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茶臼山古墳は、4世紀終から5世紀初めに造られた前方後円墳です。全長約90メートルで山口県では平生町の白鳥古墳に次ぐ大きさです。
この古墳は、明治25年(1892)地元の二少年が偶然発見しました。このとき発掘された出土品の中で、単頭双胴怪獣鏡(大鏡)は直径44.8センチあり古墳から出土した鏡では日本で最大のものです。
整備に先立ち、平成3年からおこなわれた発掘調査では、古墳の形状や規模、埴輪の種類・数量、石室(古墳の主を葬った場所)の構造・副葬品等さまざまな発見がありました。
柳井市では、平成6年度から歴史的財産である茶臼山古墳を、市民が古墳について学習できる公園として整備するための工事をおこなってきました。総事業費は、約5億円です。
今回の公園整備にあたって、茶臼山古墳を築造のときの姿に復元しました。
古墳全体を葺石で覆い、142基の埴輪のレプリカ(複製品)を設置しています。
発掘調査で出土した埴輪・刀剣・装飾品や明治時代に発見された鏡のレプリカのほか、ビデオ、パネル、模型等で茶臼山古墳の解説をします。また管理事務所、トイレ、休憩室を備えています。
古墳が造られる過程を劇画で展示します。
柳井から田布施・平生の低地1帯はかつて海であったといわれています。ここでは、この海を再現し、海に臨んで造られた熊毛王の古墳の位置が1望できるようになっています。
古墳の主な遺構を解説します。※遺構 古い建築物の残存するもの。柳井茶臼山獲古蔵遺跡碑明治時代に古墳の発見を記念して建てられた石碑・石柱を移設しています。また明治年間に茶臼山古墳が発見されたときから整備開始前までの茶臼山古墳の様子を解説します。
茶臼山古墳キャラクター チャウニー
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