○主な地域(各々日程あり)
 フィリピン、ミャンマー、インド、中国、ニューギニア、旧ソ連、マーシャル諸島他
●申込・問い合わせ 詳しくはお問い合わせください。
 (財)日本遺族会事務局
 電話03(3261)5521

児童クラブ指導員・指導補助員の登録者(再掲)
○応募資格
▼指導員 保育士資格または教員資格の有資格者
▼指導補助員 特になし
○勤務内容 放課後児童(主に小学校1~3年生)の育成指導
○勤務場所 柳井・新庄・柳東・小田の各児童クラブ
○勤務時間・報酬 
▼指導員 毎週(月曜日)~(土曜日)のうち原則週4日 
 13時30分~18時30分・月額85、000円
※土曜日・長期休み・臨時休校日 8時~18時30分のうち8時間
▼指導補助員 毎週(月曜日)~(金曜日)
 14時~17時・時給850円
※長期休み・臨時休校日 10時~17時
○雇用期間 必要に応じて選考し雇用します。
●申込・問い合わせ 履歴書に指導員希望の場合は資格証明書の写しを添えて市社会福祉課へ申し込んでください。
 市社会福祉課
 電話22-2111内線188

人権尊重の推進を目的に募集し、優秀賞を受賞した作品を紹介します。
「傍観者にならない」 柳井西中学校 二年 森岡 志緒 (平成24年度受賞時)
またしても、いじめによる中学生の自殺という起きてはならない事件があった。私は、いじめは絶対に許されない行為だと思っている。いじめという言葉のオブラートで包まれているが、大人の社会では犯罪だということも知っている。中学生にもなれば、全員が頭の中では理解しているはずだ。しかし、実際に身近にいじめの現場を見た場合、ほとんどの人が、多分何も出来ない、いや、しないと思う。加害者になることも、被害者になることも、その場でとめることも、だれか大人に知らせることも。
今、「傍観者」という立場が注目されている。言葉通り、ただ傍らで見ているだけの者だ。いじめに直接関わる者より、ずっとずっと数の多いその他大勢の集団だ。彼らは、見て見ぬふりをする、いじめの現場の一員だという参加の意識がない。だから、無責任でいられる。「かわいそうだよね」とか、「誰か何とかしたらいいのに」と、感想は口にするけれど、何もしない。とても罪深い行為だ。
傍観者になる理由が二つあると、私は考えている。一つ目は、親や先生への報告により、自分もいじめの対象になってしまうのではないかという恐怖心。実際に、自分の目でいじめの恐ろしさや残虐さを見てしまっているのだから、怖いと思うのも当然のことである。二つ目の理由は、「傍観者効果」というものにあるらしい。これは、集団心理の一つで、ある物事に対して、自分が率先しては行動を起こさないという心理である。「あの子は見て見ぬふりをしている。じゃあ、私もそうしよう。」というように、他人と横並びの状態でいることで安心するのだ。つまり、何もしなかったら、自分はつらい目にあわないで済むし、私は悪いことはしていない、という気持ちが、いじめの解決への道を塞いでいると思う。
何もしないことは、本当に罪の無いことなのか。
いじめは人権侵害。「不潔だから」、「行動がもたもたしているから」、「なんとなく気に入らない」、こんなくだらない理由でいじめが始まる。深刻化していく。ネット社会になった今日では、いじめの動画や画像が流出することもあるといい、もういじめという言葉では表せないと感じる。
私は、自分がいじめる側にならないという自信がある。では、傍観者はどうだろう。いじめを防ぐためには、自分も含め、周りの大勢のものが傍観者にならないことが大切だと思う。勇気を出して声を上げることが必要になってくる。直接、いじめをやめさせることが出来なくても、少しの行動を起こすことで、いじめは許さないという姿勢を表せるはずだ。いじめを防ぎ、誰かを助けることができるのは私たちだけなのである。
今回この文を書くにあたり、自分の学校生活で考えさせられるものがあった。あのとき、少し言い過ぎたのではないか。あれは止めたほうが良かったのではないか。日々の生活を思い返せば、もっと他にいいやり方や言い方があったのではないかと反省することがたくさんある。深刻な段階に進んだいじめも、始まりは大して意味の無い、些細な出来事だったはずだ。私たちは、学校生活をともに送ることになった友達との関係を大事にしなければならない。お互いの個性を認め合い、親しくしながらも尊重し合うことが必要だと思う。それでも、残念な場面に出会ったら、決して傍観者になることなく、勇気を持って声を上げよう。一度しかない中学校生活を悔いのないよう過ごすために。
●問い合わせ 人権教育室 電話22-2111内線333