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特集 海洋ごみをやっつけよう in 平郡島
近年、海洋汚染の原因となる海洋ごみの存在が世界的な問題となっています。柳井市も例外ではなく、特に平郡島では多くの海洋ごみが漂着しています。そこで昨年11月、「海洋ごみからきれいな平郡島をみんなの力で守ろう!」と題し、平郡島のボランティア海岸清掃を行いました。今回の特集では、その様子と海洋ごみの特徴をお伝えします。
●問い合わせ 市民生活課 電話22-2111内線165
SDGs(持続可能な開発目標)
2030年までに持続可能でより良い世界の実現を目指すための国際目標です。17項目の目標から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。今回の特集は、主に目標12「つくる責任 つかう責任」、目標14「海の豊かさを守ろう」に関連します。
海岸清掃の概要
平郡東地区
日にち 令和3年11月14日日曜日
場所 五十谷海水浴場
回収したごみの量 可燃ごみ70袋分/不燃ごみ20袋分 など
平郡西地区
日にち 令和3年11月21日日曜日
場所 平郡西港西側海岸
回収したごみの量 可燃ごみごみ収集車2台分/不燃ごみ軽トラック1台分 など
スポーツ団体に所属する親子など、各地区それぞれ約50人ずつが参加しました。両日とも午前中約2時間にわたり、ペットボトルや空き缶などの家庭ごみ、網やフロートといった漁具など、多様なごみを回収しました。また、瀬戸内海で多く見られる海洋ごみであるパイプなどのカキ養殖用資材も見られました。
学習会を開催しました
午後からは学習会を行い、海洋ごみへの理解を深めました。クイズも交えた市職員の話に、参加者は熱心に聞き入っていました。
※学習会で使用した教材は市ホームページで公開しています。
学習会で学びました 海洋ごみとプラスチックごみ
(1)海洋ごみとは
海岸に打ち上げられた「漂着ごみ」、海面や海中を漂う「漂流ごみ」、海底に積もった「海底ごみ」の総称を海洋ごみと言います。そのうち約80%は、街で発生したごみが河川などから海へ流れ出たものと言われています。
(2)約65%はプラスチックごみ
海洋ごみには自然物や金属、ガラスなどもありますが、プラスチックごみが最も多く、全体の約65%を占めています。プラスチックは自然の中で分解されず海に残ってしまうため、海の生態系に悪影響を及ぼします。
(3)海に入ったプラスチックごみは
○生き物に絡まる
海を漂う網などの漁具が、魚や海の動物に絡みつくことがあります。絡みついた網などが取れず、動けなくなりえさをとれなくなった魚や海の動物は、最終的には死をむかえるおそれもあります。
○間違えて食べられる
魚や海の動物がえさと間違えてプラスチックごみを食べてしまうことがあります。すると胃にプラスチックがたまり、栄養がとれない、内臓が傷つくなどして死んでしまう場合があります。また、プラスチックは太陽光や熱、波の力により砕けて小さなかけらになります。5mm以下になったプラスチックをマイクロプラスチックと言い、魚や海の動物の口にますます入りやすくなります。
○有害物質を引き寄せる
プラスチックは海に流れ出た農薬など、有害な物質を吸着する性質があります。食物連鎖の中で、最終的にそのプラスチックを食べた魚を人が食べると、結果としてプラスチックと吸着した有害物質を体内に取り込んでしまうことになります。
参加者の声(アンケートより抜粋)
○子ども
▼細かくなった発泡スチロールが多いと思った。
▼ごみがとても多くてビックリした。
▼ごみを捨てる人が多いことが分かった。ごみが落ちていたら、自分の捨てたものでなくても拾うようにしようと思う。
○大人
▼市内在住でも平郡島を訪れる機会は少なく、子どもを連れてくることができて良かった。柳井市は海岸線が長いので、各所でこういう機会があると良い。
▼良い経験をさせてもらった。ごみの多さに驚いた。中でもペットボトルがとても多いと感じた。
▼たくさんごみを拾ったつもりだったが、あまりの量で、まだまだごみが残っていた。ごみの減量の大切さを痛感した。
▼子どものころからこうした活動に参加し、自然を大切にしようとする心を育てられたらと思って参加した。また機会があれば参加したい。
私たちにできること
(1)3Rを実践しましょう!
Reduce…ごみを減らしましょう マイ箸を持ち歩き、プラスチックのスプーンやフォークを減らしましょう。
Reuse…繰り返し使いましょう シャンプーや洗剤は詰め替え用を使い、ボトルは同じものを使いましょう。
Recycle…再資源化しましょう 資源ごみの回収に協力しましょう。
(2)清掃活動に参加しましょう!
まずは、家の周りなど身近なところのごみ拾いを行いましょう。市が行う平郡島での清掃活動のほか、各地域のクリーン作戦などに積極的に参加しましょう。
(3)学習したこと・体験したことを広めましょう!
