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広報やない令和3年1月14日号テキスト版01

更新日:2021年1月14日更新 印刷ページ表示

広報やない令和3年1月14日号(P2~9)

新年のごあいさつ
 柳井市長 井原 健太郎


謹んで新年のお喜びを申し上げます。

今日までの新型コロナ対策へのご協力に感謝申し上げるとともに、その感染症対応に最前線でご尽力いただいている医療関係従事者の皆様に深甚なる敬意と感謝の意を表します。

本年も、市総合計画に掲げる将来都市像「市民の力で支えあい、一人ひとりが主役の笑顔あふれるまち柳井」の実現に向けて、市政を推進してまいります。


地域の夢プラン

日積、平郡東、伊陸、阿月地区に続いて昨年3月、平郡西地区で夢プラン「~やさしい島・いやしの島~」と柳北地区で夢プラン「つなげよう未来へ!大好き柳北」が策定されました。各地区で住民が主体となってプランの実現に向けた特色ある取組みが進んでいます。地域の担い手が減少していく中で、改めて、自分たちで考え協力しあいながら地域をつくっていく活動を応援してまいります。


学校を拠点に、地域をつくる

昨年9月には伊陸地区に「みんなの家」をコンセプトとし、小学校、公民館及び出張所を合築した複合施設が完成しました。また、本年は全ての児童・生徒への一人1台のタブレット端末(iPad)の配布と活用が始まります。ICT(情報通信技術)に熟知した支援員の配置、従前からの普通教室に加えて特別教室への空調設置、学校トイレの洋式化など、現場の実態に応じた取組みを計画的に進めてまいります。


市民生活を支える公共交通

地域の交通手段の確保のために、昨年10月から運行が開始された大畠地区予約制乗合タクシー「大畠うずしお号」の利用者数は堅調に推移しています。今後は、路線バスや鉄道と連携・共存し、利便性が高く、持続可能な公共交通の実現をめざします。


地域を結ぶ道路整備の進展

昨年4月に新規事業化された国道188号柳井・平生バイパスは、現地での測量調査が始まりました。さらに、県道柳井上関線伊保庄バイパスは令和3年度に八幡団地までの区間が開通する見込みです。これにより長年の課題であった医療機関、介護施設などへの通勤や通院のアクセスが格段に改善されます。こうした課題を解決するための地域の道路網の整備を国や県、近隣町と一体となって進めています。


長年の課題・南浜遊休地の利活用、始まる

20年来の課題であった南浜遊休地の利活用が本年より本格化します。株式会社トクヤマの「先進技術事業化センター」は、4月から電気自動車などの環境対応車に使用される「窒化ケイ素」の量産化に向けた実証試験を開始されます。一方の日鉄ドラム株式会社は、3月に最新鋭の設備を備えた新工場の建設に着手、来年9月の操業開始の計画です。そうした中、地元商工業の持続的な発展をまちづくりの基盤に、こうした新規の企業立地を地元雇用や定住人口の増加、地域経済の活性化に着実につなげていくことが求められます。


コロナ禍のなか、テレワークを始めとする働き方の変化や社会のデジタル化が進む一方、人とのつながりや自然豊かな住環境などの価値が再認識されています。コロナ後を見据え、私たちはいかなる価値に重きを置き、何に投資していくべきなのか、皆さまとの対話を通してこれからも模索していきます。そして、将来にわたって「柳井で暮らす幸せ」を実現・実感していただくために、全力を尽くしてまいります。

終わりに、皆さま方のご健勝ご多幸をお祈りいたしまして、新年のご挨拶といたします。

 

特集 ふれあいどころ437の魅力

気軽に集える地域の「よりあいどころ」として、平成25年に開業した都市農村交流施設「ふれあいどころ437」。この施設の人気を支える農家レストランと直売所の魅力に迫りました。


農家レストラン「山里ひづみ」~日積の恵みを結集し、どこか懐かしい家庭の味を~

コロナ禍以前はバイキングを求めて長蛇の列ができていた農家レストラン「山里ひづみ」。現在は感染防止のためバイキング形式での提供を休止し、定食形式で提供しています。以前のような大人数グループでの利用が減少する一方で、家族連れや会社員など様々な層のお客様が店を訪れています。

■日積の恵みが詰まった日替わり定食の特徴 -ある日の定食を例に- ※1,100円(税込),1日限定50食
▼バイキングの「よりどりみどり感」を定食でも感じてもらうための多品目の料理
▼日積米を使用
▼野菜はできるだけ地元産
▼地元産の卵を使用
▼地元産の豆腐を使用
▼地元団体製造の味噌を使用
▼出汁から全て手作り
▼素材の良さを生かしたお母さんの味
▼必ず一品はこだわりの米粉麺料理
▼デザートも全て手作り

 

「日積産の野菜や米粉麺を味わって、喜んでもらいたい」
(米粉麺を考案・レストランサブリーダー:岩田 さなえさん)

ふれあいどころ437の開業当初から農家レストラン「山里ひづみ」を支え、こだわりの「米粉麺」の考案者でもあるサブリーダーの岩田さんに、レストランへの想いを聞きました。

-コロナ禍での苦労は?

