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子宮頸がん予防ワクチンの定期接種について
子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)とは
子宮頸がんは、ヒトパピロ―マウイルス(HPV)の感染が原因とされています。 このウイルスは、女性の多くが感染し、感染してもほとんどの人は自然に消滅しますが、一部の人で子宮頸がん等を発症してしまうことがあります。 近年、若年層の罹患率が増加傾向にあります。
サーバリックス及びガーダシルは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされるヒトパピロ―マウイルス(HPV)の16型と18型の感染を防ぎます。
シルガード9はHPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
しかし、子宮頸がん予防ワクチンですべてのHPV感染を予防することはできません。 子宮頸がん検診を定期的に受けることで、早期のがんを発見し、経過観察や負担の少ない治療につなげることができます。20歳になったら、定期的に子宮がん検診も受けましょう。
平成9年度~平成20年度生まれの女性の方へ
無料で子宮頸がん予防ワクチンを接種できる期間が延長されます※条件付き
現在、子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、定期接種を受けられなかった方を対象にキャッチアップ接種を実施しております。(令和7年度の対象:平成9年度から平成20年度生まれの女性)
キャッチアップ接種の期間は令和7年3月31日までとされていましたが、以下に該当する方は接種できる期間が1年間延長されます。
また、令和6年度が定期接種最終年度の平成20年度生まれの女性は、令和7年度はキャッチアップ接種の対象となり、上記と同様、接種できる期間が1年間延長されます。
【対象者】下記の全てに該当する方
□柳井市に住民登録がある方
□平成9年4月2日から平成21年4月1日生まれの女性
□令和4年4月1日から令和7年3月31日までに子宮頸がん予防ワクチンを1回以上接種しており、接種が完了していない方
→残りの回数分を無料で接種することができます。
【接種できる期間】
~令和8年3月31日まで
【接種について】
接種には予診票が必要です。お手元にない方は、下記問合せ先までお問い合わせください。
【参考】ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~(厚生労働省)<外部リンク>
定期接種対象者の方へ
令和7年度定期接種対象者
接種時に柳井市に住民登録のある小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子
令和7年度においては、平成21年4月2日~平成26年4月1日生まれ
標準的な接種年齢:中学1年生
令和7年度個別の接種勧奨対象者
定期接種対象者のうち、中学1年生(平成24年4月2日~平成25年4月1日生まれ)と高校1年生(平成21年4月2日~平成22年4月1日生まれ)に相当する女子
定期接種対象年齢に該当され令和7年度の個別勧奨に当たらない方で予防接種を希望される場合は、下記問合せ先までご連絡ください。
接種について
接種の際に持ってくる物
予防接種予診票
母子健康手帳
接種を受ける人の確認ができるもの(健康保険証、マイナンバーカードなど)
予防接種場所
県内の委託医療機関
柳井市内の委託医療機関 柳井医師会実施医療機関一覧 [PDFファイル/114KB]
※接種を希望される方は医療機関へ直接ご予約ください。
ワクチンの種類と接種間隔
【9価ワクチンの定期接種化について】 令和5年4月1日から開始
令和5年4月1日から、シルガード9(9価ワクチン)も定期接種において接種が可能となりました。
これまでに2価ワクチンまたは4価ワクチンを、1回目または2回目まで接種している方は、原則として同じ種類のワクチンで接種を完了することをお勧めします。
ただし、厚生労働省はこの場合の交互接種について「効果やリスクについての科学的知見が限定されているが、強く希望する場合は、接種医とよく相談したうえで実施することができる」としていますので、希望される場合は医師とご相談くださいますようお願いします。
【ワクチン一覧表】
定期接種で受けることができるワクチンは現在サーバリックス(2価)とガーダシル(4価)、シルガード9(9価)の3種類です。 種類によって接種間隔、回数が異なりますので厚生労働省のホームページ【標準的なワクチン接種スケジュール】をご参照ください。
→ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省)<外部リンク>
【接種間隔の注意】
初回接種の1か月後とは、翌月の同日を指します。翌月に同日が存在しない場合はその翌日(1日)となります。
【HPVワクチンの接種を受けた方へ】