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「つくり育てる漁業」を推進しています

更新日:2019年9月3日更新 印刷ページ表示

 水産資源の維持・増大を図るため、種苗(稚魚・稚貝)の生産と育成に取り組むと同時に、魚礁の設置など漁場の整備と漁業環境の保全に取り組み、「つくり育てる漁業」を推進しています。

種苗の生産と育成に取り組んでいます

 山口県・岩国市・和木町・周防大島町及び岩国地区・柳井地区・大島地区の漁協と協力し、柳井市遠崎の増殖用施設(一般社団法人山口県内海東部栽培漁業協会)にて、マダイ・ヒラメ・クルマエビの種苗の育成と放流を行っています。

山口県内海東部栽培漁業協会(増殖用施設)      クルマエビ種苗(育成されたクルマエビ種苗)

 

 水産資源の増大を図るため、柳井市内の漁協と協力し伊保庄地区・阿月地区・平郡地区・大畠地区の沖で、マダイ・ヒラメ・カサゴ・アワビ・クルマエビ等の種苗を放流しています。

真鯛の稚魚が放流されている写真です(マダイ種苗の放流)   ヒラメ種苗(放流前のヒラメ種苗)

 

漁場を整備しています

 魚は海底の岩(魚礁)をえさ場や隠れ場として利用して生きていますが、人工的に魚礁を設置することにより魚を増やしたり、集まった魚を効率的に獲ったり、魚を獲り過ぎないように保護することができます。

 魚礁は大きさや形・材料等によって機能や対象魚種等が異なりますので、水深や潮流・海底の状況等を調査し、目的に合わせて魚礁を設置しています。

 

 平成30年度から令和9年度までの予定で、山口県・周辺市町と協力し、阿月地区・平郡地区・大畠地区の沖に、キジハタ・メバル・カサゴ等の稚魚のえさ場・隠れ場となる魚礁を整備しています。

キジハタ保護礁写真(写真は山口県提供)

 

 平成23年度に伊保庄地区の沖に、竹を使った魚礁を設置しました。

  竹漁礁の写真

 

漁業環境の保全に取り組んでいます

 水質の浄化及びナマコ等定着性水産動植物の生息環境を整備するため、平成21年度から平成30年度にかけて、山口県・周辺市町と協力し、阿月地区・平郡地区・大畠地区の浅い海域に天然石の石材礁を設置し、アラメ・カジメ等渇藻類の藻場を造成しました。

H21内海東部地区水域環境保全創造事業(写真は山口県提供)

 

 藻場を造成するため、平成27年度に阿月地区の沖に人工石材の石材礁を設置しました。

H27阿月ビバリーロック魚礁

 

 伊保庄地区・阿月地区の砂浜において、地元漁師たちが行っている、幼稚魚が成長できるアマモ場を保全する活動を支援しています。

アマモの種子を採取しています。(アマモ花枝の採取)

 

 平郡地区の漁場にて、地元の漁師たちが行っている海底清掃や産卵用タコツボ設置など、環境保全の取組を支援しています。

漁具清掃(海底清掃) 

 

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