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市長記者会見(令和3年6月3日)

更新日:2021年6月15日更新 印刷ページ表示

定例記者会見
(令和3年6月3日実施)
日時:令和3年6月3日(木曜日)
       10時30 分~11時45分
場所:柳井市役所3階 大会議室

(政策企画課長補佐)
定刻になりましたので、只今から定例記者会見を開催いたします。それでは、市長、よろしくお願いします。

(市長)
おはようございます。報道関係者の皆様におかれましては、大変お忙しい中お集まりいただきまして、恐縮でございます。さっそく説明させていただきます。
今月14日に開会します、令和3年第2回柳井市議会定例会に提出する議案5件、承認3件、同意2件、報告7件についてご説明させていただきます。
議案について主だったものをご説明します。
同意第2号は、副市長の選任についてでございます。本市副市長の鍵山有志(かぎやま ゆうし)氏は、平成25年7月の就任以来、市政の推進における極めて重要な役割を担ってまいりましたが、本年6月30日の任期満了に伴い、退任の申出がありました。本市の発展に多大なご貢献を賜り、心から感謝申し上げる次第であります。今後ますますのご健勝とご活躍を祈念してやまないものであります。
そうした中、この度、その後任として、石川浩(いしかわ ひろし)氏を選任することについて、地方自治法の規定により、議会の同意を求めるものであります。
続きまして、議案第33号、令和3年度柳井市一般会計補正予算(第2号)について、ご説明いたします。
まず予算編成方針についてですが、本年3月に成立した令和3年度当初予算は、骨格予算として編成いたしましたので、この6月補正予算において肉付けを行うものです。
主なものといたしまして、柳井商業高等学校跡地のより良い利活用について再議論する場を設置する経費や、国道188号柳井・平生バイパスなどの道路整備の促進に係る経費など、長年の課題に対する政策を具現化するための経費を盛り込んだほか、最優先とする新型コロナウイルス感染症対策として、今後を見据えた感染防止対策などに係る経費を計上しており、4月に編成した補正予算と合わせまして、市民の安全・安心な暮らしを守り、地域経済を下支えするための施策を実施してまいります。
次に、予算の概要です。まず予算規模ですが、一般会計の6月補正額は5億6,479万1千円となっておりまして、当初予算額に4月補正額及び6月補正額を加えた肉付け後の予算総額は164億1,365万9千円となり、前年度当初予算と比べ7億1,465万9千円、4.6%の増となっております。
6月補正の性質別の内訳は、駐車場や市道の一部を整備する柳井商業高等学校跡地整備事業や柳井駅柵外トイレ設置事業、柳井ウェルネスパークの老朽化した健康遊具を更新する都市公園施設長寿命化対策事業などの普通建設事業費が4億3,377万4千円で、補正額全体の76.8%を占めています。
また、補正予算の主な財源は、国庫支出金が1億6,768万2千円、県支出金が7,958万7千円、市債が1億6,260万円、基金繰入金が1億4,586万5千円となっており、全体の98.4%を占めています。
なお、特別会計については、6月補正を計上しておりません。
当初予算の推移を見てみますと、令和3年度は新型コロナウイルス感染防止対策に係る予算を盛り込んでいることもございまして、予算規模としては3年ぶりの160億円超えとなっております。
続いて歳入の説明に移ります。主な費目について説明しますと、まず自主財源のうち繰入金については、財政調整基金繰入金が前年度当初予算と比べ1億1,396万6千円減少したため、総額では前年度と比べ1億9,367万4千円、41.9%減少しています。依存財源のうち国庫支出金については、4月に補正予算措置いたしました新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費補助金の皆増などによりまして、前年度当初予算と比べ4億129万円、21.2%増加しています。県支出金については、農業水路等長寿命化防災減災事業費補助金の増加等によりまして、前年度当初予算と比べ9,657万2千円、7.0%増加しています。市債については、柳井商業高等学校跡地整備事業費などの普通建設事業費が増加したことによりまして、前年度当初予算と比べ7,450万円、7.4%増加しています。
