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広報やない令和元年9月12日号テキスト版01

更新日:2019年9月12日更新 印刷ページ表示

広報やない令和元年9月12日号(P2~9)

特集
地域で支える認知症
~安心して暮らせる 人にやさしいまちづくりへ~

現在、認知症になる人は高齢者の約7人に1人と言われており、2025年には約5人に1人になると推計されています。認知症になっても安心して暮らせる、人にやさしいまちにするためには、認知症を「ひとごと」ではなく「じぶんごと」として考え、日頃から関心を持つことが必要です。
 市では介護の知識・経験をもった専門家を認知症地域支援推進員として介護事業所に配置し、認知症の人とその家族を支援する活動を行っています。
 
 
認知症カフェ

認知症の人やその家族だけでなく地域の人など誰でも参加できる交流会を定期的に開催しています。講演会や音楽療法、ゲーム、折り紙、おかし作りなど、自然と会話が弾む雰囲気を作っています。福祉や介護の相談などもできますので、気軽に参加してください。
1 あそカフェ
○日時 毎月第2木曜日 13時30分~15時
●問い合わせ あそか苑 電話28-5015
2 にじいろカフェ
○日時 毎月第2金曜日 13時30分~15時30分
●問い合わせ 市地域包括支援センター 電話22-2111
3 さんさんかふぇ
○日時 毎月最終金曜日 13時30分~15時
●問い合わせ サンキ・ウエルビィ介護センター柳井 電話24-1064
4 オレンジカフェゆうわ
○日時 毎月第3月曜日 13時30分~15時
●問い合わせ ゆうわ苑 電話27-6001
※日時は変更する場合があります。参加費や会場など、詳しくは問い合わせてください。

笹木推進員(社会福祉法人最勝会)のコメント
認知症カフェでは認知症を越えて認知症の人やそのご家族、地域の人が交流できます。認知症カフェを通して認知症になっても住みやすい地域づくりができればと思います。

参加者の声
●みんな優しいので、何でも話せて楽しいです。月1回のカフェが楽しみになりました。(認知症本人)
●カフェで話を聞いてもらって気持ちが楽になり、また明日から頑張ろうという気持ちになりました。(認知症の家族)


高齢者ひとり歩き捜索模擬訓練

認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らすためには、地域が温かく見守り支えていく事が必要です。訓練を通して認知症を正しく理解し、接し方を学び、地域のつながりを作るため、高齢者ひとり歩き捜索模擬訓練を開催しています(参加費無料)。
■訓練の手順(一例)
(1)目的・流れ・内容の説明
(2)認知症役の人の情報カード配布
(3)認知症役の人を捜索・声かけ
○声かけのポイント
・穏やかにはっきりした口調で話す。
・後ろから声をかけない。
・相手の目線に合わせて話す。
(4)意見交換(振り返り)

1 柳東地区(平成30年度初開催)
参加者は何を聞かれても同じことを言ったりつじつまのあわない反応をしたりする認知症役の人の対応に苦労していました。
2 伊保庄・阿月地区(平成26年度~)
平成30年度は初めて柳井南中学校の生徒が参加しました。今年は11月19日火曜日に柳井南中学校で開催予定です(時間未定)。

参加者の声(地域住民)
●模擬訓練でも声をかけるのは難しかった。優しく思いやりを持った声かけを心がけたいです。
●笑顔での声かけが大切だと思いました。
●3回目の参加で声かけがだんだん上手になった気がします。
●このような訓練を毎年行うことは地域づくりにもつながるので、大切なことだと思います。

前田推進員(サンキ・ウエルビィ介護センター柳井)のコメント
住み慣れた地域で安心して暮らせる喜びは、誰もが願うことです。そのためには、地域の人が認知症の理解を深めることが大切。高齢者ひとり歩き捜索模擬訓練が一歩を踏み出すきっかけになればと考えています。


認知症サポーター養成講座

申込のあった小中学校、高等学校、企業、地域などで、認知症に関する知識や関わり方を学ぶ認知症サポーター養成講座を開催しています。受講後に「認知症サポーター」の証である「オレンジリング」を配布しますので、自分のできる範囲で認知症の人やその家族を応援してあげてください(参加費無料)。
※認知症サポーターの証「オレンジリング」とは…
認知症を支援する「認知症サポーター」の目印として養成講座受講者にオレンジリングを配布しています。柳井市では現在約3,000人の認知症サポーターがいます。

