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6月28日の参観授業の後の学校保健委員会では、児童、保護者、学校運営協議会委員さんそして教職員で熟議を行いました。
テーマは「メディアとの上手な関わりかた」について。
これは、昨年度の学校評価アンケートで出てきた課題です。子どもたちだけで解決できる問題ではありません。大人もいっしょに現状を共有しそのための手立てを考える。プロセスが大切です。
オープニングの児童による発表は参加者の課題意識を高めてくれます。
1,メディアの使用について、おうちの人とルールを決めましょう。
2,メディアの使用は、寝る1時間前までにしましょう。
3,学習以外のメディアの使用時間は、1日2時間までにしましょう。
※ここでのメディアとは、テレビ、Pc、タブレット端末、スマートフォンなど。
中学校区共通の取組について会場全体で共有することができました。
最後の全体での発表は子どもたちが行いました。
「自分に厳しく。ちゃんと時間が守れたらシールをはる」
「管理は親が責任を持って行う」
「家族のいる場所でメディアは使うようにルールを決める」
「料理や歌など他に趣味などを見つける」
「ルールが守れなかったらゲームをカギの入った箱に入れる。カギは親がもつ」
「使いすぎは健康に害があることをちゃんと知る」…
圧倒的に便利なスマホ等のメディア。でも、気づかぬうちに、その便利さ故に多くのものを失いつつあります。
新聞の人生相談コーナー。娘のひどいスマホ依存を心配する母親への回答の一部を紹介します。
『子どもからスマホを奪うことはできません。それはもう必需品のひとつだから。彼らが「スマホ」から視線をはずすとしたらそれよりももっと素晴らしいものがこの世界に存在しているのを知るときだけです。そんな世界の「ありか」をあなたは知っていますか?それを彼らに自信を持って指し示すことができますか?親であるわたしたちこそ試されているのだと思います。』