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市長コラム(平成25年9月26日)

更新日:2013年9月26日更新 印刷ページ表示

市長コラム「柳井で暮らす幸せ」

ひとづくりに近道なし

 柳井市職員の平均年齢は、県内13市中トップの45歳1か月となっています。高齢層の職員が多数を占めており、今後5年で現在の部課長はそのほとんどが定年退職を迎えるため、後進の職員の育成が喫緊の課題と言えます。厳しい財政状況もあり極めて自制的であった研修などの人材育成の分野に、果敢に投資していくことで、事態に危機感を持って対処していく覚悟です。
 特に近年力を入れている派遣研修は、高度で専門的な知識や行政ノウハウを集中的に修得できることに加え、他の自治体職員等との交流も図ることができ、相互に啓発し合う良い機会となっています。県庁や県東京事務所への長期派遣も、人材育成をその目的の一つとしています。また、市民・市職員・市長が一堂に会し共に学び合う場である「柳井ひとづくりアカデミー」も3年目を迎えており、今年度は残り2回の開催を予定しています。
 ひとづくりに近道はありません。組織の一人ひとりが、自ら考えて変わっていく、成長していく、つまり「自律」していくことを期待しています。そのためのきっかけや環境づくりが市長として私の大きな役目だと自覚しています。職員には、自ら考えて自分らしい能力を磨き上げて欲しいと思います。管理職には、率先垂範し、日常のコミュニケーションの中で若手職員とともに高め合い、一方的に指示するのではなく「気づき」を与えるという姿勢で、粘り強く指導にあたってもらいたいと考えています。
 市民の皆様には、職員に積極的に声をかけていただき、様々な形でかかわりをもってもらうことが職員の成長を促し、ひいては市民と行政の協働による「柳井で暮らす幸せ」につながっていくことになると信じています。

柳井市長  井原健太郎