3Rの実践や清掃活動に参加して学習したことなどを、家族や友達に広めましょう。
企業版ふるさと納税を活用しました
今回の清掃活動は、株式会社サンラインから企業版ふるさと納税として受けた寄附を活用して行いました。いただいた寄附は、そのほかにも貸出用清掃用具や清掃ボランティア専用ごみ袋、環境マナーを啓発する看板(右図)の整備に活用しました。
清掃用具の貸出を行っています
ボランティアで清掃を行う個人や団体にボランティア専用ごみ袋を提供したり、運搬用一輪車などの清掃用具の貸出を行っています。詳しくは市民生活課に問い合わせてください。
○貸出用具(無料)
折りたたみ式アルミリヤカー1台/アルミコンテナカー3台/アルミ一輪車3台/ジョレン5本/ジャンボスレー(大型ソリ)3台/プラスチックコンテナ20個/熊手(がんざき)20本/てみ10枚
Pick UP
JR柳井駅・柳井港駅・大畠駅が自動改札に替わります
3月12日土曜日から
県内東部のJR山陽線は和木駅から南岩国駅まで自動改札機が設置されていましたが、その区間が藤生駅から徳山駅まで延伸され、柳井駅・柳井港駅・大畠駅にも自動改札機が設置されます。
〇ICカード乗車券が利用できるようになります
JR西日本が発行する「ICOCA」(イコカ)などICカード乗車券は、あらかじめチャージ(入金)しておくことで切符として利用でき、運賃を自動改札機で精算できます。詳しくは問い合わせるか、JR西日本のホームページを確認してください。
○ICOCA・ICOCA定期券の購入は
市内各駅のうち、柳井港駅ではICOCA・ICOCA定期券の購入ができません。詳しくは市ホームページを確認してください。
◆市内各駅から自動改札機が設置されていない駅へ移動する場合は、従来通り切符を購入してください。
●問い合わせ
▼JRお客様センター
電話0570-002-486
▼商工観光課
電話22-2111内線364
住民税非課税世帯等に臨時特別給付金を支給します
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、速やかに生活・暮らしの支援を受けられるよう、住民税非課税世帯等に対して臨時特別給付金を支給します。※この給付は全国一律の国制度です。
●問い合わせ 社会福祉課 電話22-2111内線181
■対象世帯
〇住民税非課税世帯
基準日(令和3年12月10日)において、世帯全員の令和3年度分の住民税均等割が非課税である世帯
※住民税が課税されている者の扶養親族等のみからなる世帯(例: 子(住民税課税)に扶養されている親(住民税非課税)の世帯)は対象外です。
〇家計急変世帯
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、住民税非課税世帯と同様の事情にあると認められる世帯
■給付額 1世帯当たり10万円
■支給方法 口座振り込みになります。振込日は決まり次第お知らせします。
■手続き
住民税非課税世帯 令和3年1月1日に市に住民票のある世帯
▼確認書を送付します。(3月上旬までに発送予定)
▼記入の上、同封した返信用封筒で返送してください。
住民税非課税世帯 令和3年1月2日以降に市に転入した世帯
▼市ホームページや広報やない令和4年3月10日号などでお知らせします。
家計急変世帯
▼申請が必要です。
▼該当すると思われる人は社会福祉課に問い合わせてください。
◆住民税非課税世帯等への臨時特別給付をかたる振り込め詐欺や個人情報の詐取に注意してください。
第19回 やない白壁 花香遊 七分咲き(リターンズ)
歴史と文化の香り漂う白壁の町並みで、花と香りをテーマにふる里の味や遊びを愉しみます。今回は、過去二年の開催中止から、本年こそは規模を縮小してでも開催したいとの気持ちを込めて「七分咲き(リターンズ)」としています。
※新型コロナウイルス感染症拡大状況により、イベント内容を一部中止または変更する場合があります。
○日時 3月20日日曜日10時~15時
○場所 白壁の町並みとその周辺
▼投扇興
▼手作り和雑貨、お土産品販売など
▼講演会 「大人気の柳井金魚ちょうちん」 講師 松島 幸夫 氏
▼柳井中学校生徒作品展
▼おひなさま巡りスタンプラリー
■新型コロナウイルス感染症対策にご協力ください
▼メイン会場入口での検温、マスクの着用
▼メイン会場内での飲食は控える
▼一部会場では、人数制限や席数を減らすなどソーシャルディスタンスの順守
▼新型コロナウイルス接触確認アプリ「cocoa」の導入
■着物での来場者には
花香遊通貨 「花百もんめ」×3枚を進呈
▼先着200人
▼花百もんめ1枚につき100円
■十三参り
13歳を迎えた子どもの成長を祝い、厄を落とし智慧と福徳を授かる地域行事です。
○時間 11時~12時30分(受付10時30分~)
○場所 湘江庵(柳井3058-1)
○内容 好きな漢字を1字書く→本堂でお参り→ご住職のお話→記念品贈呈
○対象 数え年で13歳の男女(小学6年生~中学1年生)
○定員 5人(先着順)
○参加料 3,000円 ※見学は無料
●主催・各種予約・問い合わせ
柳井市観光協会 電話23-3655
○共催
やまぐちフラワーランド、やない自遊倶楽部、柳井縞の会、白壁の町並みを守る会、YAPクラブ