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広報やない令和3年9月9日号テキスト版01

更新日:2021年9月9日更新 印刷ページ表示

広報やない令和3年9月9日号(P2~9)

敬老の日を迎えるにあたって


敬老の日を迎え、皆様のご長寿を心からお慶び申し上げます。
以前であれば、市内各地で敬老会を開催し、皆様に直接お祝いを申し上げる季節でございます。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、皆様の健康・安全を最優先に考え、誠に残念ながら、昨年に引き続き中止することといたしました。敬老会の開催を楽しみにされていた皆様には、大変申し訳なく思います。
皆様は、先の大戦からの復興を始め、長年にわたりご苦労され今日の社会を築いてこられました。私たちがこうして豊かな生活を送ることができるのもひとえに皆様のおかげであることを深く胸に刻み、コロナ禍を乗り越え、「柳井で暮らす幸せ」を実感していただけるまちづくりを推進していくことをお誓いいたします。
新型コロナウイルス感染症の影響下にあって、ご不自由なことも多々あられることと推察いたしますが、くれぐれもお体を大切にされ、お健やかにお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。
結びに、皆様の今後益々のご健勝、ご多幸を祈願しお祝いの言葉といたします。

柳井市長 井原 健太郎


75歳以上の敬老対象者の方に敬老祝品などをお贈りします

敬老会の中止に伴い、敬老祝品や記念品、祝金を以下のとおり贈呈します。
●問い合わせ 高齢者支援課 電話22-2111内線186

75歳以上
○対象 8月1日現在、市内に住民登録がある昭和21年以前に生まれた人
祝品を、各地区社会福祉協議会を通じて贈呈します。

米寿
○対象 8月1日現在、市内に住民登録がある昭和8年生まれの人
記念品を、各地区社会福祉協議会を通じて贈呈します。

100歳
○対象 9月1日現在、市内に住民登録がある大正10年生まれの人
祝金1万円と記念品を、市から直接贈呈します。

 

特集

 

柳井発 世界に一つだけのユリ

山口県花き振興センター全景

やまぐちフラワーランドに隣接する「山口県花き振興センター」。多くの温室を備えるこの施設では、柳井市自慢の日照時間の長さを生かして新たな花の開発や新技術の研究などが行われています。
今号では、花き振興センターで力を入れている取り組みの一つである、やまぐちオリジナルユリの開発とそこに携わる人たちを紹介します。
●問い合わせ 農林水産課 電話22-2111内線352


やまぐちオリジナルユリの開発

ユリは濃厚な香りと長い茎にすらりと咲く姿で親しまれてきました。一方、花が大きいためフラワーアレンジメントに使いにくい、強い香りが食卓などでは敬遠されるといった側面も持っていました。
「小さく香りの少ないユリを」。約25年前、そんな思いからオリジナルユリの開発は始まりました。


開発期間は約8年

花の開発は主に交配で行われます。毎年1,000株以上の交配を続けながらも思い通りの花が咲かず、途中で枯れるもの、花びらが整わないものなど失敗の連続でした。ようやく期待通りの品種ができたころには開発開始から8年の年月が過ぎていました。
そのユリは小さいながらも太陽のように強く輝いてほしいとの思いから「プチソレイユ(小さな太陽)」と名づけられました。


プチソレイユの特徴

現在までやまぐちオリジナルユリとして広く親しまれているプチソレイユ。最大の特徴である「小さい」ことなど多くの特徴があります。
▼鮮やかなオレンジ色
▼フラワーアレンジメントに使いやすい
▼香りが弱く日常の彩りに最適
▼花言葉は「いつもあなたを見守っています」
▼新品種のコンテストである「ジャパンフラワーセレクション」で入賞
今では色や大きさなど特徴の違う多くの品種が開発され、「プチシリーズ」として生産されています。


11品種の「プチシリーズ」 ~国際園芸博覧会で入賞~

開発・生産されているプチシリーズは、プチソレイユをはじめ「プチセレネ」「プチブラン」など全11品種。2016年、トルコで行われた国際的な花の品評会「アンタルヤ国際園芸博覧会」で入賞するなど、高く評価されています。
「ぶちうま!やまぐち.net」ではプチシリーズを詳しく紹介しています

