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市長コラム(平成23年11月24日)

更新日:2012年3月23日更新 印刷ページ表示

電子黒板」と柳井市の教育

 最近、以前国の大型景気対策で市内全ての小学校に導入された「電子黒板」が、話題に上りました。そこで現在、どのように活用されているのか、先日、柳井小学校にお伺いし、6年生の「電子黒板」を使った英語の授業を参観させていただきました。

 小学校では、今年度から英語を原則とした外国語活動が必修化されています。この日は、先生と児童が英語で楽しくゲームをしながら英単語や発音を学んでいました。その中で使用されていた「電子黒板」は、発音を聞くことができたり、アニメーションを電子ペンで自在に操ったり、地図や写真の表示や拡大・縮小も瞬時にできるなど、理科・社会等においても、大いに効果が発揮されそうに感じられました。しかし、授業は先生と児童の生のコミュニケーションが基本、「電子黒板」は、あくまでも道具の一つであり、45分間の授業の中で、こればかりを使っていては、授業のねらいに向けた効果的な指導は難しく、児童も飽きてしまいます。

 情報通信技術(ICT)が進み、タブレットPC(携帯型タッチパネル式パソコン)やスマートフォンの機能の進化は凄まじいものがありますが、やはり人と人との直接のふれあいが大切であり、基本であると思います。

 計算され準備し尽くされた密度の濃い45分間の授業に、私自身も先生のお話に引き込まれ、あっと言う間のひと時でした。改めて先生の熱意・指導力に頭が下がる思いがし、これ程楽しく学べる環境にある子どもたちは幸せだと感じました。

 子どもたちには、よい先生にめぐり会え、そのことがきっかけとなり、自らの能力を伸ばし、自らの目標に向かって羽ばたいて欲しいと心から願っています。

柳井市長 井原健太郎