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受けていますか?胃がん検診 ~胃内視鏡のすすめ~
自分とは無関係と思いがちな「がん」。がんは日本人の死因第1位で、2人に1人がかかる病気となっています。がんの治癒のためには、検診を受診し早期発見・早期治療をすることが大切です。今回は胃がん検診(胃内視鏡)を通して、検診の重要性を考えていきます。●問い合わせ 市保健センター 電話23-1190
胃がんの治療には早期発見が重要
5年後生存率
ステージ1 96.0%→ステージ4 6.3%
(公財)がん研究振興財団「がんの統計2022」より
がんは大きくステージ1~4に分けられ、数字が大きいほどがんが進行していることを意味し、ステージ1での発見とステージ4での発見では治療の効果や治療後の状態に大きな差が生じます。胃がんをステージ1で発見した場合の5年後生存率は、ステージ4での発見時と比べ約15.2倍にのぼり、早期発見が治癒の確率の向上につながることが分かります。
胃がん患者は50歳以上で急増
胃がんは50歳前後からかかる人が増え、特に男性に多い傾向があります。また2018年の調査で日本人のかかるがんを部位別に見ると、胃がんは男性では第2位、女性では第4位と男女ともに上位を占めています。
胃がんの年齢別罹患率▶
国立がん研究センターがん対策情報センター(2018年)より
胃がん検診受診率の低い柳井市
県内胃がん検診受診率
18位/19市町中
県医療政策課ホームページより
市の胃内視鏡と胃透視を合わせた胃がん検診受診率は、他の県内市町と比べて低く、令和2年度は県内19市町のうち18番目の低さでした。さらに、新型コロナウイルス感染症による受診控えなどの影響で、令和2年度以降検診受診者は大幅に減少しています。検診ではステージ1の早期でがんが発見されることが多く、効果的な治療につながることが多いため、50歳を目途にまずは検診を受診してみましょう。
胃がん検診で助かる命
周東総合病院で胃がん検診(胃内視鏡)を行う清時秀医師。胃がん検診の大切さや胃内視鏡ならではのメリットについて話を聞きました。
周東総合病院 消化器内科部長 清時 秀 医師
-胃がん検診を受診する大切さを教えてください。
近年の医療の進歩により、早期に胃がんを発見し、体への負担の少ない治療を行うことが可能になってきています。しかし胃がんは初期段階では自覚症状がないことが多く、症状が出たときには進行している場合が多くあります。そのため胃がん検診を定期的に受診し、早期に発見することが大切です。
-検診受診には胃がんの発見以外にも効果がありますか?
胃がん検診(胃内視鏡)の受診で分かることの1つにピロリ菌の有無があります。ピロリ菌はほとんどの胃がんに関与しており、胃がんにならないために、まずはその有無を確認することが重要です。ピロリ菌がいた場合、その除去を行うことで、胃がんのリスクを下げることができます。
-胃内視鏡ならではのメリットを教えてください。
胃がん検診には、小型カメラで胃の中を直接観察する胃内視鏡検査とバリウムを飲んで胃の中をレントゲンを使って観察する胃透視検査があります。それぞれメリットとデメリットがありますが、カメラを通してわずかな粘膜の凹凸や色の違いを認識できる点では胃内視鏡検査の方が優れています。
-胃内視鏡には不安を持つ人もいると思いますが、何か対策はありますか?
