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特集 大畠図書館の取り組みから
オバタ・リアン絵本1冊プロジェクト
感謝のしるしが、仲間の熱い想いを育みました。本を通して芽生えた絆、着々成長中!
市立大畠図書館では、地元有志の皆さんとともに昨年5 月から「オバタ・リアン絵本1冊プロジェクト」と称して、賛同をいただいた人から、年に⼀度1冊の新刊絵本の寄贈をいただくプロジェクトを始めています。今号では、そのプロジェクトを紹介します。
オバタ・リアンって何?
かつてマンガのタイトルにもなった「オバタリアン」ではなく、「おおばたけ」とフランス語で「絆」を意味する「リアン」を合わせた造語で、子どもたちにいろいろな本を読んでほしいという熱い想いを持つ、志ある仲間を意味しています。
オバタ・リアンは何人?
当初10人で始めたオバタ・リアンは、徐々に賛同者が増え、現在41人まで仲間の輪が広がっています。
爺ちゃん、婆ちゃん、大絶賛
「いたずらに夜を更かした学生時代、もっと本を読んでいればなぁ~」
「やっぱりなぁ~、本は良いよなぁ~」
決して、昔の自分を嘆いている訳ではない。
決して、賢い人を妬んでいる訳でもない。
唯々、本は、やっぱり、すごいのだ。
by わが子の「なぜ?」の返答に窮する父
~きっかけは、天から舞い降りた16冊~
本好きで毎週大畠図書館に通っていた故・綿貫富男さんの妻・良子さんが、お世話になった感謝の気持ちを込めて、大畠図書館に16冊の絵本や児童書を寄贈したことから始まりました。
綿貫さんは生前、地元大畠の消防団員として活動するかたわら、地元少年野球チームのお手伝いをしており、その子どもたちを連れて何度も図書館を訪れていました。
そんな思い出話を良子さんと仲間たちで話していると、「あとにつなげてみんなで絵本を寄贈しよう」との声が上がり、「ひとりが年に1冊だけなら続けていけるよね」ということでプロジェクトが動き出しました。
今ではオバタ・リアンの絵本は、本棚に並ぶとすぐに貸出中になるほど人気を博しており、おなかにいる赤ちゃんへの読み聞かせのほか、乳幼児や小学生の心に寄りそう題材として、多くの人に喜ばれています。
これまでに寄贈本34冊が届きました
オバタ・リアンからの寄贈本には、左のシールが貼ってあります。オバタ・リアン一人ひとりの、子どもたちを想い、健やかな成長を願う気持ちが込められています。下の絵本はその一部。ぜひ手にとってみてください。
愛と勇気と笑いと心をつなぐ、海辺の優しきオバタ・リアン's
~オバタ・リアンからのメッセージ~
○参加番号1番 セトのナナ子53歳 さん
子どもたちの笑顔や笑い声は、私に安らぎとパワーを与えてくれます。多くの本に出会い、いろいろなことを考え、想い、学んでください。このプロジェクトがそうした成長の⼀助となれば幸いです。
○参加番号14番 タイム・イズ・ハッピー56歳 さん
ひと昔前は娘のために、今は孫のために絵本の読み聞かせをしています。脳トレにもなるので、オバタ・リアンの絵本を借りて今日もせっせと読み聞かせ。私にとって大切な時間となっています。絵本1冊プロジェクトありがとう!
○参加番号23番 もっちゃん46歳 さん
年に⼀度、1 冊ならできるかなと思い参加しました。「自分が寄贈した絵本はどんな子に読まれているのだろう?」 「どんな声で読み聞かせているのだろう?」と、ついつい気になってしまいます。多くの人に読んでもらえたら嬉しいです。
○参加番号31番 お姉さんと呼べ!59歳 さん
最近、孫が本をよく読むようになりました。「ばあちゃん!」の呼びかけに忙しさにかまけて聞こえないふりをしていると、「ばあちゃん、大きな声で返事をしなさい。そう本に書いてあるわよ!」との声が。私にこそ本が必要なようです。
プロジェクトの参加者 募集中!
参加者の中には市外から図書館を利用する人もいます。賛同いただける人の参加をお待ちしています。詳しくは大畠図書館へ問い合わせてください。
オジタ・リアンでも良いですか?