次に、歳出についてです。性質別歳出の主なものといたしまして、扶助費については、子育て世帯生活支援特別給付金事業費の皆増などによりまして、前年度当初予算と比べ9,075万8千円、2.9%増加しています。普通建設事業費については、柳井商業高等学校跡地整備事業費の増加や、柳井駅柵外トイレ設置事業費の皆増などによりまして、前年度当初予算と比べ8,726万7千円、7.2%増加しています。物件費については、4月に新型コロナウイルス感染症対策として補正予算措置いたしました柳井暮らし応援買物券発行事業費の皆増などによりまして、前年度当初予算と比べ5億7,250万円、31.9%増加しています。
目的別歳出についてです。主なものといたしまして、総務費については、柳井商業高等学校跡地整備事業費の増加などによりまして、前年度当初予算と比べ1億3,796万9千円、9.2%増加しています。農林水産業費については、漁港施設機能強化事業費の増加などによりまして、前年度当初予算と比べ3,283万7千円、3.7%増加しています。商工費については、4月に新型コロナウイルス感染症対策として補正予算措置いたしました、やない暮らし応援買物券発行事業費の皆増などによりまして、前年度と比べ3億9,717万4千円、49.8%増加しています。土木費については、市道改良事業費や橋りょう長寿命化事業費の増加などによりまして、前年度当初予算と比べ2,364万5千円、3.1%増加しています。
続きまして、基金の状況についてご説明いたします。財政調整基金については、6月補正にて1億2,346万5千円を取り崩すこととしており、令和3年度末残高は20億8,951万3千円となる見込みです。また、その他特定目的基金については、道路新設改良費等に充当するため公共施設整備基金2,240万円を取り崩すこととしています。一般会計の基金残高全体では、令和2年度の年度末残高見込額と比べ、2億4,452万6千円の減少を見込んでいます。
次に、市債残高についてです。市債を財源とする普通建設事業は着実に実施しているものの、過去に借り入れた市債の償還が進むことにより、市債残高は長期減少傾向にございます。
続きまして、6月補正予算の事業概要について、総合計画に掲げる6つの基本目標に沿ってご説明いたします。
まず、「基本目標1 これからの自治体経営」に関する事業です。
市民と市長と気楽にトーク開催事業です。こちらは、これまで継続して実施してきておりますが、私が各地区に出向いて、市民の皆さまと様々な意見交換をさせていただくものです。今年度は上半期において、予算を通じて今年度の市の取組について説明をさせていただくことに加えて、柳井商業高等学校跡地の利活用なども話題としてまいりたいと考えております。
続いて、「基本目標2 人権・子育て・教育」に関する事業です。
新規事業でございますが、子育て世帯生活支援特別給付金事業です。新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得の子育て世帯に対し生活の支援を行う観点から、住民税非課税の子育て世帯に対して、児童1人当たり5万円を支給するものです。4月の補正予算にて低所得のひとり親世帯に対する給付金の支給について既に予算措置しているところですが、6月補正ではひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯を対象とするものです。
次に、柳井商業高等学校跡地整備事業です。長年の課題である柳井商業高等学校跡地の有効利用を図るものです。各分野・世代から幅広い層の市民が参加する場を設定いたしまして、跡地のより良い活用策を再議論するための経費を計上しておりますほか、文化福祉会館北側の敷地に、駐車場と進入路を整備するものです。
新規事業でございますが、新庄小学校給食配膳室改築事業です。昭和52年に建設し老朽化した新庄小学校給食配膳室を改築するものです。令和3年度は給食配膳室及び渡り廊下を改築するための基本設計を実施し、令和4年度に工事を実施する予定です。
続いて、新規事業で図書館所蔵資料活用事業です。柳井図書館所蔵の劣化が懸念される郷土資料をデジタル化し、またホームページ等で公開することで広く資料の活用を図るものです。デジタル化するための機器、具体的にはイメージスキャナ、取込用のパソコンを購入し、国木田独歩直筆資料や独歩旧宅、石碑といった資料を電子化し、公開する予定です。
また、今年は国木田独歩生誕150年ということで、記念行事を行う団体へ補助金を交付します。