胃内視鏡と聞くと「つらそうだ」「怖いな」と思う人が多いかもしれません。そうした不安を和らげるため、検査室では穏やかな音楽をかける、経験豊富な看護師が対応にあたるなど、患者さんにリラックスしてもらうことを心掛けています。もちろん検診前には麻酔を行い、痛みを和らげます。
-読者の皆さんにメッセージをお願いします。
胃がんは日本人がかかる主要ながんの1つですので、特にこれまで胃がん検診(胃内視鏡)を受診したことがない人は受診してみてください。新型コロナウイルス感染症の影響により受診を控える風潮がありますが、そうした状況下でもがんは進行しますので、ぜひ受診をお願いします。
▲鼻からの胃内視鏡時の麻酔の様子。胃内視鏡には経鼻(鼻から)と経口(口から)があり、経鼻はカメラが細く嘔吐反射(えずき)が少ない、経口はカメラが大きく画像がきれいに写るなど、それぞれにメリットがあります。
柳井市の胃がん検診(胃内視鏡)
○受診の流れ
(1)右表の医療機関(市指定医療機関)に市の胃内視鏡による胃がん検診を受ける旨を伝え、予約する。
(2)当日に医療機関へ健康手帳(市保健センターで無料交付)、検診料金、保険証などを持参して受診する。
※前日21時までに食事を済ませ、当日絶食であれば予約状況により当日受診可能な医療機関もあります。詳しくは医療機関に確認してください。
○対象年齢 50歳以上(昭和48年3月31日生まれまで)
○受診間隔 2年度に1回
※胃内視鏡、胃透視のどちらかを選択してください。
○検診料金
▼74歳以下/3,100円
▼75歳以上/800円
○受診可能医療機関一覧
医療機関/連絡先/予約/事前受診
河内山医院/電話22-0023/要 ※1/不要
国立病院機構柳井医療センター/電話27-0211/要/要
小林内科クリニック/電話23-5588/要 ※1/不要
周東総合病院/電話22-3456/要/不要
吉田クリニック/電話24-1212/要/要
松井クリニック ※2/電話24-5311/要/不要
まつばら内科・胃腸科 ※3/電話25-2266/不要/不要
※1 予約の空き状況により前日予約可能。
※2 検査枠に空きがあれば当日検診可能。検査1時間前まで水、お茶のみ飲むことが可能。
※3 当日10時までに来院が必要。当日朝6時までは水のみ飲むことが可能。朝の薬は服用せずに来院のこと。
Pick UP
10月1日土曜日から
伊陸地区・阿月地区の公共交通体系が大きく変わります
●問い合わせ 商工観光課 電話22-2111内線363
■路線バスが一部廃止されます
防長交通株式会社の路線バスのうち、次の路線が9月30日金曜日で運行を終了します。
これにより、伊陸地区、阿月地区を走る路線バスがなくなります。
▼柳井駅前~大の口・宮ヶ原・柳井駅~国道周東病院下
▼柳井駅前~大の口・宮ヶ原(循環)~柳井駅前
▼柳井駅前~宮ヶ原・大の口(循環)~柳井駅前
▼柳井駅前~宮ヶ原~久可地
▼柳井駅前~宮ヶ原
▼周東病院玄関前~柳井駅~宮ヶ原
▼柳井駅前~阿月~池の浦
▼柳井駅前~宇積
■路線バスのルートが変わります
防長交通株式会社の路線バスのうち、次の路線が10月1日土曜日から運行を開始します。
▼周東病院玄関前~柳井駅・上馬皿~柳井駅
▼柳井駅~上馬皿・柳井駅~国道周東病院下
▼柳井駅前~上馬皿(循環)~柳井駅前
▼柳井駅前~柳井医療センター前
■伊陸・石井北部地区と阿月地区で予約制乗合タクシーを運行します
伊陸・石井北部地区 「いかち まいか号」
〇運行本数
▼伊陸・石井北部地区⇒柳井駅/3便
出発時刻/7時・8時20分・9時30分
▼柳井駅⇒伊陸・石井北部地区/4便
出発時刻/10時30分・12時・13時30分・17時30分
〇利用対象者 伊陸・石井北部地区住民およびその関係者