■開催方法
高齢者支援課に備付の申請書に日時、会場、代表者名、代表者連絡先などを記入し、提出してください。
■受講内容(約1時間半)
県主催のキャラバン・メイト養成講座を受けたケアマネジャーなどが講師になり、認知症に対する正しい知識や具体的な対応方法などを紹介します。
■平成30年度に開催した団体 ※( )内は受講者数
小田小学校5年生(10)/柳井南小学校3年生(14)/柳東小学校6年生(32)/柳井南中学校教諭(11)/柳井学園高校普通科1年生・衛生看護科2年生(128)/中馬皿自治会(20)/柳東地区住民(40)/柳東地区・柳北地区福祉員・生活支援体制整備事業サポーター(28)/日積地区ほっとサロン(40)/さんさんかふぇ(36)/シルバー人材センター連合会(44)/社会・地域との共存委員会(8)/ボランティア講座(15)  計426人

参加者の声
●楽しく勉強ができました。知り合いに認知症かなと思う人がいるので、声のかけ方等勉強になりました。(50代女性)
●寸劇で認知症を身近に理解することができました。(70代男性)
●認知症になっても心は生きているということがわかりました。僕のおじいちゃんが認知症になってもやさしく話したりして今まで通りの生活が送れるように家族で頑張りたいです。(小学5年生男子)

硯谷推進員(社会福祉法人恒和会)のコメント
認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守り、支援する人を一人でも多く増やすためにサポーター養成講座を開催しています。認知症になっても安心して暮らせる地域を地域の人の手で作っていくことを目指しています。


市徘徊・見守りネットワーク
ひとり歩き(徘徊)などで行方不明になった高齢者が、重大な事故などに遭う前に早期に発見・保護するため、徘徊・見守りネットワークを作っています。
 認知症の高齢者が行方不明になり家族が警察に捜索を依頼した場合、事前に登録をしておけば、行方不明者の身長や体格などの特徴を市から協力事業者などに提供することができます。速やかな情報収集・情報提供のネットワークを作っておくことで、行方不明者の早期発見・保護につながりますので、事前に登録しておきましょう。
■事前登録方法
事前登録申請書にひとり歩きの可能性がある人の氏名や身体的な特徴などの必要事項(下記参照)を記載し、写真を添付して高齢者支援課に提出してください。
(1)事前登録の対象者 市内在住で、認知症などによるひとり歩きの可能性がある人
(2)事前登録申請ができる人 登録対象者の家族、親族、後見人
(3)登録に必要なもの 事前登録申請書、登録対象者の写真(できるだけ新しい写真)、印鑑

○必要項目
・氏名
・性別
・生年月日
・住所
・電話番号
・緊急時連絡先
・身長
・体重
・体格
・髪型
・認知症の状況
・よく行く場所 など

■協力事業者を募集しています
ネットワークの趣旨に賛同し、通常の業務の範囲で気がかりな高齢者を見守り、ひとり歩きで行方不明になった高齢者などの捜索に協力していただく事業者を募集しています。
 協力していただける場合は、高齢者支援課に協力機関登録申請書を提出してください。
●例えばこんな職種の事業所が登録されています
金融機関、新聞販売店、飲料配達事業者、ガス事業者、タクシー会社、仕出し業者、スーパー、医療機関、薬局、介護事業者など
(9月1日現在 71事業者)


知っておこう!若年性認知症
認知症は一般的には高齢者に多い病気ですが、65歳未満で発症する場合もあり、「若年性認知症」と言われます。
 「若年性認知症」は本人や配偶者が現役世代であり、病気のために仕事に支障がでたり、仕事をやめることになって経済的に困難な状況になってしまいます。
 発症後、早い段階で適切な支援につなげることが大切ですので、不安な時は早めに専門家に相談しましょう。
■若年性認知症支援相談窓口(宇部市) 電話0836-58-2212
若年性認知症支援コーディネーターが医療、福祉、就労等の総合的な支援を行います。
○相談受付時間 月曜日~金曜日8時30分~17時15分 ※年末年始、祝日を除く
※市役所1階高齢者支援課でパンフレットを配布しています


気軽に相談してください
介護・福祉・認知症については、さまざまな窓口で相談を受け付けています。ささいなことでもひとりで悩まず、まずは相談してみましょう。

■認知症疾患医療センター(柳井医療センター内)
脳神経内科医による認知症の診断・治療方針の決定、臨床心理士による心理検査、相談員による認知症相談を行っています。
 また、妄想、幻覚などの精神症状や身体合併症を起こす認知症の場合は、行政機関や協力病院などと連携して対応します。
▼電話による専門医療相談
 認知症に関するさまざまな相談に応じます。
 ○受付時間 平日8時30分~17時
▼外来診療時間(完全予約制)
 ○受付時間 平日8時30分~12時
●問い合わせ
 独立行政法人国立病院機構 柳井医療センター 電話27-0321

