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柳井市職員募集 市長からのメッセージ
柳井市役所職員採用試験を受験される皆さんへ
令和2年度の柳井市職員採用試験を実施するにあたり、受験される皆さんへメッセージを送ります。
今年度は、世界中で、そして、日本全国で新型コロナウイルスが猛威をふるう最中での特別な試験となります。現在、今、まさにこの時も、皆さんもそれぞれに苦心を重ねながら、また、不安な気持ちを抱きながら、試験に向けて日々準備・努力されていることと思います。
本市を始め多くの地方自治体は、急速な少子化・高齢化、止まらぬ人口減少と人手不足、頻発する自然災害、加えてこの度のコロナ禍と実に多くの課題をかかえながら、それぞれに創意工夫を重ねつつ、中長期的な視点からの持続可能なまちづくりに取り組んでいます。そうした中、新聞やテレビ、インターネットなどでは、様々な情報が溢れ、飛び交い、そして、瞬く間に消えゆきます。情報が消費され、怒涛の如く移ろう時代だからこそ、万事にスピード・効率重視ばかりではなく、対話を通してじっくりと物事を考え、建設的な提案・議論を交わしてゆく、こうした姿勢が極めて大切であると考えています。
平成29年3月策定の第2次柳井市総合計画において、本市の10年後の将来都市像を「市民の力で支えあい、一人ひとりが主役の笑顔あふれるまち柳井~柳井で暮らす幸せを実感できるまちをめざして~」としているように、本市では、市民の力、市民の声をいかにまちづくりの中へ取り入れて、それを活かしていくか。わたしたちが、終始一貫、重視・注力してきたテーマです。日積、平郡東、伊陸、阿月、平郡西、柳北と既に市内6地区で策定・実践が進む「地域の夢プラン」、学校を拠点として学校区ごとの地域づくりを推進する「スクール・コミュニティ構想」、12年目となり420回を超えて開催してきた「市民と市長と気楽にトーク」などに積極的に取り組んできたのもその現れです。
市民一人ひとりの声と力、そして、行政の高い専門性。まさに、市民と行政が、「協力して働く」という意味で協働していき、市民お一人おひとりに「柳井で暮らす幸せ」を自ら実現し、実感していただきたい、その思い一心で汗を流す。そうした本市の“姿勢”に共感・共鳴し、自らも実践したいと願う皆さんと一緒に仕事ができることを心から楽しみにしています。
令和2年5月吉日