本文
国営緊急農地再編整備事業(ほ場整備事業)南周防地区の実施について
国営緊急農地再編整備事業の概要
本事業は、農家の皆さんの同意の上で国が事業主体となり、山口県や市も費用負担を分担し農地の整備を行うものです。本市では伊陸、日積、伊保庄、阿月、大畠地区に位置する水田地帯において、区画整理と併せて暗渠排水等の事業を行い、生産性の高い基盤の形成を通じ、農業の振興と耕作放棄地の解消・発生防止を図るものです。
事業の目的と必要性
現在、狭く小さな土地や形が整っていない田畑において、営農の効率化が困難な状況です。また、担い手の高齢化や後継者不足とも相まって、就業者の減少が続いており耕作放棄地が増加している状況にあります。
このため、区画整理と併せて暗渠排水等を一体的に行い、生産性の高い基盤形成をして、担い手への利用集積をします。さらに、一定年数ごとに夏季の水田を水稲作と畑作とに交互に利用することにより大豆・小麦や、たまねぎやアスパラガスなどの高収益作物の生産拡大を図り、持続可能な生産体制を構築します。このことにより、6次産業化の取り組みを推進し、地域農業・農村の活性化を図ることができます。
事業の事例(伊陸)
農地の整備前(田畑が狭く小さい。) 農地の整備後(区画整理され集積されている。)
事業の概要
主要工事 : 区画整理、暗渠排水、ため池整備(宮ヶ原ため池など)
予定工期 : 平成23年度~令和9年度
事業主体 : 農林水産省 中国四国農政局 南周防農地整備事業所
山口県熊毛郡田布施町大字波野585-1
(0820)51-1007