〇乗降場所 自宅、大迫バス停、セブンイレブン伊陸店、村中歯科医院、伊陸出張所・公民館、JA伊陸支所、伊陸郵便局、政井医院、フジ柳井店、ミスターマックス柳井店、柳井市役所、周東総合病院、ゆめタウン柳井店、柳井駅
〇運賃
▼伊陸・石井北部地区内~地区外 1乗車500円
▼伊陸・石井北部地区内移動 1乗車300円
※小学生以下半額、3歳未満無料、障がい者運賃制度あり
阿月地区 「阿月神明号」
〇運行本数
▼阿月地区⇒柳井駅/2便
出発時刻/8時30分・9時30分
▼柳井駅⇒阿月地区/3便
出発時刻/11時30分・13時30分・15時30分
〇利用対象者 阿月地区住民およびその関係者
〇乗降場所 自宅、阿月出張所・公民館、阿月郵便局、柳井医療センター、ゆめタウン柳井店、周東総合病院、柳井市役所、柳井駅
〇運賃
▼阿月地区内~地区外 1乗車500円
▼阿月地区内移動 1乗車300円
※小学生以下半額、3歳未満無料、障がい者運賃制度あり
■大畠地区予約制乗合タクシー「大畠うずしお号」のダイヤを改正します
○改正後のダイヤ
▼大畠地区⇒柳井駅/2便から3便へ増便
出発時刻/8時20分・9時30分・13時30分
▼柳井駅⇒大畠地区/3便
出発時刻/11時30分・旧13時→新12時30分・16時20分
■予約制乗合タクシー利用方法
(1)各地区社会福祉協議会に事前に利用登録票を提出
▼大畠地区 大畠地区社会福祉協議会(大畠総合センター内)
電話45-3211
▼日積地区 日積地区社会福祉協議会(日積公民館内)
電話28-0001
▼伊陸地区 伊陸地区社会福祉協議会(伊陸公民館内)
電話26-0001
▼阿月地区 阿月地区社会福祉協議会(伊陸公民館内)
電話27-0001
(2)タクシー会社に電話で予約
(予約がない場合の運行はありません)
▼大畠地区、日積地区、伊陸地区
柳井三和交通株式会社
電話22-3333
▼阿月地区
柳井第一交通株式会社
電話22-0061
マイナンバーカードを持っていない人へ
マイナンバーカード交付申請書を送付します
マイナンバーカードを持っていない人を対象に、オンライン申請用QRコード付き交付申請書を、9月上旬までに国と全国の自治体が共同運営する「地方公共団体情報システム機構」(J-LIS)から送付します。
○以下の人には申請書は送付されません
▼75歳以上の人で、令和2年度・令和3年度に後期高齢者医療広域連合から交付申請書が送付されている人
▼令和4年1月1日以降に生まれた人または国外から転入した人 (出生時または転入時に個人番号通知書などと合わせて交付申請書を送付済み)
▼在留期間の定めのある外国人住民の人 (地方出入国在留管理局でマイナンバーカードの交付申請などについてお知らせしています)
○申請方法
▼スマートフォンなどから申請書のQRコードを読み取ることで、簡単に申請できます。
▼市民生活課(市役所1階5番窓口)で、申請に必要な顔写真の撮影と申請の補助をしています。
▼郵送での申請も可能です。
○マイナンバーカードの受け取り
申請後、受け取りまでに通常1カ月程度かかります。
○最大2万円分のポイントがもらえるマイナポイントの申込にはマイナンバーカードが必要です
マイナポイントの対象となるマイナンバーカードの申請期限は9月30日金曜日までです。この機会にぜひマイナンバーカードを取得してください。
○マイナンバーカード交付・更新手続きの平日時間外臨時窓口を開設しています
▼開設時間 毎月第1・第3木曜日 17時15分~19時
●問い合わせ 市民生活課 電話22-2111内線163
柳井市の人事行政
人事行政の運営等の状況の公表に関する条例に基づき、概要をお知らせします。
●問い合わせ 総務課 電話22-2111内線431
※「柳井市の人事行政」は、PDF版または音訳版でご確認ください。