ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 市長の部屋 > 市長記者会見 > 平成28年度 > 市長記者会見(平成28年8月25日)

本文

市長記者会見(平成28年8月25日)

更新日:2016年9月2日更新 印刷ページ表示

    定例記者会見
    (平成28 年8月25日実施)

    日時:平成28 年8月25日(木曜日)
    10時30分~11時00分
    場所:柳井市役所4 階401 会議室

    (政策企画課課長補佐)
     定刻になりましたので、只今から定例記者会見を開催いたします。それでは、市長、よろしくお願いします。

    (市長)
     みなさん、おはようございます。本日も大変お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。本日は、9月5日に開会します平成28年第3回柳井市議会定例会に提出する議案12件、報告3件についてご説明させていただきます。
     議案について主だったものをということになりますが、今回は特段ございませんので、早速議案第49号の平成28年度柳井市一般会計補正予算第2号について説明させていただきます。一般会計補正予算ですが、補正予算額は3億749万7千円となり、予算総額は165億4,433万7千円となりました。それでは主な事業につきまして、ご説明申し上げます。
     まず、企画費の委託料には柳井商業高校跡地の利活用に係る基本構想を策定する経費を計上しております。
     これにつきましては、ご承知のとおり、この柳井商業高校の跡地は、JR柳井駅の北の中心市街地に位置しており、いわゆるそのエリアは文教ゾーンということで、周辺には、柳井小学校、柳井中学校、柳井市文化福祉会館、バタフライアリーナ、アクティブやない、サンビームやない、柳井図書館、もっと広げると白壁通りには、しらかべ学遊館もあり、柳井学園高等学校も近接しています。そういった文化、教育ゾーンの中心に位置しているということであり、山口県が現在所有されておられるとはいえ、その歴史、またこの位置も含め、本市の貴重な未利用地ですので、今後、将来に亘って文教ゾーンに相応しい市の活性化に繋がる活用を考えていきたいと思います。
     なお、平成20年3月に閉校となっておりますけれども、その後、跡地の利活用については、関係機関と協議を重ねており、また本市では柳井市学園都市構想の素案も作成をし、一方、柳井商工会議所ではまちづくり委員会で検討を重ねられ提言書を取りまとめられております。そしてこの度、跡地の利活用における計画の基礎となる構想を策定することによりまして、山口県や関係機関との協議を加速させ、利活用の推進を本格化させるものです。
     この基本構想では、柳井商工会議所からご提案をいただいている3段階での整備を進めるため、校舎跡地への高等教育機関等の誘致を念頭に置きつつ、柳井市文化福祉会館裏の柳井商業高校のプール、卓球道場等の用地について駐車場としての利活用を検討するものです。また、先立ちまして8月15日には柳井市役所庁内に、柳井商業高等学校跡地利活用推進プロジェクトチームを設置し、委員11名を任命しています。これにより、山口県と更に連携協力することにより、跡地の利活用に向け、このプロジェクトチームにおいても必要な事項を調査、研究し、具体的な事業の推進を図っていくということになります。いずれにしましても、何度も繰り返し申し上げますが、文教ゾーンの一角、また中心としての、今後とも人づくり、教育、人材育成という観点から、来年の平成29年には僧月性さんの生誕200年という節目の年も迎えますけれども、言わば21世紀の清狂草堂ではございませんが、この跡地を活用することにより、市としての人という部分、教育という部分に、一つ大いに更にこだわっていきたいという思いがございます。
     次に、児童福祉総務費の委託料の児童クラブ建設工事実施設計業務委託料、529万2千円は、平成29年度に予定しております柳井児童クラブ整備に伴うもので、対象児童が6年生までに拡大されたことに伴い発生した待機児童を解消するため、40人定員の施設整備を行うものです。なお、平成24年度に35人定員を2クラス整備し、25年度から供用開始となっておりますが、更に対象年齢が拡大されたことに合わせて、子育て支援ということで注力していくものです。
     負担金補助及び交付金のうち保育所等業務効率化推進事業補助金の320万円は、保育士の業務において負担となっている書類作成等業務について、ICT化を推進することにより負担軽減を図ること及び保育所における事故予防等のためにビデオカメラを設置することについて、希望する保育所に対する補助を行うものです。
     保健衛生総務費の周産期医師緊急確保支援事業費補助金の180万円は、産科・婦人科医が著しく不足している圏域に対する医師確保のための支援制度を山口県が新たに設けたことに伴い、圏域で唯一分娩の対応を行っていただいている周東総合病院に対する補助として、本年5月に遡求して、1市4町で実施するものです。具体的には、病院が応援医師確保のために要した経費について、実質負担割合として、病院が3分の1、県が3分の1、1市4町が3分の1を負担するものです。応援医師の派遣については毎週金曜日の午後、月4回、大和総合病院、徳山中央病院から来ていただきます。
     小学校費、学校管理費の実施設計委託料の375万7千円は、柳井南小学校及び小田小学校の屋内運動場非構造部材の耐震改修でバスケットゴール、照明のLED化等に係る経費を計上しております。
     以上、補正予算の中での主だった事業について、私からの説明を終わらせていただきます。
     その他といたしまして、先般、ブラジルのリオデジャネイロでのオリンピックにおいて柳井市と大変縁を紡いでいただいている、レスリング・グレコローマンスタイル59キロ級で見事に銀メダルを獲得された太田忍選手につきまして、先般、市庁舎に横断幕を掲示させていただいたり、また、各所でも同様の取組がなされていると聞いております。柳井市には、平成25年7月1日施行ということで、県内の市町では唯一であり、全国的にも非常に珍しいと言われている「柳井市スポーツ推進条例」があります。この条例の第9条には、「市は、市民のスポーツに対する関心及びスポーツを行う意欲を高めるため、スポーツで顕著な成果を収めた者及びスポーツの推進に寄与した者を顕彰するものとする。」とあります。今回、太田忍選手と太田忍選手をご指導いただき、太田選手と柳井市との繋がりを直接作っていただいた、現在山口県レスリング協会の名誉会長であり、斉藤道場の代表も務めておられる勝村靖夫先生に、スポーツ推進条例第9条に基づく顕彰を行っていきたいと考えております。ただ、具体的な中身については検討段階でありますが、できるだけ早くお伝えしたいということで、現在検討しているということをご報告させていただきます。
     以上でございます。
     
