ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 市長の部屋 > 市長コラム(平成27年4月23日)

市長コラム(平成27年4月23日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月23日更新

市長コラム「柳井で暮らす幸せ」

住み慣れた柳井で暮らし続けるために

 過日、大畠地区で開催された市民と市長と気楽にトークに80代後半の女性の方が「夜は難しいが、昼間なら」と参加されました。この方は一人暮らしで、関東在住の娘さんから再三娘さんの自宅近くの施設へ移るよう促されていたとのことでした。そこで、一度施設の見学に行かれたところ、ご自身が実際に入居した想像をして「テレビで宮島や錦帯橋、大畠瀬戸の景色が映ると、きっと思い極まって涙が出てくる。寂しく思うのではないか」と、最終的に住み慣れた大畠に留まることを決心されたそうです。そして現在は、地域の方々にも支えられ充実の日々を送っておられるとのことでした。
 団塊の世代の皆さんが75歳以上を迎えるのが、今から10年後の平成37年(2025年)です。年金・医療・介護等の社会保障制度、高齢者の独居、認知症などの諸課題が、今よりもさらに困難度を増すとされるこの「2025年問題」に対し、全国の自治体では、できる限り住み慣れた家や地域で自分らしい暮らしを最期まで送ることが出来るよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援といったサービスを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築を目指しています。
 そうした中、本年1月末には、恒例の「介護のつどい」が開催されました。第15回となる今回は「認知症とともに」をテーマとした玄人はだしの介護劇やパネルディスカッションを多くの方々が熱心に鑑賞されました。在宅での医療や看取りについて考える「在宅医療推進のつどい」も各地区で開催しています。こうした会合に参加されることは、2025年問題を“自分ごと”として考える機会となります。まずは家族や地域で何が出来るか、それぞれの役割について市民の皆様とともに考え、認識を深めていきたいと思います。
 こうして言ったり書いたりすることは簡単ですが、現実には個別の事情は千差万別であることも念頭に置きながら、冒頭の女性のようにふるさと柳井で暮らし続けたいと願う方々の思いに応えるべく、試行錯誤しながらも市民総参加の取組みを積極的に進めてまいります。

柳井市長  井原健太郎