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給食調理業務の一部民間委託について
更新日:2022年4月1日更新
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給食調理業務の一部を民間委託しています。
柳井市では柳井市立学校給食センター(以下「センター」)の調理業務の一部を平成30年8月から民間企業に委託しています。この体制での給食提供を平成30年9月3日から開始しました。
給食調理業務の一部民間委託とは
今回の業務委託は、主にセンター内の「給食調理」と、食器や食缶の「洗浄作業」の工程を民間企業に委託するものです。
文部科学省が定める学校給食実施基準に基づいた「献立作成」、必要な食材の「発注」と「購入」、「調理手順の指示」、調理された給食の「検査」などは、引き続き柳井市が直営で行っています。
文部科学省が定める学校給食実施基準に基づいた「献立作成」、必要な食材の「発注」と「購入」、「調理手順の指示」、調理された給食の「検査」などは、引き続き柳井市が直営で行っています。
≪業務委託の範囲≫ 太枠が業務委託した部分
委託業者の概要
現在、給食調理業務を委託する民間企業は、株式会社グリーンハウス(本社 東京都新宿区)です。同社は、昭和57年から学校給食調理の受託を始め、全国28か所の共同調理場と80か所の自校方式の調理場において受託実績があります。県内では光市、岩国市、宇部市にある4か所の共同調理場で給食調理を受託しています。
(委託する企業のサイト) 株式会社グリーンハウス<外部リンク>
民間委託のねらい
センターでは、小学校10校、中学校3校に最大約2,400食の学校給食を提供しています。今回の給食調理業務の民間委託は、大量の給食調理を専門とする民間企業が持つ調理や衛生管理に関する技術やノウハウを活用し、これまで以上に安全で安定的な給食の提供を図ることを目的としたものです。
下処理室での食材洗浄や下ごしらえ | 上処理室での食材のチェック |
米飯の仕込み | 炊き上がった米飯のつぎ分け作業 |
揚げ物を作っているところ | 和え物やサラダを作る部屋 |
蒸気回転釜を使った調理作業 | 出来上がった料理の温度確認 |
民間委託に至るまでの経緯
平成27年3月 | 第3次行政改革大綱において、学校給食調理業務の民間委託を盛り込んだ行動計画を策定 |
平成28年 | 柳井市実施計画(計画期間:平成29年~32年度)に、学校給食調理業務の民間委託を計上 |
平成29年9月 | 市議会総務文教常任委員会において、民間委託の方針と今後の日程について説明 |
平成29年12月 | 民間委託業者選定のための募集要項及び要求水準書を公開し、業者募集を開始 |
平成30年3月 |
応募業者(5社)による事業提案に基づく業者選定会を開催。評価点が最高点であった、株式会社グリーンハウスを委託業者に選定し、契約を締結 |
民間委託に関するQ&A
Q 給食の安全や衛生管理は守られるの?
センターでは、従来から安全で安心な給食調理を最優先に、学校給食の提供を行っています。この方針は、民間委託後も変わりません。
市は、業者選定に応募した業者の中から、大量の給食調理や衛生管理等について、高い技術水準と実績を有する業者を受託先者として選定しました。
委託業務開始後は、文部科学省が定めた学校給食衛生管理基準や、市が定めた食中毒・異物混入・アレルギーに関する対応マニュアルを遵守するよう定めています。また、随時、その履行に際し、確認・検査・指導を行うこととしています。
市は、業者選定に応募した業者の中から、大量の給食調理や衛生管理等について、高い技術水準と実績を有する業者を受託先者として選定しました。
委託業務開始後は、文部科学省が定めた学校給食衛生管理基準や、市が定めた食中毒・異物混入・アレルギーに関する対応マニュアルを遵守するよう定めています。また、随時、その履行に際し、確認・検査・指導を行うこととしています。
Q 食材の質が落ちるのでは?
献立作りやそれに基づく食材購入は、引き続きセンターが直接行います。また、食材の品質や産地、製造者、アレルゲン成分などの確認作業も、従来どおりセンター職員が行います。
センターでは、現在、市内の農業生産者で構成する柳井市学校給食協力会から、地元産野菜を優先的に購入しています。今後も、生産者の顔が見える地産地消を推進します。
センターでは、現在、市内の農業生産者で構成する柳井市学校給食協力会から、地元産野菜を優先的に購入しています。今後も、生産者の顔が見える地産地消を推進します。
Q 給食の質に影響はありませんか?
給食は、引き続きセンターの設備を使って調理されます。工場などの外部施設で調理するものではありません。
民間委託後は、調理水準が今まで以上に向上するよう、栄養教諭が作成した調理指示書による的確な指示を行います。また、出来上がった給食の検食も、引き続き、センター職員が行います。
民間委託後は、調理水準が今まで以上に向上するよう、栄養教諭が作成した調理指示書による的確な指示を行います。また、出来上がった給食の検食も、引き続き、センター職員が行います。
Q 学校での食の指導や食育活動はどうなりますか?
学校給食を通じた食に関する指導や食育活動は、学校の先生や栄養教諭が主体となって実施しており、この体制は民間委託後も変わりません。また、今回の業者選定にあたっては、市が取り組む食育活動への理解があり、協力体制を整えていることを評価基準の一つとしています。
引き続き、食育に関する巡回訪問や生産者との連携による出前授業の実施など、センターとして食を通じた教育活動の充実に努めます。
引き続き、食育に関する巡回訪問や生産者との連携による出前授業の実施など、センターとして食を通じた教育活動の充実に努めます。
Q 県内の他自治体における民間委託の状況は?
県内の柳井市を除く12市のうち、学校給食調理の民間委託を実施している自治体は、7市(※)となります。隣接自治体では、岩国市、光市、周防大島町で実施しています。
※平成30年4月1日現在/複数個所ある施設の一部で実施している市を含む
※平成30年4月1日現在/複数個所ある施設の一部で実施している市を含む
蒸気回転釜の清掃 | 調理用機械の分解清掃 |
専用の機械を使った洗浄作業 | 学校から返却された食缶 |
食缶洗浄作業 | 機械を使ったコンテナ洗浄 |
洗った食器類の確認と整理作業 |
柳井市立学校給食センターでは、これからも、おいしく安全な学校給食の提供に努めてまいります。
引き続き、センターの取り組みへのご理解とご協力をお願いいたします。
引き続き、センターの取り組みへのご理解とご協力をお願いいたします。