    (政策企画課課長補佐)
     それでは何かご質問等がございましたら、挙手をお願いいたします。市長から指名されましたら、社名を明らかにした上で、質問をお願いいたします。
     
    (中国新聞社記者)
     柳商跡地では、基本構想はいつまでに策定する予定か。26年の10月か11月に素案ができた学園都市構想との関係はどうなるか。
     
    (市長)
     今回の業務委託の委託期間としては、本年10月から来年3月の今年度中ということになります。ただ、どの時点で業務委託による構想ができてくるかというところは、業務委託を受けていただくところとの今後の調整になろうかと思います。先ほども触れましたが、26年度に柳井市学園都市構想の素案という形で提示させていただいていますが、この素案も含めてプロジェクトチームで具体的に中身についても精査していく、具体的に交渉をしていくということであり、素案は素案として扱っていきますけれど、いよいよ本格的な取組がスタートするという意味では、特に今回については、私たちは下の段、上の段という言い方をしますが、校舎部分というよりは、まずは下の段、現在の卓球道場、プールの跡地辺りの駐車場、道路も含めた整備についての基本構想の業務委託をさせていただくことになります。

    (読売新聞社記者)
     校舎部分については、別に構想を作る計画があるのか。

    (市長)
     上の段をいろいろ考えるにしても、下の段の道路整備等が進まないと、中々上の部分には手を付けられないという上の段、下の段の関係にある訳ですが、今回の基本構想は下の段ということでありますが、プロジェクトチームにおいては、上の段も含めて今後の利活用について検討していくということになります。特に、下の段について、このタイミングでこういった業務委託をし、プロジェクトチームを立ち上げるというところには、背景として、この事業に取り組むに当たっては、財源として合併特例債の活用を考えており、この特例債には平成31年度までという期限がありますので、今からぎりぎりのタイムスケジュールになる可能性もありますが、このタイミングで、まずは下の段をこういった形でしっかりと計画をし、県との本格的な交渉をしていこうという狙いがあります。

    (読売新聞社記者)
     いつまでという目標年度があるのか。

    (市長)
     下の段については、平成31年度までには成し遂げたいと思いますが、財源との密接な関係があるということになります。

    (読売新聞社記者)
     駐車場等の整備についてか。

    (市長)
     そうです。

    (読売新聞社記者)
     上の段の方は、並行してするにしても、校舎の活用であり、お金がかからないということで後にということか。

    (市長)
     詳しく申し上げますと、上の段の校舎、体育館等々は耐震化がなされていないということになりますので、いずれにしても解体をし、その後の活用ということになりますから、民間も含めて協力してやっていくということで言いますと、時間も財政上に制約もある中で、非常に大きなプロジェクトにはなると思いますが、そこで何が実現できるか、何がそもそも必要かということも含めて、プロジェクトチームを中心に、しっかり精査しようという動きがあり、今回の予算については下の段についての基本構想ということになります。

