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広報やない令和3年4月8日号テキスト版01

更新日:2021年4月8日更新 印刷ページ表示

広報やない令和3年4月8日号(P2~9)

井原市政の新たなスタート
オール柳井で、まちづくりを加速

この度、多くの市民の皆様からのご支持を賜り、引き続き市政の重責を担うこととなりました。今後は、これまで3期12年間で培った貴重な経験、山口県との連携や国からの支援、近隣自治体との協力体制、そして、各地域で活躍されている多くの方々とのつながりを市政運営に生かし、市民生活のさらなる向上を目指してまいります。

『柳井で暮らす幸せ』を実感できるまちづくり

市民参加による市政、市民と行政が協働する地域づくりをこれからも継続し、市民が地域で物心ともに豊かな暮らしを自ら実現していく取組を応援していきます。多くの市民の方々と苦楽を共にする、様々な課題を一緒になって解決し、困難を乗り越えていくことで、真の意味で楽しさ、生きがいを感じられるまちをつくってまいります。
そして、市民の皆様に、『柳井で暮らす幸せ』を実感していただきたいと考えています。
新たな任期に際しては、山里も海里も、島しょも街なかも、地元生まれの方も遠来の移住者の方も、オール柳井でまちづくりをさらに加速させていくために、次の視点から諸施策に取り組むこととしております。

コロナ禍から命と暮らしを守る

まずは、コロナ対策を最優先とし、ワクチンの迅速かつ安全確実な接種体制の構築に市役所を挙げて取り組むとともに、市民生活を維持し、地域経済を下支えするために補正予算も含めて必要な各種支援を速やかに講じていきます。

人にも企業にも選ばれるまちへ

この度の南浜への大手企業2社の企業誘致を、人口定住や地域経済の活性化等に確実に結びつけていくと同時に、さらなる企業誘致やサテライトオフィスの誘致、テレワークの促進などにより、多様な移住者の増大を目指してまいります。さらに、「地域の夢プラン」の実現と高齢者等の移動手段の確保、防災・減災対策の取組の加速・拡充、米百俵の精神の実践による子育て・教育環境の充実など、コロナ後も見据えた施策に積極的に挑戦していきます。

私は、本市の大きな課題である人口減少を克服していくには、人にも企業にも選ばれるまち、具体的には多くの働く場があり、かつ他の自治体を凌ぐほどの魅力的なまちであることが重要であり、そのためには、思い切った選択的かつ戦略的な投資が必要であるとの思いをより一層強くしています。

市民の皆様におかれましては、より一層のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


柳井市長 井 原 健太郎

※「百俵の米は、食えばたちまちなくなるが、子育て・教育に充てれば明日の一万、百万俵となる」という精神


令和3年度 柳井市当初予算

令和3年度当初予算は、本年3月に市長任期の満了を迎えたことに伴い、骨格予算※として編成しました。具体的には、人件費や扶助費等の義務的経費、庁舎等の施設の維持管理経費、継続して行っている事業などを中心に、必要最小限の経費を計上しています。
政策的な判断を伴う事業や新規事業などに係る経費については、今後いわゆる肉付け予算として補正計上する予定です。
※骨格予算とは…市長選挙時期などにより政策的な判断が難しい等の事由から、必要最小限の経費のみを計上する予算のこと。また、これらの事由が解消した後に、政策的経費や新規事業費などを加える補正予算を「肉付け予算」といいます。

●問い合わせ 財政課 電話22-2111内線441


一般会計の概要

今年度の予算規模は152億3,300万円で、前年度当初予算(156億9,900万円)に比べ、4億6,600万円減少しています(△3.0%)。これは予算編成方針に基づき骨格予算として編成したためで、政策的な判断を伴う事業や新規事業などに係る経費については6月議会で補正計上する予定です。