■オレンジドクター・PREMIUMオレンジドクター(もの忘れ・認知症相談医)
高齢者や家族がもの忘れや認知症について気軽に相談でき、早い段階から適切な医療や介護のサービスを提供できるようオレンジドクター制度を創設し、認知症などに関する相談を受け付けています。
 最新のオレンジドクター情報はhttps://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a13400/ninchisyou/orangedoctor.html<外部リンク>で確認できます。(9月1日現在)
○オレンジドクター
●役割
・もの忘れや認知症に関する相談
・認知症患者やその家族への支援
・認知症患者やその家族への支援体制への協力
●市内認定医療機関名・医師名
・うつみ内科クリニック 電話24-0100 内海 敏雄 医師
・おりたクリニック 電話22-3322 織田 哲至 医師
・浜田内科循環器科 電話23-1137 浜田 敬史 医師
・政井医院 電話22-1068 前濱 修爾 医師
・増本クリニック 電話23-3121 増本 茂樹 医師
・松井クリニック 電話24-5311 松井 則親 医師
・周東総合病院 電話22-3456 林  雅規 医師

○PREMIUMオレンジドクター
●役割
・もの忘れや認知症に関する相談
・認知症患者やその家族への支援
・認知症患者やその家族への支援体制への協力
・オレンジドクターの支援
●市内認定医療機関名・医師名
・柳井医療センター 電話27-0211 宮地 隆史 医師,西川 智和 医師,山崎 雅美 医師
・恵愛会柳井病院 電話22-1002 岩本 敬 医師
※各オレンジドクターのいる医療機関にはそれぞれのデザイン入りプレートが掲示されています。

■地域包括支援センター
高齢者がいつまでも住み慣れた地域で暮らし続けられように、介護・福祉・保健の専門職(主任ケアマネジャー・社会福祉士・保健師)がチームとなって支援していきます。小さなことでも気軽に相談してください。

・市地域包括支援センター  市高齢者支援課内(南町一丁目10番2号) 電話22-2111内線156,157
・市地域包括支援センター南部支部  ゆうわ苑内(伊保庄1番地4) 電話27-6080
・市地域包括支援センター西部支部  まつかぜ内(余田3718番地) 電話22-3652
・市地域包括支援センター東部支部  あそか苑内(日積3213番地) 電話28-1528


小川推進員(社会福祉法人松風会)からのコメント
認知症は恥ずかしいことではありません。
認知症の症状を正しく知ることでできる対策があることを知ってほしいです。
また一人で悩まずに誰かに相談していただきたいと思います。


誰もがなる可能性のある認知症。認知症であることを受け入れるのは、本人にとっても家族にとってもつらい時期があります。
 しかし、家族や地域、専門機関などの支えがあれば、認知症になっても住み慣れた地域で自分らしく暮らしていくことは可能です。認知症について正しく理解し、本人の心に寄り添った支援の輪を広げていきましょう。
●問い合わせ 高齢者支援課 電話22-2111内線156,157


マイエンディングノート
○配布窓口  高齢者支援課
私たち一人ひとりにはかけがえのない「大切なこと」があります。これまでの歩み(生活の歴史)や思い出、大切にしてきた物、習慣、好きな事、大切な人、つながり…。これらはこれからも元気で暮らしていくための「宝」です。「自分の大切なこと」を振り返り、書き留めておくことがとても重要です。
またどのように人生を終えたいかを考えることは、どのように生きたいかを考えることです。自分の思いを整理し、残りの人生をどのように生きるかを考えてみましょう。ご家族等と一緒に話し合うことでいざというときに慌てることなく、本人の思いに寄り添った最期を迎えることができます。
高齢者支援課では、人生を振り返り、ご自分に関する情報や要望・希望を記せる「マイエンディングノート」をご希望者にお渡ししています。
(令和元年度配布予定 1,000部)


Pick UP


消費税率の改定に伴い、
10月1日から市の公共料金が変わります

10月1日から消費税及び地方消費税の税率が8%から10%に引き上げられることに伴い、水道料金、下水道使用料、ごみ処理手数料、し尿等収集料金などが変わります。
 趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いします。
■水道料金、簡易水道料金、下水道使用料、農業集落排水施設使用料の改定
1カ月あたりの水道料金、簡易水道料金、下水道使用料、農業集落排水施設使用料を下表のとおり改定します。改定の実施時期は10月1日ですが、継続して使用している人は経過措置により12月1日以降の検針分から適用されます。詳しくは問い合わせてください。
●問い合わせ
▼水道料金・簡易水道料金について/市水道料金お客様センター 電話22-2111内線642~644
▼下水道使用料・農業集落排水施設使用料について/下水道課 電話22-2111内線293,294

