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市長コラム「柳井で暮らす幸せ」
■大震災から1年~防災も人づくりから~
昨年3月11日の東日本大震災の発生から1年が経ちました。改めて、犠牲になられました多くの方々に心から哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧、復興を願っています。
震災直後には、本市から延べ16人の職員を被災地の石巻市等へ短期派遣しましたが、被災市町村では本格的な復旧・復興に対応するための職員が不足している状況にあります。そうした中、被災市町村への職員派遣の依頼があったため、4月1日から1年間の予定で、宮城県亘理町へ、職員1人を長期派遣します。同町の人口は本市と同規模ですが、震災で300人以上の方々が亡くなられています。派遣職員は、全く見知らぬ土地での生活に不安も大きいとは思いますが、本市の代表として、現地の方々の期待に応えるべく、力を尽くしてくれるものと信じています。
一方、本市の防災・減災対策の主要事業である古開作ポンプ場が今月完成しました。平成18年度から6年間、総事業費18億円をかけてポンプ能力が約2・5倍、貯(水曜日)池の容量も約2倍にアップしました。さらに、柳北小学校の改築等が完了する平成24年度末には、市内小中学校の耐震化率は90%を超えることとなります。また、平郡島に衛星電話を整備することにしており、防災行政無線も、平成25年度末の完成に向けて事業を進めています。
ソフト面では、防災知識の普及に向け、地域の防災講習会へ職員を講師として派遣しており、今年度は26回、約800人の方々に防災についてのお話をさせていただきました。市民の皆様には、引き続き自治会、消防団、学校等の地域コミュニティの構成員として防災意識を高めていただければと思います。5月には、第2回柳井ひとづくりアカデミーに防災の専門家を講師に招聘し「防災も人づくりから」をテーマとした講演会を開催する予定です。多くの市民の皆様のご来場を切望いたします。
柳井市長 井原 健太郎
古開作雨水ポンプ場が完成しました
古開作雨水ポンプ場の遊水地を拡張し、既設のポンプに加えて新しいポンプ等を増設しました。
■施設名称・所在地 柳井市古開作雨水ポンプ場・南町四丁目地内
■事業期間・総事業費 平成18~23年度・18億円
■増設したポンプの排(水曜日)能力等(参考)
ディーゼルポンプ 2台 口径1,350mm 排水能力258立米/分
電動ポンプ 1台 口径500mm 排水能力24立米/分
合計排水能力 540立米/分
※増設したディーゼルポンプ1台の1分間あたりの排(水曜日)量は、小学校等の
プール(25m×10m×1m)程度です。
●問い合わせ 都市計画課 電話(22)2111内線291計画課