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伊保庄賀茂神社の社叢 平成2年3月14日指定 | ||||
社殿の奥に広がる、約12000平方メートルの社叢である。 高木層としては、スジダイ、タブノキ、モチノキ、シラカシ、ホルトノキ、ヒメユズリハ、オガタマノキ、クロガネモチ、ナナミノキ、などがある。亜高木層にはクロキ、カクレミノ、ヤマビワ、ヒサカキなど。低木層は多く、クロキ、モチノキ、ヒサカキ、シャシャンボ、ヤマビワ、タブノキ、オガタマノキ、イヌビワなどがある。そして、草木層にはベニシダ、ウラジロ、オオイタチシダなどのシダ植物や、ヤブコウジ、ササ類、ツワブキなどが多い。 概して大木が多く、スジダイ、ヒメユズリハ、モチノキ、ホルトノキ、タブノキ、山モモなどがある。 植物相を見たときに、その種類は多い。注目すべきは暖地性の強いヤマビワ、オガタマノキ、ホルトノキなどがある。 また、やや低温性のシラカシがある。 樹林の発達のよさ、種類の多さ、希少な種があるなど植物学的に優れており、価値の高いものである。 | ||||