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広報やない平成30年6月14日号テキスト版01

更新日:2018年6月14日更新 印刷ページ表示

広報やない平成30年6月14日号(P2~7)

2500食の給食ができるまで
安心・安全柳井の学校給食
皆さんは『給食』という言葉に懐かしさを感じることはありませんか。小学校や中学校時代、学校生活の楽しみの一つだった人も多いのではないでしょうか。
 柳井市の学校給食は、伊保庄の市立学校給食センターで作られています。現在は、平郡東小学校を除く小学校10校、中学校4校に、約2,500食を提供しています。
 今回の広報やないでは、身近なようでなかなか知る機会のない学校給食についてご紹介します。
●問い合わせ
 学校給食センター 電話22-1312
検収作業
朝8時から当日使う食材がセンターに届き始めます。
検収作業
センター職員は食材が注文通りの量、品質であるかどうかを確認します。
保存食
万一食中毒などが発生した場合などを想定し、食材はすべてマイナス20度の冷凍庫で14日間保存します。
食器の準備
食器やスプーン、トレーなどをその日の献立や必要食数にあわせて数をそろえてコンテナに積み込みます。
野菜の皮むき
検収室にはタマネギやニンジンなどの皮をむく機械があります。大まかな野菜の処理もここで行います。
下処理室
野菜などの食材は、ここで入念に洗浄したり、大きさを切りそろえるなどの下処理をします。
上処理室
下処理の済んだ食材はここでスライサーなどの機械を使い角切りやスライスなどの加工をします。また冷凍食材はここで解凍して、虫などの異物が混じっていないかを確認します。
炊飯
専用の釜で約4.6升のご飯を炊くことができます。ひと釜に米6.5キロ、麦500グラムを使います。気温や湿度にあわせて水加減を調整します。
和え物・サラダ室
和え物やサラダなど温度の低い料理は、特に衛生面に気をつける必要があるため、専用の部屋で調理します。みかんなどの果物の仕分け作業もここで行います。
揚物・焼き物室
揚物や焼き魚などの焼き物は、専用の機械を使って調理します。(写真は連続式揚物機)
配送第1便
午前9時45分。児童生徒数の多い学校に、まず食器類を運びます。センターでは4台の専用トレーラー車が働いています。
炊飯その2
炊飯釜は最大で31釜を使用します。使われているお米は、すべて柳井産のきぬむすめという品種です。
炊飯その3
炊き上がったご飯は、クラスごとに量を確認しながらつぎ分けていきます。
煮炊き調理室
料理の中心温度を専用の温度計で測ります。決められた温度と時間で火が通っているかを確認します。
煮炊き調理室
煮物や汁物などは、煮炊き調理室の大きな釜で作られます。通常3つの釜を使います。
煮炊き調理室
ホワイトボードには、当日の各学校、各クラスの必要食数が書かれています。
検食
午前11時。センター職員が給食を試食し、異物が混じっていないかや加熱冷却が適切に行われているかなどを確認します。
食缶の準備
コンテナに食缶を積み込みます。低学年の子どもが運びやすいように積み込む位置も工夫しています。
片付け
調理が終わったら、機械や道具を洗浄して、翌日の調理作業に備えます。
配送第2便
11時15分。コンテナを配送トレーラーに積み込み、各学校へ届けます。
洗浄作業
13時を過ぎると各学校からコンテナが帰ってきます。残食量を調べて、食器・食缶などを洗浄します。
洗浄作業
食器類は汚れ落ちを確認したうえで、翌日の給食にそなえて数をそろえるなどの準備をします。

給食の作り手が変わります
給食調理を民間企業に委託します
 本年8月から、学校給食センター内での給食調理と食器や食缶の洗浄作業を、民間企業に委託します。新体制による給食の提供は、9月3日からを予定しています。
 なお、献立作成、必要な食材の発注と購入、調理手順の指示、調理された給食の検査などは、引き続き市が直営で行います。
安心・安全な給食を提供します
 給食調理業務を民間に委託することで、大量給食調理を専門とする民間企業が持つ調理や衛生管理に関する技術やノウハウを活用し、今まで以上に安全で安定的な給食の提供を図ります。
 このたびの民間委託では、大量の給食調理や衛生管理等に関して高い技術水準と実績を有する業者を選びました。受託業者には学校給食衛生管理基準や食中毒・異物混入・アレルギーに関する対応マニュアルを遵守するよう義務付けています。また市が、その履行確認・検査・指導を行います。
地元の食材を使います
 献立作りや食材購入、食材の品質や産地、製造者、含有アレルギー物質などの確認作業は、従来どおりセンターが担います。また、地元産野菜を優先的に購入するとともに、生産者の顔が見える地産地消を推進します。
給食の質は変わりません
 工場などの外部施設は使用せず、引き続きセンターの設備を使って調理します。調理水準がさらに向上するよう、栄養教諭が作成した調理指示書による的確な指示のもとで調理します。また、できあがった給食の検食は、引き続きセンター職員が実施します。
食の指導や食育活動を積極的に進めます
 食に関する指導や食育活動は、学校の先生や栄養教諭が主体となって実施しており、民間委託後も変わりません。引き続き、食育に関する巡回訪問や生産者と連携した出前授業など、市給食センターとして食を通じた教育活動の充実に努めます。