プチセレネ(小さな月の女神)
光沢のある淡いレモン色で、月の女神のような気品があります。

プチブラン(小さな白いユリ)
真っ白な花びらは、上品で優雅な雰囲気を感じさせます。


我が子のように愛情をもって育てています

花き振興センターで研究員としてプチシリーズの開発に携わる福光優子さん。日々の研究内容や今後の目標を伺いました。

福光 優子 さん

アラフォー世代。学生時代は陸上部に所属。現在もランニングに励み、これまで何度もフルマラソンを完走。フラワーアレンジメント資格保有者。

―研究員になったきっかけを教えてください。
 学生時代に農学部で病害虫を研究していました。研究していくうち、将来は学んだ知識を生かして地域を活性化する仕事に就きたいという思いが芽生え、研究員になりました。
―日々の研究とやまぐちオリジナルユリとの関わりを教えてください。
 主に球根増殖を研究しています。やまぐちオリジナルユリには「プチシリーズ」の開発と球根増殖の段階から携わり、15年が過ぎました。携わってからしばらくして子どもを出産したこともあり、子どもと同じように愛情を込めて育ててきました。
―15年の間で技術的にはどんな進歩がありましたか?
 当初は市場に花を出荷できる時期が2~6月に限られていましたが、現在は年間を通して出荷できるようになりました。研究により球根を氷温貯蔵※することで開花時期を調整できるようになったためです。
※氷温貯蔵…0度を下回っても凍らない温度(氷温)で貯蔵すること。
―今後の目標はありますか?
 手や服が汚れないように「花粉がつきにくいユリがほしい」との声が多くあるため、花粉が無いユリの開発や八重咲※品種の開発を進めています。ブライダルブーケや家庭での生け花など、より多くの場面で使ってもらえるよう努めています。
※八重咲…花びらが重なって咲く花の咲き方。一般的に、より花が美しく見えると言われている。
―読者の皆さんへメッセージをお願いします。
 山口ゆめ花博の会場にもたくさんのプチシリーズを植え、好評をいただきました。やまぐちオリジナルのユリ「プチシリーズ」をより多くの人に知っていただき、ぜひ家庭でも飾って楽しんでいただきたいです。


ユリの美しさに惹かれ生産を始めました

プチソレイユをはじめ、多くのプチシリーズを生産、出荷する生産農家である清重一男さん。苦労したことや生産者としての喜びを伺いました。

清重 一男 さん

83歳。阿月で花・米・野菜の生産を営み、野菜は市内学校給食用にも出荷している。趣味は旅行で、九州の観光名所はほぼ訪れた。

―花の栽培を始めたきっかけを教えてください。
 ある時、子どもが怪我をして入院することになりました。状態を案じていた時に目に入ってきたのが見事に咲いたオレンジ色のユリ。なんときれいな花だろうと感動し、育ててみたいと思ったことがきっかけです。
―栽培の知識はありましたか?
 もともと米や野菜の栽培と出荷をしていましたが、花の栽培は初めてでした。きっかけになったユリから栽培してみようと、米や野菜の栽培で培った知識を生かし、独学で試行錯誤を重ねました。
―花き振興センターとの関わりはいつからですか?
 ユリの栽培が軌道に乗り始めたころ、山口県でプチソレイユが開発され、生産に誘われました。以来約15年にわたって生産に携わっています。
―プチシリーズの魅力や苦労したことを教えてください。
 フラワーアレンジメントに使いやすいという魅力を生かし、市内小学校では卒業生への贈り物に用いられています。生産者としては、病気に強く小さな球根でも花がつきやすいことから、育てやすさに魅力を感じています。一方、天候で生育が左右されるため、毎日の天気が気になり、そうした点にはいつも苦労しています。
―どんな時に喜びを感じますか?
 1本の茎に多くの花がついたときは嬉しいですね。通常は3輪ほどの花がつきますが、上手に育てると7~8輪もの花がつきます。さらに市場でも評価されれば言うことはありませんね。
―抱えている課題はありますか?
 多くの生産農家と同様、新たな就農者がなかなか出てこないことです。市内でプチソレイユを生産しているのは私ひとりだと思いますので、一緒に生産できる人がいればありがたいです。私自身はまだまだ現役で頑張りたいと思っています。
―読者の皆さんへメッセージをお願いします。
 花は心を豊かにし、生活を彩るものです。ご自宅に一輪でも花を生けてもらえると嬉しいです。


市内小学校 花の贈り物体験 ~卒業生への贈り物~

市内小学校では、卒業生への贈り物として、例年在校生がフラワーアレンジメント制作を体験しています。このアレンジメントにおいてもプチシリーズが使われています。


花いっぱいのまちづくりをめざして

市では、各施設や家庭に花が飾られた、花いっぱいのまちを目指してさまざまな取り組みを行っています。

■花の生産者を支援しています
 やまぐちオリジナルユリ「プチシリーズ」は他のユリと比べて、同じ広さのビニールハウスに約1.5倍の数の球根を植え付けできる、短期間の栽培で出荷できるなど、生産効率が高いという特徴があります。市内ではユリの生産者の育成が課題であり、新たな生産農家が一人でも多く誕生するよう支援しています。