オバタ・リアンは女性だけではありません。もちろん、男性でも大歓迎!とあるおじさまからは大型絵本と紙芝居が届きました。ありがとうございました。
絵本の紹介
どの絵本も大人気!どれもオススメですが… そのうちの1冊を紹介します。
『すくすくいのち』
ある日、ママのおなかの中の赤ちゃんのへや(子宮)に小さな小さなたまごがやってきます。赤ちゃんの成長の様子とそのときのママの身体の変化が小さな子どもでも分かるように描かれています。誰もが大切ないのちであることを伝える絵本です。
みんなおいでよ!大畠図書館へ
○たたみコーナーがあります
親子でリラックスして利用できるよう、たたみコーナーを用意しています。絵本の読み聞かせなどにぜひ利用してください。
●問い合わせ 大畠図書館
大畠1500番地(ふれあいタウン大畠内)
電話45-2226
▼開館時間 9時~17時
▼休館日 月曜日・祝日・年末年始・特別整理期間
Pick UP
高齢者おでかけサポート事業を拡充!
「高齢者バス・タクシー・へぐり共通助成券」申請受付を開始します
高齢者の日常生活の利便向上と社会参加のさらなる促進を図るため、高齢者おでかけサポート事業を拡充して実施します(交付には申請が必要です)。
※高齢者福祉タクシー利用助成事業は高齢者おでかけサポート事業に統合します。
●問い合わせ 高齢者支援課 電話22-2111内線186
令和4年度から主に以下の点を拡充します
▼75歳未満の家族と同居している人も対象となります。
▼自動車を運転している家族と同居している人も対象となります。
■対象者
75歳以上の在宅の市民で、自らが自動車を運転しない人
▼障害者タクシー福祉乗車割引証の交付を受けている人は対象となりません。
▼75歳になる月の初日から申請できます。
▼自動車の運転をやめたときから申請できます。
○助成額 助成額/内訳
住民税非課税世帯 最大24,000円/400円券×48枚 100円券×48枚
住民税課税世帯 最大12,000円/400円券×24枚 100円券×24枚
※5月以降の申請は月割で計算した枚数を交付します。
○利用上限
▼タクシー・へぐり 1乗車(乗船)につき最大1,000円
▼路線バス 1乗車につき助成券2枚まで
▼タクシーに相乗り 1乗車につき対象者ごとに最大1,000円
○課税状況の判定
申請時期により、判定に使用する住民税課税年度が異なります。
▼6月末までの申請:令和3年度課税状況を使用
▼7月以降の申請:令和4年度課税状況を使用
○申請方法
本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証、介護保険証、年金手帳など)を持って、次の場所で申請してください。
※代理人が申請する場合、対象者と代理人の本人確認書類が必要です。
※令和3年1月1日(7月以降の申請の場合、令和4年1月1日)時点で市内に住民登録がなかった人は、同時点の市町村が発行する「令和3年度課税証明書(7月以降の申請の場合、令和4年度課税証明書)」が必要です。
◆申請場所 高齢者支援課、各出張所・連絡所
※いずれの場所でも申請時に助成券の受け取りができます。
◆申請開始 3月28日月曜日~
◆市ホームページで概要を確認できます。
令和4年度 機構改革 こどもサポート課を新設します
4月1日から、子育て支援体制を強化するため、現在社会福祉課が所管する事務のうち子育てに関する事務を所管する課として、社会福祉課隣にこどもサポート課を新設します。
●問い合わせ 総務課 電話22-2111内線430
○こどもサポート課が所管する主な業務 児童手当、児童クラブ、保育園、保育料、乳幼児・子ども医療費助成、ひとり親家庭医療費助成、児童扶養手当、家庭児童相談
市営柳井まちなか駐車場が民営に移行します
柳井まちなか駐車場の運営を民営化し、4月1日から有限会社山中が管理運営を行います。
○4月以降の利用料金に変更はありません
○移行準備のため、3月27日日曜日から31日木曜日まで駐車場の時間利用ができません(定期利用は可)
○未使用回数駐車券の払い戻しを行います
▼期間 4月1日金曜日~28日木曜日/平日8時30分~17時15分
▼場所 市役所2階都市計画・建築課
※新たな回数駐車券は有限会社山中で購入してください。
●問い合わせ
▼都市計画・建築課 電話22-2111内線233
▼有限会社山中 電話22-2041
県道 柳井上関線伊保庄バイパスが部分開通します
県が整備を行っている県道柳井上関線伊保庄バイパスのうち、黒島地区から八幡団地付近までの区間(右図参照)が、3月下旬に開通します。
これまでの道路は道幅の狭い箇所や見通しの悪い箇所、歩道のない箇所がありました。今回の部分開通により、地域間の移動時間の短縮、歩行者や自転車利用者の安全確保などの効果が期待されています。
●問い合わせ
▼県柳井土木建築事務所
電話22-1847(工務第1課第1班)
▼市土木課 電話22-2111内線220