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伊陸にある平和の碑にはこう記されています。
「昭和20年7月28日 碑の後方800m 共同墓地の下に米空軍爆撃機B24が墜落した。搭乗員9名中2名は現在も生存している。6名は広島に送られ原爆で死亡した。残る1名は小屋ヶ谷に落下して死亡し戦後遺骨となって発見された。この兵士たちもまた国に殉じたのである。 平成10年8月建立」
それから78年後、今年7月28日、その事実を世界に伝えるドキュメンタリー映画『ペーパーランタン』(2016年)は本校で上映されました。映画に出演されていた森重昭さんも奥様とご一緒に来校されました。
県内外から訪れた100名を超える大人たちといっしょに伊陸小の子どもたちも鑑賞。
「いかちにせんそうのひこうきがおちてきて、そのせんとうきに人がのっていました。いかちの人がたすけてあげたのをはじめて知りました。」
「伊陸にアメリカ軍の飛行機が墜落したと知って驚きました。その兵士は原爆で死んでしまいました。戦争は変だと思いました。」
地域にこのような場所があるということを子どもたちが知ることはとても大切なことだと思います。
平和について考えた夏休みの1日でした。