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市長コラム(平成28年7月28日)

更新日:2016年7月28日更新 印刷ページ表示

市長コラム「柳井で暮らす幸せ」

ケンシンとケンシン

 「ケンシン」と聞くと、どの漢字を思い描かれるでしょうか。献身、検針、謙信と様々あるなかで、似ているようで意味の違う2つのケンシンについて触れてみたいと思います。
 まずは、「健診」。これは、血液検査や心電図などにより現在の健康状態を把握し、生活習慣病などの発症リスクの高い人を発見し、生活習慣の改善に向けた取り組みを早い段階で始めることによって、将来の病気を予防しようとするものです。
 一方の「検診」。これは特定の病気を早期に発見し、早期に治療することが目的です。例えば「がん検診」には、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん、前立腺がんなどがあります。検診は、無症状のうちに、がんを初期の段階で発見するために有用な方法です。日本人が生涯のうちにがんに罹る可能性は、2人に1人といわれています。有効な治療法や治療薬の開発などにより、がん医療は日々進歩しており、早期に発見して適切に治療すれば完治する、進行を抑えられるケースも多くなってきました。
 そうしたなか、昨年度実施した市民意識調査(アンケート)において、今後の市政において重要度の高い項目として84.6%の方が「病院等の医療サービスの充実」を選択(複数回答)されたように、この分野は市民の一大関心事となっています。一方で、本市の健診や検診の受診率は、全国的にも県内でも最低レベルといった状況があります。
 そこで、改めて市民の皆さまへ「自分の健康は自分で守る」ためにも、ぜひ健診と検診を受けていただくようお願いしたいと思います。私自身も、今月末に妻と共に予約しており、人間ドック(健診)は毎年、欠かしておりません。これは、自分のためでもあり、家族のためでもあると自覚しています。
 なお、3年目を迎えた「にこにこ健康づくり」は、誰でもどこでも気軽に取り組める運動で、今年度からは新たに、働く世代も対象としました。また、受診も一つの応募要件になっている「健康マイレージ」もあります。市民の皆さまには、ケンシンに加え、こうした本市の事業へご参加いただき、健やかにお過ごしいただきたいと願います。

柳井市長  井原健太郎