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5年生算数。平行四辺形の面積の求め方を考える学習です。
長方形、正方形、三角形の面積はこれまでに学習しました。平行四辺形は新しく出てきた図形ですがこれまでのことを手掛かりにして何とか求めようとしています。
「1つだけじゃなくて、“いろいろな”求め方を考えてください」と先生。
用意されたのは平行四辺形が印刷された方眼紙。
切ったり、回したり、ずらしたり、色を付けたり。みんなそれぞれに手を動かして考えています。
いろいろな方法で図形を変形させていきます。
「あっ!できそう」机の上に紙の切れ端が積まれています。なんだか楽しそうです。
「式がかけて、面積はわかったけど…どうやって説明したらいいか分からん」
それでも、図形に色を付けたり、矢印をかきこんだり、吹き出しにポイントを書きこんでみたり…
言葉を式にする。式を言葉で説明する。その往復運動で思考は深まっていきます。
約20分の活動でいくつものアイデアが。新しく学習した図形でも、これまで学習したことを生かしてなんとか面積を求めることができました。
ある子が振り返りにこう書いていました。
「〇〇くんの面積の求め方にびっくりしました。面積を2倍にして半分にする方法があるのかと思いました」
この学習を基に、次は平行四辺形の面積を求める「公式」を導き出します。



