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(株)トクヤマ 再エネから水素製造へ 水電解槽を生産

株式会社トクヤマ(本社:周南市)が、柳井市の先進技術事業化センターにおいて電解槽事業を実施するにあたり、令和4年7月26日、山口県庁において、株式会社トクヤマ、山口県、柳井市の3者による進出協定の調印式を執り行いました。
1.進出の概要
○事業所名 : 株式会社トクヤマ 先進技術事業化センター
○所 在 地 : 柳井市南浜二丁目2番1号
○事業内容 : 水電解槽の開発及び製作
○敷地面積 : 約39,000平方メートル
○建築面積 : 約5,400平方メートル
○操業予定 : 令和5年6月ごろ
○従業員数 : 当初65名程度(うち新規雇用35名程度)
2.調印式の様子
調印式は山口県庁にて行われ、進出協定書は株式会社トクヤマ、山口県、柳井市の3者で取り交わされました。
この度の進出に際し、村岡知事から、「2050年のカーボンニュートラル実現に向け、本県においても水素エネルギー関連産業を次世代成長分野として位置づけ、全国をリードする水素先進県の実現に向けた取組を推進している。この度の事業は、こうした県の取組を大きく後押しいただくものであるとともに、本県経済の活性化へ大きな起爆剤になるものと大変期待を寄せている」と歓迎のあいさつを述べられました。
株式会社トクヤマの横田代表取締役社長執行役員が「電解技術と食塩電解から発生する水素の取り扱いについては70年にわたる蓄積がある。再生可能エネルギーを活用したグリーン水素の高効率製造を可能とする水電解槽の開発により、柳井市、山口県からカーボンニュートラルの実現に貢献していく」とあいさつを述べられました。
井原市長からは、「先進技術事業化センターでの窒化ケイ素の開発、トクヤマゆうゆうファームの設立に続き、新たに本市における投資を決断いただき大変ありがたい。この度の計画は、経済活性化や雇用創出に繋がる誠にありがたいお話であり、本市での事業を通じて更なる発展を遂げてほしい」と歓迎と感謝の言葉を述べました。
左から井原市長、村岡知事、横田代表取締役社長執行役員
調印式終了後、株式会社トクヤマから、この度の事業計画についてのご説明がスライドを用いて行われました。