本文
バレーボールVリーグ元選手の大山未希さんが伊陸小学校にやってきました。
アスリート派遣事業による子どもたちへの出前授業が実現しました。
姉の影響で小学1年生からバレーボールを始めた大山さんは、小学5年生の頃から引退されるまで数々の舞台で何度も日本一を経験されているスーパープレーヤーです。
日本全国の学校を回りながらバレーボールのすばらしさや「チャレンジ」することの大切さを子どもたちに伝えておられます。
授業のはじめは大山選手のボールをレシーブ。
何人かの子どもと先生が果敢にチャレンジ。「ナイスレシーブ!」
まずは、ボールとなかよくなるウォーミングアップをしっかり行いました。
テンポよく出てくるいろいろなメニューに子どもも大人もついついその気になってしまいます。
笑顔いっぱい。心も身体も温まったところで…
にわか作りのチームでゲームです。
ウォーミングアップで上手になったアンダーハンドパスを使っての試合です。
「アタックしてもいいですか?」と子どもから大山さんに要求。
「じゃあ、アンダーハンドパスでつなげるようになったらアタックありにしようと思います。」と大山さん。
もちろんはじめはなかなかうまくつなげません。あちこちにボールがはねていきます。それでも対戦チームを変え、時間の経過につれボールはつながっていきます。声もよく出るようになっています。そして何より楽しそう。
途中からは約束どおりアタックも織り交ぜてのゲームになりました。
「すごいですね。ちゃんとバレーボールのゲームになっていますね。」
大山さんもびっくり。
「しかも1年生がいたり6年生がいたり、チーム内に学年差があるけどみんなが楽しんでいるのがすごいですね。」
これまでの体育学習の積み重ねがちゃんと現れているのですね。それは伊陸小らしさでもあります。
「自分は天才だ!」そう思った方が物事はうまくいくということや、「いやなことがあっても運動で汗流せば発散する」ということをご自身の小学生時代のエピソードを交えてお話しくださいました。
また、選手時代には肩の痛みに悩まされ、両肩を手術したこと。そして、それを克服して日本一になったことなどなど、どのお話も子どもたちの心に残るものになりました。真剣に聞き入る子どもたちの姿を見ればわかります。
学校を去られるときに大山さんがひと言
「とても素敵な学校で、すごく気持ちのいい子どもたちですね。」
「それと先生たちもいっしょに楽しんでいるのがいいですね。だから子どもたちがのってくるんですね。」
うれしいですね。でも明日の先生たちがちょっぴり心配です。