ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 市長の部屋 > 市長コラム > コラム > 市長コラム(平成24年4月26日)

本文

市長コラム(平成24年4月26日)

更新日:2012年4月26日更新 印刷ページ表示

離島で学ぶ幸せ ~平郡東小学校の開校~

 4月9日、平成15年3月から休校していた平郡東小学校が1名の新入生を迎えて9年ぶりに開校し、入学式が行われました。当日は、市内外から報道関係者が多数来島され、テレビ・新聞の全国版のニュースとして取り上げられたほか、通信社からの配信で海外でも報道されたそうです。
 新1年生の松川洵子さんのご一家は、ホームページを通じて平郡島に魅入られ、5年前に横浜市から平郡島にIターンされて来られました。洵子さんは、平郡島の皆さんに見守られて過ごされ、とてもハキハキした明るく元気なお子さんに成長されています。
 入学式では、中原校長先生が「この平郡東小学校は、単なる学校としてだけではなく、島の活性化という役割も担っている」と述べられ、今後、学校と地域の絆を深め、学校を中心としたコミュニティの構築を図ろうとされています。担任の平田先生の地域に積極的に溶け込もうという姿勢と併せ、地域が期待する学校の役割をご理解いただいていることを、とても頼もしく感じました。
 平郡島は、60年以上前には3,800人を超えていた人口が、現在では約420人にまで減少し、高齢化率も約80%となっています。
 その一方で、平郡航路有限会社の1日2往復のフェリーを利用して、市内外から魚釣りや日帰りウォーキングツアー等で平郡島を訪れる方々が増えており、今回の平郡東小学校の開校を契機として、今後は、瀬戸内海でも屈指の景観を誇る島の豊かな魅力を発信していきたいと考えています。
 入学式の終わりには平郡東小学校の校歌を皆で声高らかに斉唱しました。これからも、この校歌が歌われ続けていくことを願っています。


柳井市長 井原健太郎