バイキングと定食では提供方法が全く異なります。当初は食器すらない状況で、献立や料理の量、価格設定など一から考え直す必要がありました。献立数は減りましたが、盛り付けや配膳など不慣れな作業に戸惑いながら何とか続けてきました。バイキングを待ち望む声もある一方で、お一人様など新たなお客様にもお越しいただけるようになっています。


-料理のこだわりは?

月1回のミーティングで定食のコンセプトを決めています。出汁から全て手作りで調理した「家庭の味」なので、派手さはありませんがどこかほっとする味になっていると思います。また、日積米を使った「米粉麺」の料理を必ず一品は入れるようにしています。米粉麺は約3年かけて開発した商品で、苦労した分自信があります。ぜひ多くの方々に味わっていただきたいです。


-1月の定食のコンセプトは?

カブのムースや麻婆大根など、冬野菜を使った料理を提供する予定です。また、令和2年度の「『おいしい たのしい 元気やない』料理コンクール」で学校給食賞に選ばれた「てつっこサラダ」も提供する予定です。


-仕事のやりがい、楽しさは?

お客様に「美味しいね」と言ってもらえることが嬉しく、次の日の活力につながっています。特に米粉麺を使った料理を気に入ってもらえると喜びもひとしおです。これからも皆さんに満足していただけるメニューを考案していきたいと思います。

 

岩田さんイチ押し!
日積米の米粉麺とは?

日積地区の活性化のため、地元女性グループ「かぼちゃグループ」(現在は「山里ひづみ」に名称変更)が開発した日積米の米粉麺。しっかりとしたコシのある食感とほのかなお米の甘みが特徴です。冷麺やパスタなどいろいろな料理にアレンジが可能で、小麦粉アレルギーの人でも食べられるため、ふれあいどころ437開業以前からの人気商品です。
【価格:180円(税込)】

◆米粉麺のおすすめレシピ「米粉麺炒め」
○材料(1人前)
▼米粉麺…1袋
▼ベーコン…20グラム
▼玉ねぎ…1/4個
▼にんじん…1/4個
▼パプリカ…1/2個
▼ピーマン…1/2個
▼コンソメ…小さじ1/2
▼すりおろしにんにく…小さじ1/3
▼オリーブオイル…少々
▼塩こしょう…少々

○作り方(調理時間約10分)
(1)米粉麺を熱湯で1分弱ゆで、すぐにオリーブオイルで絡める。
(2)ベーコン、玉ねぎ、にんじん、パプリカ、ピーマンを千切りにする。
(3)フライパンにオリーブオイルをひき、(2)を炒め、全体に火が通ったら、米粉麺を入れる。
(4)塩こしょう、コンソメ、すりおろしにんにくを入れ、全体をよく混ぜたら完成。

 

新鮮野菜 直売所~旬の野菜を、毎日安く~

レストランと並び、ふれあいどころ437の人気を支える魅力のひとつ。日積地区を中心とした約120の登録農家・登録団体や市場から届く新鮮な野菜や花きを安価で販売する人気の直売所です。農産物だけでなく、加工品や手工芸品、柳井市地域ブランド認証品など品ぞろえも豊富で、市外・県外からも多くの買い物客が訪れます。土日には開店前から行列ができることも。

■直売所人気ランキング

No.1 新鮮野菜

一番人気は何といっても新鮮野菜。中山間地域の豊かな自然の恵みと地元農家の愛情をたっぷり受けて育った旬の野菜が、毎朝お手頃価格で並びます。


No.2 地域のお米

のどかな気候に恵まれ、米どころとして知られる日積・伊陸地区で育ったお米は甘みがあり、もちもちした食感が特徴。日積米で作った米粉麺や米麹などの加工品も人気。


No.3 山里ひづみのお弁当

農家レストラン「山里ひづみ」のお母さんたちが早朝から作る、日積の恵みがたくさん詰まったお弁当。レストランの味をどこでも楽しめます。数に限りがあり、早々に売り切れることも。