続いて、新規事業で大畠グラウンド法面改修事業です。昭和56年に建設し老朽化した大畠グラウンドの法面改修を行うものです。大雨が降った際に小規模な落石や湧水が発生しており、昨年度には応急対策として落石ネットの設置等により対応してまいりましたが、今回は法面の抜本改修を行うための測量設計業務を実施し、令和4年度に改修工事を行う予定です。
次に、新規事業でバタフライアリーナ改修事業です。昭和51年に建設し老朽化したバタフライアリーナについて、大きな行政課題である防災、減災の視点から耐震改修を行った上で指定避難所に指定することを念頭に置きまして、耐震補強・長寿命化に係る工法等を検討するほか、避難者の生活環境改善のために整備する施設の検討を行うものです。
継続事業で都市公園施設長寿命化対策事業です。平成12年に完成し多くの方に利用いただいております柳井ウェルネスパークについて、老朽化し取替が必要な健康遊具7基を更新するものです。
次に、「基本目標3 健康・福祉」に関する事業です。
継続事業で新型コロナウイルス感染防止対策事業です。新型コロナウイルス感染防止対策といたしまして、保健衛生用品や備品を購入するものです。保健衛生用品の主なものとしては、消毒用アルコールやゴム手袋、マスクといった消耗品です。また、備品の主なものとしては、本庁舎会議室の放送設備や、子育て世代包括支援センターでのオンライン相談用タブレット端末、歯科検診で使用する高圧蒸気減菌器、サンビームやないへのタブレット型検温器などです。
続いて、「基本目標4 安全・都市基盤」に関する事業です。
継続事業で河川浚渫維持事業です。令和2年度に実施しました準用河川堆積土砂量調査に基づき、市内4河川の浚渫工事を行うものです。
続いて、継続事業で都市計画マスタープラン策定推進事業です。平成23年3月時点の縮尺1/2500レベルの都市計画図について、データ更新を行うものです。
継続事業で空き家等対策事業です。平成29年度に策定した柳井市空家等対策計画の改訂に先立ちまして、市内全域の建物約28,000件を対象に空き家等実態調査を行うものです。調査の内容といたしましては、外観目視による市内全域の空き家の把握及び建物の老朽化等による区分けを行い、今後の空き家等対策のための基礎資料を作成するものです。
継続事業で柳井・平生バイパス関連道路整備事業です。国道188号柳井・平生バイパスの事業進捗に合わせて周辺道路や水路の整備を行うものです。今回はバイパスと現国道を連絡する道路の予備設計を行いまして、国が実施するバイパス本線の予備設計に反映させます。
続いて、継続事業で市道改良事業です。継続的に実施している事業ですが、市道12路線について、道路の拡幅や歩道の整備などの改良工事を実施します。
次に、橋りょう長寿命化事業です。こちらも継続事業ですが、平成23年度に策定した橋梁長寿命化計画に基づき、橋りょうの修繕工事を実施するもので、2箇所について実施を予定しています。
次は、「基本目標6 観光・産業・文化」に関する事業です。
新規事業で平郡航路待合所トイレ改修事業です。平郡航路平郡東待合所のトイレを水洗化し、車いすでの利用に対応するよう整備するものです。なお、令和4年度には平郡西待合所トイレについても同様の改修工事を実施する予定です。
新規事業で柳井駅柵外トイレ設置事業です。現在のトイレが閉鎖されることに伴いまして、柳井駅駅舎と駅前交番との間の空き地をJR西日本から借り受けまして、公衆トイレを設置するものです。令和4年2月の供用開始を予定しています。
継続事業として漁港施設機能強化事業です。災害に備えて阿月松浦地区の漁港施設の防波堤及び護岸の機能強化を図るものです。令和3年度は、防波堤等主要施設の越波等に対する機能診断を行い、改良施設の選定や効果的な工法の検討を行います。
次に、新規事業で海がつなぐ柳井の魅力再発見プロジェクトです。フェリー航路の安全性向上のため、平郡漁港東浦地区及び西浦地区の漁港内の照明施設や防舷材、これは船の舷を守る緩衝材のことですが、そうしたフェリー接岸設備の更新等を行うための測量・設計を行うものです。
以上、総合計画に掲げる6つの基本目標に沿ってご説明いたしました。なお、令和3年度6月補正予算における新規事業数は、8事業です。冒頭にも申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染防止対策を最優先とし、市民の安全・安心な暮らしを守り、地域経済を下支えするための施策を実施しながら、コロナ後を見据えて各分野での政策を具現化するため、全力で取り組んでまいります。
私からは、以上です。

