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家庭児童相談室からのおたより(4月号)の掲載について
相談員 M からのおたより(4月号)
新年度になりました。入学や進級に伴ってお子さんたちは希望に胸を膨らませていることでしょう。楽しみな1年間の始まりです。
こつこつ こつこつ それで初めて身につきます
子どもが今までできなかったことができるようになると、親としてはとてもうれしいものです。初めて言葉をしゃべった。初めてトイレにひとりで行けた。こんなふうに、大きくなるにつれて自然にできることが増えると、そのことが親としての喜びですね。
しかし、小学校に上がり勉強となると話は別で、自然と身につくわけではなく、ここからは本人の取り組み次第となってきます。親が「勉強しなさい」と言って、素直に従うのは低学年までで、自己の確立という心の成長とともに、親の言うことをだんだんと聞かなくなっていきます。これは表面的には「うちの子は言うことを聞かない」とも取れますが、自己の確立ができつつあるというまぎれもない成長でもあります。ただし、勉強に背を向けることは本人にとって大きなマイナスです。
そこで、お父さんやお母さんが「勉強しなさい」と口をとがらして言うよりも、物事への取り組みを後ろ姿で示すことを提案します。物事を成就させるには、小さなことをこつこつと、毎日毎日取り組むことの大切さを言って聞かせ、ご自身も何がしかの取り組みをしてみてはどうでしょう。子どもは目の前の大人が言うだけの人か、実践している人かを一目で見抜きます。勉強はコストパフォーマンスとは無縁の世界であり、こつこつと積み重ねて初めて身につくことばかりです。
歴史の中からこつこつと取り組む大切さを語ったものをあげてみましょう。
明治の文豪である夏目漱石は「世の中は根気の前に頭を下げる事を知っています」と30歳も年下の若き日の芥川龍之介に手紙の中でこつこつと取り組むことの大切さをアドバイスしています。あの有名な芥川龍之介も努力を重ねた結果、多くの文学作品を残したのです。また、中江藤樹という江戸時代の有名な学者には多くの弟子がいましたが、その中に医者になりたいという大野了佐という若者がいました。ところが、彼の知的能力は弟子の中で一番低いものでした。そこで藤樹は丁寧に彼を教え、了佐も教えてもらったことを何度も何度もくり返し学習し、ついには医者になることができました。何事にもこつこつと取り組むことができるという能力が身についたとき、その子はどんな困難にも立ち向かえる人になります。
家庭児童相談室とは
3人の子ども家庭支援員(家庭児童相談員兼務)が、妊産婦から18才までの子どもがいる家庭に寄り添い、必要な情報提供をしたり、子育ての悩みを聞いたり、地域の関係機関と連携しながら、安心して暮らせるようサポートします。
1 すべての子どもが心身ともに健やかに育つことを願い、家庭における子どもの養育や家庭の人間関係などさまざまな問題について相談に応じています。
2 家族の方々に限らず、幼稚園、保育園、学校、民生委員の方など、どなたからの相談にも応じます。
3 相談内容について秘密は厳守します。
4 18才未満の子どものことであれば、どんなことでも相談に応じます。
相談内容
1 心と身体の発達に関する相談(多動、神経質、自己中心的など)
2 心身障害に関する相談(ことば、知能、精神発達など)
3 学校生活の相談(集団生活への不適応、不登校、いじめなど)
4 非行・不良行為のある子の相談(夜遊び、万引き、薬物乱用(シンナー)、たばこなど)
5 児童虐待に関する相談(原因不明の傷、激しい泣き声や人見知りなど気になる家庭の子)
6 その他 (DV…配偶者等暴力・暴言など)
相談方法
子どもや子育て等に関する心のモヤモヤを誰かに聞いてほしいとき、どこに言えばいいかわからないときは、ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。3人の子ども家庭支援員が心を込めて対応します。
1 電話相談 柳井市役所 こどもサポート課 家庭児童相談室
電話 0820-22-2111(内線325)
直通 0820-23-1294
2 来所相談 柳井市役所 3階 こどもサポート課内 家庭児童相談室
受付時間 午前8時30分~午後5時15分(土日祝日及び年末年始は除く)
家庭児童相談員(子ども家庭支援員)が対応します。できるだけ事前に連絡してください。
3 家庭訪問 必要に応じてご自宅にお伺いします。
大事なお知らせ
1 秘密は守ります。あなたの同意がない限り、個人情報や相談内容を第三者に提供しません。ただし、あなたやあなたの周りの方の身体や命に危険があると判断した場合など、緊急時には、警察などの関係機関に連絡して、相談内容を含む個人情報を共有する場合があります。
※相談内容は、個人が特定できないよう配慮し、加工した上で、相談対応の検証等に活用する場合があります。
2 急いで相談したいときは、家庭児童相談室 電話 0820-22-2111(内線325)、直通 0820-23-1294での電話相談をお願いします。
3 いたずらなどの目的外の利用と判断される内容のご相談には、対応できない場合があります。
関係機関と連携
相談によって、児童相談所、教育委員会、学校、ことばの教室、保健センター、警察、人権擁護機関、民生委員児童委員、主任児童委員などと連携して、さまざまな制度をご紹介することができます。


