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多重債務の相談にいらっしゃる前に、次のようなことを整理しておかれると、その後の相談がスムーズに行きます。
多重債務問題を解決するためには、だれから・幾らのお金を借りているのか、正確に知る必要があります。そのために、契約書や利用明細などがあれば助かります。
書類が手元になかったり、不十分だったりする場合は、借入先の金融機関に「取引履歴」を請求することができます。請求するときに「取引の最初から、一番最近のものまで、全部記入されているものをください」と言えば、通常は業者から送られてきます。
※過払い金請求できる場合で、時効が迫っているなどの理由で手続きを急ぐ場合もあります。お早めにご相談ください。
多重債務問題の解決には、だれから・幾らお金を借りているかだけでなく、次のような情報も必要です。
■収入と支出は幾らなのか。
■借入金の総額と月々の返済額は幾らなのか。
■どれくらいの財産(自宅・車など)を持っているのか。
■それらのローン残額は幾らくらいなのか。
家計の全体像が分かるように、上記の点を紙に書きだすなどして整理しておくことをおすすめします。家計の状況を把握することで、多重債務の問題の解決方法の手がかりが見つかることもあります。
今までの情報に加えて、次にあげる中で自分に該当するものがあれば、消費生活センターでの問題点の整理のときに、お話ください
■いままでに債務整理をした経験はあるか。(いつごろ、どんな手続きをしたか)
■過去に、全額支払った借入金とその内容。
■いま、手元に債務整理の手続きをする(弁護士等に仕事を依頼する)ためのお金は持っているか。
このように、多重債務の問題を解決するためには、それなりの手間隙もかかります。まずは消費生活センターに電話して、はじめの一歩を踏み出してください。わたしたちは全力でみなさんをサポートいたします