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伊陸小学校ではたくさんの地域の方々が学校応援団(ボランティア)として子どもたちの学びに関わってくださっています。
3月。そのボランティアさんも、今年度の締めくくりです。
読み語り。毎回、季節にあった、また、子どもたちの”わくわく”が高まるような選書にどれだけの時間をかけられたことでしょう。
読み語りの最後にはそれぞれ、クラスで子どもたちへのメッセージ。5,6年生の教室では、卒業する6年生のために、北原白秋の「ひとつのことば」の詩をみんなで朗読しました。
ひとつのことばで けんかして
ひとつのことばで なかなおり
ひとつのことばで あたまが下がり
ひとつのことばで こころがいたむ …
また、放課後はα教室(学習支援)。
「今日の問題はちょっと難しいよ。でもがんばってね」
いつものように子どもたちを明るく励ましてくださいます。
この時間の子どもたちの集中力はたいしたものです。時間をかけてそうなっていったのです。そんな時間をみんなで共有するだけでも貴重な経験です。
「(集中の仕方が)家とは全然ちがう…」子どもたちがそう言っています。
この学習会は子どもたちを確かに成長させてくれました。
ボランティアさんに子どもたちからの感謝の気持ちをこめたメッセージをお渡ししました。
そのどのカードにも、心のこもった素敵な”ことば”でいっぱいです。
それだけの時間を過ごしたということです。