■「花育」を推進しています
 花や緑に親しみ育てる機会を通して、優しさや美しさを感じる気持ちを育む「花育」には、花や緑を介した世代間交流や地域交流により、人と人とのつながりを深める効果があります。市では、市内小学校などで寄せ植え体験やフラワーアレンジメント体験などを行っています。

■花いっぱい運動を応援しています
 花と緑あふれるまちづくりを目指して市内各所に花を植え育てる「花いっぱい運動」を応援するため、自治会など市民団体等が管理運営する「市民花壇」や、市内小中学校などの花壇に苗の供給などを行っています。また、周東総合病院や柳井まつりなどで花の展示を行っています。


山口県花き振興センター 見学ツアーのご紹介

花き振興センターの温室やほ場をガイドさんと一緒に巡るミニツアーを、やまぐちフラワーランド主催で行っています。
◆参加方法
〇集合場所 やまぐちフラワーランド入園ゲート ※入園後、入園ゲートでお待ちください。係員がご案内します(入園料必要)。
〇日時 やまぐちフラワーランド休園日を除く毎日14時~
◆施設概要
〇正式名称 山口県農林総合技術センター農業技術部花き振興センター
〇開設 平成18年4月
〇面積 約3.3ha
〇温室 27棟

 

新型コロナウイルス感染症関連情報

 

新型コロナウイルスワクチン接種 効果や副反応などをまとめました

8月20日時点厚生労働省ホームページより。最新情報は市ホームページを確認してください。
●問い合わせ 市保健センター 電話23-1190
※接種対象者や接種回数などの詳細はPDF版または音訳版で確認してください。

▼1回目と2回目の接種では、同じメーカーのワクチンを接種してください。
▼接種後に現れる症状の大部分は接種後数日以内に回復しています。
▼接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医またはかかりつけ医に相談してください。

◆ワクチン接種後も感染予防対策をしましょう
 接種後も感染を完全に予防できるわけではありません。引き続き3密の回避、マスクの着用、手指の消毒など、感染予防対策を続けましょう。

◆接種の有無での差別をなくしましょう
 接種は効果と副反応のリスクを理解した上で、自らの意思で受けるものです。一方、接種を希望しない人や病気などにより接種ができない人もいます。そのような人が接種の強制、差別的な扱いなどを受けることのないよう、ご理解とご配慮をお願いします。


やない暮らし応援買物券
販売期間を9月30日木曜日まで延長しました

詳しくは市ホームページを確認してください。
●問い合わせ 商工観光課 電話22-2111 内線363

購入時に必要なもの
▼購入引換券(7月上旬に郵送済)
▼本人確認書類
▼購入代金(1人につき1万円)


経営維持支援金
受付期間を12月28日火曜日まで延長しました
要件を変更しました

詳しくは市ホームページを確認してください。
●問い合わせ 商工観光課 電話22-2111 内線361

変更後の要件 令和3年1~9月のうち、いずれかの連続する3カ月間の合計事業収入(売上)額が、前年または前々年の同期間の合計事業収入(売上)額と比較して30%以上減少していることなど。

 

10月24日日曜日[平郡地区は23日土曜日] は参議院議員補欠選挙の投票日です

参議院議員補欠選挙は、10月7日告示され、10月24日(平郡地区は10月23日)に市内27か所で投票が行われます。投票日には棄権することなく、必ず投票に行きましょう。
■投票日時
 10月24日日曜日  7時~20時
  ※平郡地区/10月23日土曜日7時~18時

■投票できる人
 平成15年10月25日までに生まれた人で、令和3年7月6日までに柳井市に住民登録し、引き続き柳井市に住所があり、選挙人名簿に登録されている人

◆転入した人
 7月7日以降に柳井市に転入の届出をした人は、前住所地の選挙人名簿に登録されていれば、前住所地での投票となります。
 ただし、前住所地の選挙管理委員会に投票用紙等を請求すれば柳井市で不在者投票をすることができます。詳しくは前住所地の選挙管理委員会に問い合わせてください。

◆市内で転居した人
 9月21日までに市内転居の手続を済ませた人は現在の住所地の投票所で投票してください。
 9月22日以降に手続をした人は転居前の住所地の投票所での投票となります。