 

店長からひとこと!(ふれあいどころ437店長:弘本 満常さん)

スタッフ一人ひとりが、地域のために使命感や責任感を持ち、お互いに連携を図りながら働いています。レストランは昨年6月からバイキングを定食形式に変更し、感染防止対策を徹底して営業中です。コロナが収束する日まで、スタッフ一同協力して乗り越えたいと思っています。四季折々の野菜を使用した手づくりの家庭料理をご堪能いただける農家レストラン「山里ひづみ」と、地元農家が作った新鮮な野菜をお手頃価格でお買い求めいただける直売所に、ぜひお立ち寄りください。

 

●問い合わせ
 ふれあいどころ437 電話28-5437
【営業時間】
▼レストラン 11時~14時(受付13時30分まで)
▼直売所 9時~17時
【定休日】
▼レストラン 毎週水曜日木曜日、年末年始
▼直売所 毎週木曜日、年末年始
【URL】http://fureai437.jp/<外部リンク>

 

柳井市財政公表~令和元年度決算~

柳井市のお金のつかいみち

令和元年度歳入歳出決算額が、令和2年第4回定例議会において認定されました。
一般会計と特別会計の決算状況及び主な事業についてお知らせします。


一般会計の決算状況

実質収支は2億852万円の黒字となっていますが、国、地方ともに不安定な経済状況にあり、歳入の見通しは依然厳しい状況にあります。一方、道路や下水道などの社会資本整備、公共施設等の老朽化対策、福祉・医療等の財政需要は増加する傾向にあります。今後も、財源の確保と効率的運用に配慮しつつ、持続可能な財政運営に努めます。


歳出のトップは民生費

歳入は民生費や教育費など様々な分野に充てられます。目的別歳出のトップは民生費で全体の31.6%を占め、次いで総務費(11.4%)、公債費(11.3%)と続いています。


令和元年度の主な事業

令和元年度は実施計画の着実な遂行を前提としつつも、既存事業の見直し等を図りました。柳井商業高等学校跡地を利活用するプロジェクトを推進する一方、引き続き、教育の充実、子育て支援、産業振興、高齢者支援、防災対策などを重点的に取り組みました。


一般会計決算状況
歳入決算額(1)      171億9,828万円
歳出決算額(2)      167億5,267万円
形式収支(3)((1)-(2))   4億4,561万円
翌年度繰越財源(4)    2億3,709万円
実質収支(3)-(4)       2億  852万円

 

総務費
 柳井商業高等学校跡地整備事業 不用施設解体、防球ネット改修工事等  21,885万円
 学習等供用会館空調設備改修事業 石神学習等供用会館の空調設備改修  493万円

民生費
 子ども医療費助成事業 小学校6年生まで(入院は中学生まで)の医療費助成  2,481万円
 高齢者福祉タクシー利用助成事業 タクシー利用の基本料金の助成  734万円

衛生費
 平郡診療所施設整備事業 平郡診療所の建築工事等  6,354万円
 平郡診療所設備整備事業 平郡診療所の医療機器の整備・更新  357万円
 にこにこ健康づくり推進事業 運動を中心とした地域ぐるみでの健康づくりの推進  425万円

農林水産業費
 鳴門漁港海岸保全施設整備事業 高潮対策  7,240万円
 漁港機能保全事業 漁港施設の長寿命化を図るための補修・保全工事  19,025万円
 ため池等整備事業 老朽危険ため池の整備  350万円

商工労働費
 創業等支援事業 市内創業者等への初期投資経費の補助  100万円
 企業立地促進事業 事業所設置奨励金、雇用奨励金、サテライトオフィス誘致推進補助金  12,803万円

土木費
 橋りょう長寿命化事業 柳井市橋りょう長寿命化修繕計画に基づく修繕等  8,683万円
 古開作線整備事業 古開作線の整備  11,227万円

教育費
 伊陸小学校改築事業 管理特別教室棟の改築工事  10,421万円
 伊陸公民館改築事業 施設の改築工事等  1,388万円
 南浜スポーツゾーン照明設備改修事業 グラウンド、テニスコートの照明設備の改修  4,570万円

 