歳入の状況

市税は46億910万1千円で、前年度に比べ2.9%の減少を見込んでいます。新型コロナウイルス感染症の影響による個人市民税、法人市民税、固定資産税、都市計画税などの減収見込によるものです。
地方特例交付金は1億308万9千円で、前年度と比べ481.4%の増加を見込んでいます。新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として固定資産税などの軽減措置がとられ、その減収分が国費で補てんされることによるものです。
繰入金は8,088万7千円で、前年度と比べ82.5%の減少を見込んでいます。骨格予算での編成に伴い歳出予算の計上を必要最小限に留めたため、財政調整基金の繰入れが皆減したためです。
市債は9億1,700万円で、前年度と比べ8.8%の減少を見込んでいます。骨格予算での編成に伴い建設事業費が減少したためです。


歳出の状況

人件費は平郡診療所医師の非常勤化や国の基幹調査である国勢調査の実施に伴う調査員報酬の皆減などにより、前年度と比べ1.0%減少しています。
扶助費は障害福祉サービス費や子どものための教育・保育給付事業費の増加、昨年10月から所得制限を撤廃した乳幼児・子ども医療費助成事業費の増加などを見込み、前年度と比べ1.2%増加しています。
公債費は過去に借り入れた市債の一部の償還が終了したことや、新たな市債発行の抑制により、前年度と比べ2.1%減少しています。
普通建設事業費は骨格予算での編成に伴い建設事業費が大きく減少したため、前年度と比べ30.2%減少しています。
災害復旧事業費は令和2年7月豪雨災害に係る災害復旧工事費の皆増により、前年度と比べ530.9%増加しています。
補助費等は鉄道駅バリアフリー化設備等整備事業補助金の皆減などより、前年度と比べ4.3%減少しています。
予備費は近年多発している大雨による災害などに緊急に対応するため、25.0%増加しています。


特別会計の概要

今年度の予算規模は86億5,540万8千円で、前年度当初予算(84億9,223万8千円)に比べ、1億6,317万円増加しています(1.9%)。これは国民健康保険事業や介護保険事業において、制度改正等による給付費の増加を見込んだことなどによるためです。


区分/令和3年度予算額(千円) /令和2年度予算額(千円)/増減率(%)
一般会計/15,233,000/15,699,000/△3.0
特別会計/8,655,408/8,492,238/1.9
国民健康保険事業/4,275,300/4,140,123/3.3
市有林野区事業/1,020/1,392/△26.7
市営駐車場事業/3,306/4,246/△22.1
介護保険事業/3,705,083/3,672,031/0.9
後期高齢者医療事業/670,699/674,446/△0.6
一般会計+特別会計/23,888,408/24,191,238/△1.3

令和3年度予算額と令和2年度予算額の比較表は、PDF版または音訳版でご確認ください。

用語解説
◦自主財源…市が自主的に収入できる財源
◦依存財源…市独自で収入額を決められない財源
◦市税…市民税、固定資産税、たばこ税など
◦地方交付税…地方自治体の行政サービスが一定水準を確保できるよう国から交付されるもの
◦国庫(県)支出金…市が行う事業に対して国や県から交付されるもの
◦扶助費…社会保障制度の一環として支給される経費
◦人件費…職員等に勤労の対価として支払われる経費
◦公債費…市債を返済するための経費
◦普通建設事業費…道路など社会資本整備に要する経費
◦補助費等…各種団体への助成金等に支払われる経費


令和3年度 主な事業


これからの自治体経営

中山間地域振興事業 1,004万円
地域おこし協力隊員を配置(平郡東地区)
集落支援員を配置(伊陸地区、平郡西地区)

マイナンバーカード取得促進事業 1,274万円
マイナンバーカードの普及啓発等

人口定住促進事業 185万円
空き家バンクの登録促進
市有地等の活用による子育て世代への住宅建築費助成


人権・子育て・教育

乳幼児・子ども医療費助成事業 5,216万円
乳幼児、小学生及び中学生の医療費助成(所得制限なし/中学生は入院のみ)