    (読売新聞社記者)
     プロジェクトチームの中心になる担当の窓口はどこか。

    (市長)
     政策企画課になります。プロジェクトチームの委員長という立場で総合政策部長、副委員長という立場で政策企画課長が参画をしています。もっと詳しく言いますと、総合政策部の次長が委員長代理であり、事務局長、事務局次長、事務局員それぞれ政策企画課の者が担い、それに加えて11名の委員という形になります。

    (朝日新聞社記者)
     太田選手への顕彰について、名称は決まっていないのか。

    (市長)
     名称も含めて検討しています。柳井市では「スポーツ推進条例」を定めてやってきている中で、是非、この条例に基づく第1号としてお二人にお受け取りいただきたいと思っています。

    (山口放送KRY記者)
     太田選手は、あくまで柳井学園高等学校の出身者であるが、「柳井市スポーツ推進条例」の受賞者の対象範囲は定めているのか。

    (市長)
     太田選手は高校時代の3年間を柳井で過ごした方であり、また、ご本人も柳井を「第2の故郷である」ということもはっきりとおっしゃっていますし、3年間在籍したということだけでなく、その後も何度も、ある意味帰省をされ、地域や道場の方、子どもたちとの縁を、まさに紡いでこられたという意味では、柳井の太田選手という思いで、今回のパブリックビューイングも含めて応援させていただいたということです。いろんな形で、でき得る限りのお祝い、歓迎をさせていただきたいと考えています。

    (NHK岩国報道室記者)
     太田選手の活躍について、市長としての感想を聞きたい。

    (市長)
     多くの市民の方も同様の思いと思うが、応援させていただく中で、試合直後のインタビューでも太田選手が言われていたように、決勝戦での負けというのは、当初は悔しい思いでいましたが、後々考えてみると、初めてのオリンピック、しかも22歳で銀メダルということであり、本当に見事な結果であるということで、当初は悔しい思いが勝っていましたが、今では、太田選手が帰って来られたら、みんなで迎えて温かい言葉で4年後も頑張っていただくように、また、世界一の練習をするようにおっしゃっていましたから、その気持ちをこれからも応援していきたいという風に思います。

    (柳井日日新聞社記者)
     太田選手はスポーツ分野の名誉市民的な扱いになるのか。柳井市スポーツ界の最高賞を与えるということになるのか。

    (市長)
     柳井市のスポーツ分野の最高賞ということは間違いないと思います。いろんな思いの中で、「柳井市スポーツ推進条例」を制定しているということも含めて、また、今回は太田選手のみならず勝村先生も顕彰させていただきたいと思います。

    (柳井日日新聞社記者)
     報奨金があるのか。

    (市長)
     条例に明記されていないが、その辺りも含めて検討しているということです。

    (朝日新聞社記者)
     勝村先生を顕彰する趣旨は何か。

    (市長)
     太田選手は柳井学園高等学校で3年間柳井市民であり、勉学、レスリング共に、学び、成長されたということになりますが、そのご縁を含めて、何故太田選手が青森から来られたかということまで振り返ると、全ては勝村先生の導きであり、また、太田選手もおっしゃっていますが、勝村先生がいなければ太田選手の今の活躍、また、銀メダルもないということでありますので、そういったレスリングでの指導者としての立場、また、ご縁を結んでいただいた立場等いろいろあろうかと思いますが、是非お二人を顕彰したいという思いであります。

    (柳井日日新聞社記者)
     任期が間もなく終わるが、表明という部分は本議会でされるのか。

    (市長)
     近々、態度を明らかにしたいという思いはありますが、議会においてはあくまでも、そういうお尋ねがあればという関係ですので、近々そういう思いをお伝えしたいという思いがあるということは、はっきり言えると思います。市民の代表である議会の皆さんに、まずは私の思いをご報告させていただきたいという思いもございます。今後どうするかということについては、まずは議会にお伝えしたいと思います。

    (政策企画課課長補佐) 
     他にございませんか。ないようでしたら、以上で定例記者会見を終了したいと思います。ありがとうございました。

    20160825記者会見 [PDFファイル/254KB]

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)