令和元年度 一般会計決算額の内訳


一般会計歳入 171億9,828万円(165億0,273万円) ※()は30年度

市税 48億5,664万円
固定資産税や市民税など

繰入金・繰越金 7億1,366万円
ふるさと振興基金などからの繰入金、前年度繰越金

諸収入 7億488万円
貸付金元利収入など他の収入科目に属さない収入

その他 4億3,025万円
財産売払収入、寄付金、使用料および手数料など

地方譲与税・交付金等 8億2,250万円
国が徴収した税の一定割合を譲与・交付するもの

地方交付税 46億1,285万円
市の財政力に応じて国から交付されるもの

国庫支出金 20億5,349万円
特定の事業に国から交付されるもの

県支出金 15億8,709万円
特定の事業に県から交付されるもの

市債 14億1,692万円
建設事業を行うための国や金融機関からの借金など


一般会計歳出  167億5,267万円(160億6,066万円) ※()は30年度

議会費 1億7,210万円
議会活動にかかる経費

総務費 19億682万円
市の全般的な事務などの経費

民生費 52億9,189万円
子どもやお年寄り、障がい者などの福祉のための経費

衛生費 11億0,542万円
ごみ処理や疾病予防などのための経費

商工労働費 8億2,570万円
商工業、観光振興などの経費

農林水産業費 10億3,784万円
農林水産業の振興などの経費

土木費 15億135万円
道路や港湾、住宅などの整備や維持のための経費

消防費 7億3,495万円
広域消防組合負担金や消防活動のための経費

教育費 14億7,866万円
学校教育や生涯学習などのための経費

災害復旧費 5億1,923万円
災害箇所の復旧のための経費

公債費 18億9,354万円
市債を返済するための経費

諸支出金 2億8,517万円
水道事業会計への繰出金

 

特別会計の決算状況
国民健康保険、公共下水道、介護保険など、令和元年度特別会計の歳入決算総額は100億4,505万円、歳出決算総額は99億109万円となりました。

令和元年度 特別会計決算内訳
    会計名                 歳入           歳出          差引残額
国民健康保険事業会計  41億2,802万円  40億9,214万円      3,588万円
市有林野区事業会計           80万円         50万円         30万円
市営駐車場事業会計          519万円        483万円         36万円
簡易水道事業会計          6,986万円      6,986万円            0円
公共下水道事業会計    12億3,100万円  12億2,452万円        648万円
農業集落排水事業会計   2億7,496万円   2億7,496万円            0円
介護保険事業会計      37億1,559万円  36億1,524万円      1億35万円
後期高齢者医療事業会計 6億1,963万円   6億1,904万円         59万円
       計            104億9,670万円   103億317万円   1億9,353万円

 

財政指標による市の状況

令和元年度決算において、次のとおり財政に関する指数や比率が算定されました。
やや改善しましたが、引き続き今後の動向に注意が必要な状況にあります。
今後さらなる経費節減および合理化に努め、限られた財源を効率的に運用します。

■財政力指数 0.527
市町村の財政力を示す指標(令和元年度3カ年平均)です。市町村が標準的な行政を実施するために必要な経費に対する税収入等の占める割合です。この指数が高いほど財政力が強いといえます。

■経常収支比率 98.0%
社会福祉に要する経費や借入金の償還金、人件費など経常的な経費に対し、市税、地方交付税、地方譲与税を主な財源とする経常的収入がどの程度充てられているかを知る指数です。
財政の弾力性(融通性)を測定することができ、この指標が高くなると弾力性を失いつつあるといえます。

■実質公債費比率 10.4%
公債費だけでなく、債務償還経費や公営企業会計に対する繰出金なども市の借金としてとらえ、これらが財政負担に占める割合を表す比率(令和元年度3カ年平均)です。

■地方債(市債)残高 173億2,963万円
地方債(市債)は道路整備事業や学校建設事業のように耐用年数が長い施設の建設財源の一部に充てられます。この返済に充てられる公債費には、世代間の公平のため、施設を使用する将来の市民も負担するという趣旨があります。 
令和元年度末地方債残高は対前年度比3億2,138万円の減となっています。

■基金残高 54億3,206万円
基金には特定の目的のために設立されたものや、将来の収入減少、支出増加に備えるための財政調整基金等があります。 
 令和元年度末の残高は対前年度比1億1,167万円の減となっています。

各種指標の比較
           県内19市町平均           柳井市
                 元           元       30      29
財政力指数     0.523       0.527(11)  0.529  0.529
経常収支比率    95.9        98.0(16)   98.7   99.8
実質公債費比率   6.9        10.4(15)   10.7   10.3
※( )内は県内19市町中の順位


決算状況は財政課ホームページでも閲覧できます。
URL…https://www.city-yanai.jp/soshiki/7/kessan.html
●問い合わせ
 財政課 電話22-2111内線442