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市長コラム(平成27年5月28日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年8月28日更新

市長コラム「柳井で暮らす幸せ」

万人が力を尽くす

 大河ドラマ「花燃ゆ」は、安政の大獄による吉田松陰の死を経て、新たなステージへ。この間、僧月性に学んだ久坂玄瑞が主人公・文と結婚、同じく月性門下の赤根武人が松下村塾へ入塾の折には「月性様のご紹介で参りました」と述べたのに対し、父親が余田生まれの吉田稔麿が「月性様のご紹介ですか」と応じるシーンで、“台詞”として月性がドラマへ登場しました。
 また、月性から思想的影響を受けたとされる松陰が、大老・井伊直弼と直接対峙する場面で「もはやこの国はただ一握りの者たちだけでは持ちこたえられませぬ。万人が力を尽くし守らねば。」と訴え、私はこのシーンから、武士のみならず、広く一般民衆に対しても外国の脅威から自国を守る海防の重要性を説いた月性の思想の一端を見た気がしました。
 月性展示館の平成26年度の入館者数は、前年度比1.38倍、過去最多の1,122人を記録し、本年4月も前年を上回るペースです。再来年の「月性生誕200年」、平成30年の「明治維新150年」に向けて、詩文集や読本の発刊、関連グッズの開発、清狂草堂の萱の葺き替えなど、地元を中心に月性を顕彰する活動が活発です。6月14日には、妙円寺での法要や吟剣詩舞道等に加え、アクティブやないで萩博物館特別学芸員の一坂太郎氏を講師に「月性・松陰・玄瑞・あれこれ」と題した講演会が開催されます。多くの市民の方々が月性の功績や現代に通じる思想に思いを寄せ、「柳井の月性」を発信できる機会になればと思います。
 自治会長集会、老人大学、気楽にトークを始め最近の会合で本市の少子化・高齢化、人口減少の実態を具体的にご説明すると、市民の方々からは、「(厳しい状況は)何となくわかっていたつもりでいたが、ここまでとは」と驚愕されると同時に、危機感を共有していただいたと感じます。諸課題を克服し、地域自ら知恵を出し実践する「地方創生」についても、一握りの方のみならず、市内各地区随所で活躍されている市民の方々を始め万人が力を尽くすことで、子や孫の世代のためによりよいまちを残していけるよう尽力してまいります。

柳井市長  井原健太郎