(政策企画課長補佐)
それでは何かご質問等がございましたら、挙手をお願いいたします。市長から指名されましたら、社名を明らかにした上で、質問をお願いいたします。

(NHK記者)
柳井商業高等学校跡地整備事業について、今回の補正予算の中に市民会議の開催費用が盛り込まれていますが、当初予算の市長の説明では、今年中に方針を決定するとのことでした。今後のスケジュール、市民会議を設置するに至った経緯とそこに懸ける市長の思いを聞かせてください。

(市長)
柳井商業高等学校跡地利活用市民会議の今後のスケジュールは、今議会において委員日当等の関連予算の成立後、速やかに委員の方にご就任いただき会議を設定していきます。人数は100人規模になると5月12日の柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会の際に申し上げたと思います。コロナ禍で密を避ける必要があることと、できる限り多くご発言をいただきたいという趣旨から100人を5つの日程に分け、それぞれ計2回の会議を開催したいと思います。
第1回目の会議では、柳井商業高等学校跡地の利活用の現在に至る経緯、財源や都市計画上の様々な制約をご説明させていただき、2回目の会議では、現行案を含めてより良い活用を積極的にご提案いただくという流れで設定しています。補正予算成立後、合計10回会議を行うことになりますので、数か月を予定しています。
市民会議を立ち上げる経緯は、柳井商業高等学校跡地、とりわけ複合図書館の建設については、市民の皆さんに様々なご意見があり、ある意味市民世論が二分されるような状況を作ってしまったことをまずは私として大いに反省するところに立脚しています。そうした視点から今一度丁寧な議論を積み上げていきたいということで、2月の選挙戦でお訴えをさせていただき、私の主要政策集の中に位置づけ明記をさせていただいたことをこうした形で実施していくというものです。
柳井商業高等学校跡地については、まだまだいろいろな経緯も含めて市民の皆様に広くお伝えできていない部分もあります。一方、非常に長い期間、市議会を中心に議論してきた経緯もございます。私としては、年内に方向性を示すと終始申し上げています。
長年の課題である柳井市が有していた広大な遊休地、南浜の工場跡地については解決に向けて企業誘致も進み大きな一歩を踏み出していると思います。もうひとつの課題である柳井商業高等学校跡地も将来にわたって市民の皆様のためになる活用を図っていき、これから大いに人にも企業にも選ばれる魅力的なまちを作っていきたいという思いをさらに強くしています。

(読売新聞記者)
柳井商業高等学校跡地についてですが、先月の市議会特別委員会後の囲み取材で100人規模の協議体と表現されていました。「市民会議」という呼び方で統一していくということでよろしいでしょうか。

(市長)
そうさせていただきたいと思います。

(読売新聞記者)
メンバーの方は、委員ということになりますか。

(市長)
そうですね。

(読売新聞記者)
正式名称は、議会で承認された後に示されるのですか。それとも「市民会議」が正式名称でしょうか。例えば「柳商跡地を考える市民会議」といった名称になるとかありますか。

(市長)
「柳井商業高等学校跡地利活用市民会議」が正式名称となります。

(読売新聞記者)
市民と市長と気楽にトークでも上半期は市長から今回の柳井商業高等学校跡地利活用に関して意見交換を併せて行うということですか。

(市長)
そうですね。

(毎日新聞記者)
100人の委員はどうやって選ぶのですか。

(市長)
幅広い分野、世代ということで、市には様々な課題に対して市民の方に参加して検討、協議していただく附属機関という委員会が70ほどあります。そのうち、柳井商業高等学校跡地に関連するような委員会を10程度ピックアップしています。その10程度の委員会の委員数は162人になります。その中から市職員、公務員を除き、また重複する委員もおられるため整理すると100人規模になります。こうした場を設けるということは2021年の主要政策集にも明記しており、これをひとつひとつ進めてきているということになります。

(毎日新聞記者)
6月補正では駐車場の整備、道路の改良とかを進めているのですが、整備全体の概算事業費は2月の会見の時に19億何千万円と出ています。今回の補正に当たって柳井商業高等学校跡地整備費に入っているのが、ホームページにある駐車場及びその他周辺整備工事費なのか、駐車場整備工事費なのか、その他付帯工事に含まれるのか分からず、全体像が分からないので、資料として出して欲しい。また、歳入の内訳を教えてください。

(市長)
柳井商業高等学校跡地全体の事業費は、資料としてお示しさせていただいておりますが、同時に、口答で申し上げられる部分は申し上げます。

(政策企画課長)
柳井商業高等学校跡地利活用事業の全体事業費につきましては、ホームページ等で公表させていただいている数字で従来から変わっていません。今回6月補正予算でご提案させていただいた1億69万8千円の財源内訳は、国庫補助金が1億2万4千円、国土交通省の社会資本整備総合交付金を充当させていただきます。地方債が7,620万円、公共事業等債と合併特例債の2種類の起債を充当させていただきます。残りの647万4千円が一般財源となります。今回の補正予算がホームページ等で公表している概算事業費のどれに該当するかは、後ほど個別にご報告させていただきます。