平郡東小学校屋内運動場改修事業 1億4,225万円
平郡東小学校屋内運動場の改修工事等

学校図書活動支援事業 341万円
小・中学校に学校司書を配置


健康・福祉

予防接種事業 7,817万円
定期予防接種を実施
対象となる成人男性に対して風しんの抗体検査・予防接種を無料で実施

休日夜間応急診療所運営事業 4,678万円
休日夜間応急診療所の運営

平郡診療所運営事業 3,428万円
平郡診療所及び西出張診療所の運営

繰越 新型コロナウイルスワクチン接種事業 1億7,915万円
新型コロナウイルスワクチン接種体制の整備


安全・都市基盤

防災情報配信事業 73万円
避難情報や避難所開設情報等を多様な手段で提供

新規 伊保庄漁港海岸老朽化対策事業 3,000万円
海岸保全施設の老朽化対策工事のための測量、設計

公共交通対策事業 4,097万円
バス路線の維持・確保のための補助
日積・大畠地区の予約制乗合タクシー運行に対する補助

街路整備事業 1億7,000万円
古開作線街路へのガードレール等の設置
柳井駅南北地下道の補修工事
中央歩道橋の塗装補修工事

公営企業会計
東土穂石雨水ポンプ場整備事業 5億3,100万円
東土穂石雨水ポンプ場の整備(下水道事業会計)

公営企業会計
配水管整備事業(老朽管更新事業) 1億8,128万円
老朽管更新計画に基づく配水管の整備(水道事業会計)


環境

花と緑の街かどづくり事業 424万円
市民花壇の整備に対する支援等

可燃ごみ等収集業務委託事業 2,868万円
ごみ収集業務の民間委託


観光・産業・文化

観光振興対策事業 1,593万円
金魚ちょうちん祭り等のイベント開催による地域活性化等

柳井花き産地育成対策事業  6,639万円
やまぐちフラワーランド運営費や花のまちづくり推進活動に対する補助
地域おこし協力隊員を配置

新規 森林経営管理事業  1,821万円
里山林の一体整備を支援

新規 内海地区水産環境整備事業 563万円
稚魚のえさ場・隠れ場となる魚礁を整備

 

特集 柳井駅が便利になりました

 

~JR柳井駅バリアフリー化事業~
JR西日本が国と市から補助を受けて実施していた「JR柳井駅バリアフリー化事業」が3月23日火曜日に完了しました。これにより、各ホームへ移動するためのエレベーターが設置されたほか、多機能トイレやホームのかさ上げなど、障がい者や高齢者などが安心して乗降できるための設備が整備されました。
●問い合わせ 商工観光課 電話22-2111内線363
 
 
■今回整備された機能・設備 ~構内図~
(1)エレベーター付き跨線橋
跨線橋が新設され、各ホームに11人乗りエレベーターが設置されました。(計3台)
※旧跨線橋は令和3年度に解体予定
(2)券売機蹴込み
車いすの人でも近づけるよう、券売機下に引っ込み部分が整備されました。
(3)列車接近案内装置
(4)手すりの点字案内
(5)音声音響案内装置
音響または音声で設備などの位置や方向を知らせます。
(6)触知案内図
触れることで設備の位置や方向が感知できるよう、案内図に点字や凹凸記号が整備されました。
(7)改札内多機能トイレ
(8)内方線付き点状ブロック
視覚障がい者などの転落を防止するための点状ブロックと赤色ラインが整備されました。
(9)ホームのかさ上げ
列車が停まる範囲でホームが18cmかさ上げされ、ホームと列車の段差が小さくなりました。※一部を除く


3月23日 供用開始記念式典が開催されました

JR柳井駅バリアフリー化事業が完了し、西日本旅客鉄道株式会社と柳井市の共催で記念式典が開催されました。
 式典では、市長は「駅は旅立ちや帰省など様々な思いが去来する場所。思い出の舞台として、これからもたくさんの人に利用してもらいたい」と、西日本旅客鉄道株式会社の真辺浩治山口支社長は「これまで観光列車の歓迎など、地域の温かい支援をいただき感謝している。これからも地域の発展のための事業を展開していきたい」とあいさつを述べました。