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「ここまではわかるよね」
黒板の前で懸命に説明しています。でも首をかしげるみんな。
3年生が分数について学習しています。
今日のめあては「1よりも大きい分数の表し方について考える」でした。
「テープの長さを分数で表す」ことが課題です。
1メートルを5つに分けたひとつ分が5分の1、二つ分が5分の2、・・・5分の4 ここまではすらすらとかけているようです。
そしてその右隣に1。
さらに右となりには・・・?
えっ?10分の1? 6分の1?・・・みんな混乱しているようです。
「なんでそう考えたのですか?」と先生。
3年生で分数についての学習が始まります。(2年生でも簡単に学習しますが)
数としての分数を理解させるためには、「1」を分割するという考えが大切です。
"本当に"理解するためにここはじっくりと時間をかけて考えるところ。
「昨日の学習のふり返りをノートで確認してみましょう。みんななんて書いていますか?」
「えっと・・・1をもとにするのが分数」
「1は5分の1が5こあるってことかあ。5分の5と同じ。」「じゃあ5分の1が6こということは・・・」
子どもの声が聞こえてきます。それは考えている声です。