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市長コラム(平成24年3月22日)

更新日:2012年3月23日更新 印刷ページ表示

大震災から1年~防災も人づくりから~

  昨年3月11日の東日本大震災の発生から1年が経ちました。改めて、犠牲になられました多くの方々に心から哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧、復興を願っています。

 震災直後には、本市から延べ16人の職員を被災地の石巻市等へ短期派遣しましたが、被災市町村では本格的な復旧・復興に対応するための職員が不足している状況にあります。そうした中、被災市町村への職員派遣の依頼があったため、4月1日から1年間の予定で、宮城県亘理町へ、職員1人を長期派遣します。同町の人口は本市と同規模ですが、震災で300人以上の方々が亡くなられています。派遣職員は、全く見知らぬ土地での生活に不安も大きいとは思いますが、本市の代表として、現地の方々の期待に応えるべく、力を尽くしてくれるものと信じています。

 一方、本市の防災・減災対策の主要事業である古開作ポンプ場が今月完成しました。平成18年度から6年間、総事業費18億円をかけてポンプ能力が約2・5倍、貯(水)池の容量も約2倍にアップしました。さらに、柳北小学校の改築等が完了する平成24年度末には、市内小中学校の耐震化率は90%を超えることとなります。また、平郡島に衛星電話を整備することにしており、防災行政無線も、平成25年度末の完成に向けて事業を進めています。

 ソフト面では、防災知識の普及に向け、地域の防災講習会へ職員を講師として派遣しており、今年度は26回、約800人の方々に防災についてのお話をさせていただきました。市民の皆様には、引き続き自治会、消防団、学校等の地域コミュニティの構成員として防災意識を高めていただければと思います。5月には、第2回柳井ひとづくりアカデミーに防災の専門家を講師に招聘し「防災も人づくりから」をテーマとした講演会を開催する予定です。多くの市民の皆様のご来場を切望いたします。

柳井市長 井原健太郎