「給食はつながっています」
 栄養教諭に聞きました
 現在、市内小中学校の給食の献立を作っている栄養教諭は3人。その1人である河野先生にお話を伺いました。
柳井市学校給食センター
栄養教諭 河野 香緒里 先生
地元野菜を使っています
 学校給食には積極的に地場産物を活用しています。特に市独自の取組として、「学校給食協力会」の会員農家が、計画的に作った野菜を購入しています。
 また、郷土料理である「けんちょう」は月1回、必ず献立に取り入れています。
 柳井市健康づくり計画には「うす味で 野菜たっぷりカミング30」というスローガンがあります。学校給食でも「よく噛んで食べる」をテーマに、一口で30回噛むことを目標とした「カミング30デー」を設けています。例えばレンコンを使った「あじあじれんこん」などは、自然と噛む回数が増えるような献立です。
生産者の声が届く食育
 3人の栄養教諭が市内の小中学校すべてを巡回訪問しています。給食の時間に様子を見に伺うとともに、給食前の時間をいただいて食育授業も行っています。
 また「ふるさと食材の日」では、小学3年生を対象に学校給食協力会の農家や県農林事務所、JAの職員さんたちと出前授業を行っています。
 農家の方が実際に、自分が育てた作物を持って来て、野菜作りで工夫していることや、その楽しさを話してくださいます。
学校給食は“食"の勉強
 学校給食の時間は、単に“お昼ごはん"ということだけではなく、食について学ぶ機会でもあります。行事食や献立に旬の食材を取り入れることで季節を感じてもらうなど、さまざまなことにつながっています。また何より、楽しくおいしく残さず食べてもらえることが一番です。
ご家庭に期待するのは
 給食の献立は、毎日ブログで紹介していますのでぜひご覧ください。ご家庭でも給食が話題にのぼるとうれしいです。
 また、センターでは「早寝・早起き・朝ごはん」を推奨しています。朝ごはんにも、しっかり主食・主菜・副菜をそろえて、野菜もしっかり食べてもらいたいと思います。
柳井市の給食献立を写真入りで毎日ご紹介しています。
■市立学校給食センター給食ブログ
 https://blog.goo.ne.jp/yanakyucenter<外部リンク>
▲各工程の開始・終了時間などのスケジュール、センター内での作業の導線までもが、栄養教諭から詳細に指示されます。


6月は土砂災害防止月間
災害から身を守るために
災害から身を守るためには、日頃の備えと早めの避難が重要です。
土砂災害が多発する梅雨時期における、情報収集方法や避難方法をお知らせします。

危険箇所や避難ルートの確認
 事前に避難場所や避難ルートなどを確認しておきましょう。
 過去に浸水した所や土砂災害が起こりやすい所は、土砂災害ハザードマップや洪水ハザードマップで確認することができます。このような場所は、できるだけ避けて避難しましょう。
■柳井市土砂災害ハザードマップ
 http://www.city-yanai.jp/soshiki/11/dosyasaigaihazardmap.html
■柳井市洪水ハザードマップ
 http://www.city-yanai.jp/soshiki/11/hazardmap.html

土砂災害警戒情報をチェック
 天気予報や注意報・警報に注意しましょう。
 警報発表時に災害の恐れが高まったときには、気象庁・県が土砂災害警戒情報を発表します。テレビ(dボタン)・ラジオ・防災メールで情報収集し、早めの避難を心がけましょう。
■山口県土木防災情報システム
 http://y-bousai.pref.yamaguchi.lg.jp/<外部リンク>
■山口県土砂災害ポータル
 http://d-keikai.pref.yamaguchi.lg.jp/portal/<外部リンク>

災害危険度をいち早くチェック
 気象庁HPでは以下のとおり気象警報を確認できます。
(1)5日先までの大雨警報等の発表の可能性を[高][中]の2段階で提供します。
(2)警報・注意報の発表時に危険度の予想を色分け表示して提供します。
(3)大雨・洪水警報が発表されたときに、どこで危険度が高まっているのかを地図上に色分け表示します。
●気象警報への問い合わせ
 下関地方気象台
 電話083-234-4007
■気象庁
 http://www.jma.go.jp/jma/index.html<外部リンク>

