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市長コラム(平成24年11月22日)

更新日:2012年11月22日更新 印刷ページ表示

市長コラム「柳井で暮らす幸せ」

市町職員研修会での「市長講話」に寄せて

 先日、山口県セミナーパーク(山口市)で開催された新人職員研修の一講座で、1時間、「首長講話」をお話しする機会をいただきました。
 前半は、本市が進める市民との協働や市民参加の実例をお話ししました。例えば、先般、市民に市民委員として参加していただき、協働で実施した「事業レビュー」、市民が将来の小中学校の在るべき姿を議論した「学校環境整備地域懇談会」、地域住民の主体的な取り組みにより来春オープンする都市農村交流施設「ふれあいどころ437」、市民が自ら道づくりを行う「ふるさとの道」整備事業、約190回実施の市民との意見交換会「市民と市長と気楽にトーク」などです。いずれも「多くの市民と一緒に」という意識を持って進めているまちづくりの取り組みです。受講者の皆さんには、「市民と行政の距離の近さ」は「市民と行政の意識の高さ」によって実現できていることを感じていただけたのではないかと思います。
後半では、「新入職員と市長と気楽にトーク」のような時間も設けられ、様々な質問をいただきました。指定管理者制度、離島振興、企業誘致、道路整備など、範囲は多岐に渡り、返答に窮する場面もありましたが、今後、市町の行政を担っていかれる受講者の皆さんの、行政への関心や意識のレベルの高さを改めて認識するとともに、私自身も学ばせていただく場となりました。
 今日より明日、明日より明後日と、日々豊かになっていった高度経済成長期の経験がない世代は、消極的で夢や希望を持たず、安定志向が強いなどと評価されることもあります。しかしながら、この度の受講生の方々に限らず、本市の子どもたちや若い方々には、高い志を持って積極果敢にチャレンジしていただきたいと願います。近年の情報通信技術の発達は、都市と地方の情報格差を小さくし、社会のあらゆる分野の利便性を飛躍的に向上させました。これを活用し、地方から世界へと目を向け、自分の大きな夢を追及してほしいと思います。また一方で、働き暮らす身近な地域にも目を向け、地域に貢献し、自らが「柳井で暮らす幸せ」を実現・実感していただきたいと思います。                                

柳井市長 井原健太郎