■投票所入場券
 投票所入場券(はがき形式)は10月7日頃郵送予定です。投票所入場券が届いたら、投票所を確認してください。なお、同じ家族の人でも別の日に入場券が届くことがあります。
 入場券が届かなかったり、紛失した場合でも、投票所でその旨を申し出て選挙人名簿に登録されていれば投票できます。詳しくは市選挙管理委員会事務局へ問い合わせてください。

■投票の方法
 投票用紙を受け取り、「候補者名」を書いて投票してください。
※今回は参議院山口県選挙区選出議員補欠選挙のため、比例代表選挙はありません。

■選挙公報
 候補者の氏名、経歴、政見等を記載した選挙公報を投票日の2日前までに自治会を通じて配布します。
 また、10月14日頃から市選挙管理員会事務局や各出張所および連絡所にも備え付けます。

■期日前・不在者投票等

◆期日前投票
 投票日当日、仕事や旅行などで投票所に行けない見込みの人は、期日前投票ができます。
 期日前投票する場合、投票日当日に投票所に行けない旨の宣誓書の提出が必要です。入場券の裏面の「期日前投票宣誓書」に事前に記入して持参すると、受付が早く済みます。

■各期日前投票所の投票期間

◆市役所本庁
○期間 10月8日金曜日~23日土曜日
    /8時30分~20時
※平郡地区の人は10月22日金曜日まで
○対象 市内全域の有権者

◆大畠出張所
○期間 10月20日水曜日~23日土曜日
    /8時30分~20時
○対象 大畠地区に住所のある人

◆大畠以外の出張所・連絡所
○期間 10月20日水曜日~22日金曜日
    /8時30分~17時15分
○対象 各地区管内に住所のある人

◆滞在地の不在者投票
 柳井市に住所を有し居住している人で選挙期間中に業務などやむを得ない用務のため市外に滞在する人は、所定の手続きにより郵送された投票用紙を持参の上、滞在地の選挙管理委員会で投票することができます。
 なお、手続に日数がかかりますので、早めに市選挙管理委員会事務局に問い合わせてください。
◆郵便等による在宅投票
 身体に重度の障がい(部位により1~3級程度)のある人で身体障害者手帳または戦傷病者手帳の交付を受けている人や、要介護区分5の介護保険被保険者証を持っている人は、市選挙管理委員会から郵便等投票証明書の交付を受けることで郵便等での投票ができます。
 なお、手続きに日数がかかりますので、早めに市選挙管理委員会事務局に問い合わせてください。
◆特例郵便等投票
 新型コロナウイルス感染症で、「自宅療養」または「宿泊療養」している人は、所定の手続きにより郵便等による不在者投票することができます。
 手続きに日数がかかりますので、早めに市選挙管理委員会事務局に問い合わせてください。

■代理投票や点字投票
 身体が不自由で候補者の名前を書くことができない人は、投票所の受付にその旨を申し出てください。係員が代筆します。
 また、目の不自由な人のために「点字器」も用意していますので、必要な人は申し出てください。

■開票
○日時 10月24日日曜日
     /21時~(予定)
○場所 柳井小学校体育館
○その他 開票状況の速報は開票会場に掲示します。また、市ホームページ(https://www.city-yanai.jp)でもご覧いただけます。

◆投票事務に伴い
大畠公民館と大畠図書館を
臨時休館します
○休館日 10月24日日曜日
●問い合わせ
 大畠公民館 電話45-2226


新型コロナウイルス感染症
対策とお願い

■投票所での対策
▼出入口にアルコール消毒液を設置
▼鉛筆や記載台などの定期的な消毒
▼定期的な換気
▼職員等のフェイスシールドまたはマスク等の着用
▼咳エチケット・手洗い等の徹底

■ご協力をお願いします

◆投票する皆さんへ
 マスクを着用し、出入口でのアルコール消毒、咳エチケットを心がけ、帰宅後は手洗い・うがいを徹底しましょう。

◆開票を参観する皆さんへ
 マスクを着用し、出入口でのアルコール消毒、咳エチケットを心がけ、帰宅後は手洗い・うがいを徹底しましょう。
 また参観中はほかの参観人と離れ、十分な距離をとってください。参観人数が多い場合、入場を制限する場合があります。

◆投票所の混雑の目安
○期日前投票所
 投票日の前々日・前日に混み合います。早めの期日前投票をお勧めします。
○当日投票所
 投票日当日は午前中に混み合います。午後からの投票をお勧めします。
 
※投票所一覧はPDF版または音訳版で確認してください。