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柳井市少年少女発明クラブの経緯
昭和42年宝計器製作会社会長の発案により、郊外の小さな小学校で少年少女発明クラブが出来ました。会長個人の物心両面による支援の下で約1年間運営がなされましたが、組織の強化、経済的な問題、また郊外の1小学校ではなく、柳井市規模での活動に迫られ、一時は解散せざるを得なくなりました。
その後、柳井市では防犯組合設立の機運が高まり、特に少年少女の健全育成には教育委員会も熱心に取り組むようになりました。ちょうどその頃発明協会本部より山口県に少年少女発明クラブの設置要請もあり、教育委員会も少年少女発明クラブは、少年少女の健全育成の一環として、全面的に支援することになりました。早速、教育長を中心に市経済部長、市議会議員、宝計器製作会社会長などによる発明クラブ設立委員会を設け協議する運びとなりました。幸い中央の小学校に市の理科研修所を教室にするため、小学校長に協力を依頼し快く承諾をいただきました。理科担当の教師と事務担当の二人が先進地の奈良県桜井市少年少女発明クラブを視察し、経理・運営面について詳細に学んできました。
以上のような経緯をたどり、昭和60年8月3日市内小学生5・6年生60人定員で柳井市少年少女発明クラブの発足となりました。
同時に発明クラブの経済的支援を行う協力会も柳井ロータリークラブ、柳井西ロータリークラブが中心となって一般に呼びかけ、市内有志31人により、年会費制で発足しました。
発明クラブ指導者には、市理科研修所指導員を中心に毎月の第2・第4土曜日の午前に活動をしています。活動内容は、定期の活動の他に、県内7つの少年少女発明クラブとの交流会への参加、公益社団法人発明協会主催の「全日本学生児童発明くふう展」、「未来の科学の夢絵画展」及び「少年少女チャレンジ創造コンテスト」の参加を通じて、クラブの充実強化に努めています。