⇒10月から上記窓口を一本化します。
●10月以降の問い合わせ先 市上下水道料金お客様センター 電話22-2111内線642~644
※窓口は市役所2階にあります

○水道料金・簡易水道料金表(消費税及び地方消費税含む)
●基本料金
メーター口径  金額
13mm         1,100円
20mm         1,100円
25mm         1,100円
30mm         1,485円
40mm         2,200円
50mm         6,820円
75mm        10,560円
100mm       14,410円
150mm       33,990円

●従量料金
用途               1㎥あたりの単価
一般用           10㎥まで  93円50銭
                 11㎥以上 271円70銭
臨時用(私設消火栓を含む)  594円

○下水道料金・農業集落排水施設使用料金表(消費税及び地方消費税含む)
区分                                  基本水量   基本料金    超過料金(1㎥につき)
下水道(一般汚水)・農業集落排水施設    10㎥まで    1,430円    10㎥を超え20㎥まで 176円
                                                             20㎥を超えるもの   198円

※10月から水道料金と下水道使用料を一括して徴収します
10月25日請求分から水道料金と下水道使用料(農業集落排水施設使用料を含む)を一括して徴収します。これまで水道料金と下水道使用料のいずれも納付されていた人は、水道料金に下水道使用料を加えた金額で請求します。ご理解、ご協力をお願いします。
※2カ月検針による料金制度ですので、2カ月分の基本料金と各月均等に使用したとみなした水量による料金の合計額になります(1円未満の端数があるときは切り捨て)。


平郡航路の運賃改定
消費税率の引上げに伴い、監督官庁からの指示により、10月1日から税率引き上げ分の運賃料金改定を実施することになりました。改定後の料金は、以下のとおりです。
 詳しくは問い合わせてください。
●問い合わせ 平郡航路(有) 電話22-7944

○旅客運賃(消費税及び地方消費税含む)
平郡東港
  630円  平郡西港
1,570円   1,570円  柳井港
▼小学生以下は上記の半額(10円未満端数は四捨五入)
▼小学生未満は大人1人につき1人は無料

○自動車航送運賃(消費税及び地方消費税含む)
車両の長さ   平郡東港⇔柳井港
             平郡西港⇔柳井港   平郡東港⇔平郡西港
3m未満             3,140円           1,570円
4m未満             4,710円           2,350円
5m未満             6,290円           3,150円
6m未満             7,860円           3,930円
7m未満             9,430円           4,720円
(1m増毎)             520円加算         260円加算

○受託手荷物(消費税及び地方消費税含む)
          種類                                       運賃
旅客が両手で運搬する荷物(2個まで)                    無料
・旅客が両手で運搬する荷物(3個目から)                230円
・釣り道具                                           230円
・キャリーカー(荷物を載せずに持ち運びする場合は無料) 230円
・生動物(ケースに入れること)                         230円
身体障害者補助犬                                     無料

○特殊手荷物運賃(消費税及び地方消費税含む)
             種類                           運賃
車椅子、老人用手押し車、ベビーカー          無料
猫車、リヤカー、歩行用農機具               480円
自転車                                     480円
原動機付自転車(50cc以下)                   760円
二輪自転車(750cc未満)                      940円
二輪自転車(750cc以上)                    1,260円
乗用農機具(自動車航送運賃として取扱い)    上記表


■ごみ処理手数料の改定
清掃センターのごみ処理手数料を右表のとおり改定します。なお手数料は1回に持ち込んだごみの重量に、右表の5kgあたりの単価を乗じて計算し、100円未満を切り上げた額になります(最低料金は100円)。
●問い合わせ
 周東環境衛生組合 電話22-2270

○ごみ処理手数料料金表(消費税及び地方消費税含む)
                  ごみの区分
               (1)破砕機を使用する
               (2)木くず          (3)その他のごみ
ごみの重量       5kgごとの単価     5kgごとの単価
100kg以下           90円              71円
100kg超~200kg以下 102円              81円
200kg超~300kg以下 115円              92円
300kg超            127円             102円

■し尿等収集料金の改定
し尿等収集料金を次のとおり改定します(平郡地区を除く)。
○改定料金(消費税及び地方消費税含む)
 36リットルあたり471円 (現行料金462円)
●問い合わせ
 市民生活課 電話22-2111内線161