柳井市防災メールに登録を
 柳井市の防災情報がメールで届きます。次のアドレスに空メールを送信し、返信されたメールの内容に従って登録してください。
  yanai@xpressmail.jp

防災グッズを準備しましょう
 すぐに避難できるように、土砂災害ハザードマップの防災グッズチェックを参考にして、防災グッズを準備しましょう。
 また、大雨などで電気や電話が寸断されて、情報収集が困難になるおそれがあります。電池で作動するラジオなどを準備し、日頃から作動確認をしておきましょう。

地域で協力して避難しましょう
 日頃から地域で協力し、防災に努めましょう。市内には地域の皆さんが協力して防災活動を行う自主防災組織が結成されています。
 なお、市では自主防災組織の結成に対し助成しています。詳しくはお問い合わせください。

冠水した道路の通行は避けましょう
 冠水した道路はできるだけ通行しないようにしましょう。やむをえず通行するときには、十分に注意してください。道路と水路の境が見えずに、水路に落ちたり、冠水により見えない障害物につまずいたりして、ケガをする可能性があります。

指定緊急避難場所と指定避難所
 避難すべき場所は、災害の種類によって異なります。指定緊急避難場所と指定避難所を市危機管理室、各出張所・連絡所や市ホームページで確認しておきましょう。
 また大きな災害になると、連絡がとれなくなる可能性があります。どこへ避難するのか、事前に家族で話し合いましょう。
■指定緊急避難場所と指定避難所
 http://www.city-yanai.jp/site/bousai/hinansho.html

●問い合わせ
○土砂災害全般/柳井市土砂災害ハザードマップなど
 土木課 電話22-2111内線223
○緊急避難場所・避難所/自主防災組織/市防災メールなど
 危機管理室 電話22-2111内線431

土砂災害の前ぶれに注意
 土砂災害は、主にがけ崩れ、地すべり、土石流の3種類に分けられます。次の前ぶれがあった場合には、迅速な避難を心がけましょう。
■がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)
 雨水がしみ込んだ斜面が急激に崩れ落ちる。
<前ぶれ>
 がけからの水が濁る/がけに亀裂が入る/小石がぱらぱらと落ちてくる/地下水や湧水が止まる
■地すべり
 広範囲にわたり大量の土砂がゆっくりと移動する。
<前ぶれ>
 地面にひび割れができる/沢や井戸の水が濁る/斜面から水がふき出す/家や擁壁に亀裂が入る
■土石流
 長雨などにより石や土砂を一気に下流へ押し流す。
<前ぶれ>
 山鳴りや立木の裂ける音がする/石のぶつかりあう音がする/急に川の水が濁り流木が混ざり出す/腐った土の臭いがする

土砂災害や河川の決壊が発生したら
 土砂災害や河川の決壊が一度起こると、雨が止んで河川の水量が減ったり、土砂の崩壊が止まるまで、対策をとることができません。
 そのような箇所を見つけたら、無理に近づこうとせずに、市へ連絡してください。
●問い合わせ
▼土木課 電話22-2111内線221-224
▼休日・夜間 電話22-2116

とるべき避難行動を確認しましょう
●問い合わせ 危機管理室 電話22-2111内線431
避難勧告や避難指示(緊急)を発令することが予想される場合
避難準備・
高齢者等避難開始
▼いつでも避難ができるよう準備をしましょう。身の危険を感じる人は、避難を開始しましょう。
▼避難に時間を要する人 (高齢者、障がいのある人、乳児を連れている人など)は、避難を開始しましょう。
災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合
避難勧告
避難場所や避難施設へ避難をしましょう。
災害が発生するなど状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が非常に高まった場合
避難指示(緊急)
▼まだ避難していない場合は、直ちにその場から避難をしましょう。
▼外出することでかえって命に危険が及ぶような状況では、自宅内のより安全な場所に避難をしましょう。

d ボタンを利用しましょう
避難情報などを届けます
柳井市の災害前後の避難情報などの詳細を見ることができます。テレビリモコンのdボタンで確認してください。
●問い合わせ
 危機管理室 電話22-2111内線431

宮本雨水ポンプ場の運転が可能になりました
 宮本雨水ポンプ場は、宮本地区の内水排除を目的として昭和43年に整備され、50年を経過しています。施設の老朽化が著しいため、平成26年度から改築工事に着手し、今年4月にはポンプの運転が可能となりました。
 引き続き既設ポンプ場の撤去など残りの工事のため通行止めなどの交通規制を行います。ご理解とご協力をお願いします。
●問い合わせ
 下水道課 電話22-2111内線291