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市長コラム(平成27年2月26日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年2月26日更新

市長コラム「柳井で暮らす幸せ」

新市誕生10周年に寄せて

 世界は「グローバル」化している、国家や地域の枠組みを越えて、経済や環境等の分野で地球規模での相互依存関係が強くなっている、と言われて久しいのですが、この「グローバル」に対してよく使われる言葉「ローカル」の本来の意味は、「中央からかけ離れた地方の」ではなく、「どこであれその土地の、在所の」だそうです。東京であれ柳井であれ、住む人にとってはそこが暮らしの在所、「ローカル」の地なのです。
 平成17年(2005年)2月21日、旧柳井市と大畠町の合併により、現在の柳井市が誕生しました。1市1町でのコンパクトな合併で、当時、面積・人口ともに約1.1倍となりましたが、大畠地区の地域資源や人びとのパワーが、旧市のそれと掛け合わされることによって、10年を経過した今、新市の自治体としての魅力は、数字以上のものになっていると実感しています。
 一方で、この10年間、リーマンショックや東日本大震災を経験し、少子化・高齢化、人口減少など、地方を取り巻く現状は、決して楽観できるものではありません。右肩上がりの発想からの脱却、豊かな自然や住みよさを生かしたライフスタイルの実現・発信へ向けて、これからさらに市民同士助け合いながら、力を合わせて一歩一歩進んでいきたいと思います。
 これまで、各地区では実に様々な取り組みがなされてきました。日積、伊陸、新庄、余田、伊保庄、阿月、平郡、大畠、柳井地区とそれぞれに地域性があり、人々の温かいつながりのなかで地域コミュニティが維持されてきました。大畠地区でも、大畠瀬戸の豊富な海の資源に恵まれ、僧月性の顕彰、俄まつり、うずしおまつり、汐まち鍋など、この地区ならではの魅力的な取り組みには枚挙に暇がありません。
 市内すべての地域が小さくまとまり過ぎたり同質化したりするのではなく、まさにグローバルな世界の中にあっても、それぞれの地域で暮らす人々にとってはその土地こそが世界の中心だと踏ん張って生き抜いていく“ローカル精神”を、大いに発揮していただきたいと願っています。そして、それらの地域の集合体としての柳井市は、市民であることの“自信と自覚”を着々と培っておられる皆さま方の活気に満ちた参加によるまちづくりを、これからも引き続き推進して参りたいと思います。

柳井市長  井原健太郎