(毎日新聞記者)
私の持っている資料では18億5千万円と19億ちょっとという資料しかないのですが、最新の数字は出ていますか。

(政策企画課長)
当初お話しております全体事業費の18億5千万円は、従来から変わっていませんが、その後、大阪北部地震をきっかけに危険ブロック塀の対策を緊急に行い、事業費はこの18億5千万円を若干超えて19億円前後となっています。

(毎日新聞記者)
複合図書館建設費9億7,200万円も設計を見直して変えているのではないですか。

(政策企画課長)
現在公表している全体事業費は、18億5千万円で、そのうち複合図書館の建設工事費は9億7,200万円とさせていただいております。今後どういった形で見直しが進むかは分かりませんが、状況に応じて事業費について精査していくことになります。

(市長)
また、詳しい資料をお示ししながら説明をさせていただけたらと思います。

(毎日新聞記者)
委員を選ぶ10の組織とはどういったものか教えてください。市民会議のほかに市民と市長と気楽にトーク以外で、何か市民に説明する場所を設ける予定はありませんか。

(市長)
委員を選ぶ10の委員会は、分野で申し上げますと、行財政、地方創生、市民活動、危機管理、都市計画、公共交通、社会福祉の分野で子ども子育て、健康増進、生涯学習、スポーツです。長きにわたり様々な分野でご意見をいただいている方々からまずはご提言をいただきたいという趣旨で今回市民会議を設けるということです。
市民会議において様々なご提言をいただきますが、市の附属機関はどうしても委員の年齢層が若干高めになるため、これまで市民と市長と気楽にトークを定期的に高校生と実施していることから、市内の高等学校3校に呼びかけを行い、高校生からの提案を受けていきたいと考えています。
この問題については、かなりの回数、頻度で市民の皆様に対してご説明をし、ご意見を伺ってきており、市民会議を設ける設けないにかかわらず平素からさまざまなご提言をいただいています。こうした姿勢は何ら変わりなくこれからも継続していきたいと考えています。

(毎日新聞記者)
市民会議は、皆さんが傍聴できる、ネット中継するなどフルオープンで行われるのですか。市議会であるようないわゆる頭撮りだけで内容が分からないような感じになるのですか。

(市長)
私は、市議会はフルオープンであると認識しています。市民会議は、本日と同じこの会場を使って会議を実施したいと考えています。当然傍聴していただき、報道関係の方々にも入っていただくことは大前提ですが、コロナ禍であり密を避けるため、傍聴の人数等の制約はあります。議論の中身を速やかにホームページ上にも公開し、そのことによって広く市民の積極的な提案、議論を喚起していきたいと思いますが、ネット中継については今のところ考えていません。

(朝日新聞記者)
5つのグループに分けるということですが、同じことを5回繰り返すということですか。

(市長)
そうです。100人の方のスケジュールを調整することは難しいため、開催日、午前、午後の時間帯等の工夫をして会議を設定し、ご都合のよい会に出席していただくという趣旨で5回に分けることにさせていただきます。

(朝日新聞記者)
駐車場整備の開始と完成予定を教えてください。先行して行うのは、需要が高いということでしょうか。

(市長)
柳井商業高等学校跡地の周辺は、文化福祉会館、バタフライアリーナ、アクティブやない、サンビームやない、更には観光客を含めて慢性的に駐車場が不足している状態で、市議会はもちろん商工会議所からも毎年駐車場の整備については強い要望をいただいています。コロナ後を見据えて長い課題であった駐車場不足対応をこの度先行して取り組み、できるだけ早くこのエリア全体の駐車場不足を解消していこうというねらいがあり、令和3年度中には完成を目指しています。

(朝日新聞記者)
柳井商業高等学校跡地に駐車場を造るというイメージですか。

(市長)
柳井商業高等学校跡地の上の段、海抜が高くなっている部分は、かつては校舎や体育館があり、今時点の構想では複合図書館と駐車場を予定していますが、一段低くなっている下の段は、卓球部が練習する卓球場やプールなどがありました。その卓球場跡地を中心に駐車場を整備することになります。文化福祉会館、バタフライアリーナ、アクティブやないと隣接しているので、整備することで非常に利便性が高まります。

(山口新聞記者)
子育て世帯生活支援特別給付金事業ですが、対象は何世帯ですか。

(市長)
子育て世帯生活支援特別給付金は、約300世帯で児童数は約450人を想定しています。

(山口新聞記者)
図書館所蔵資料活用事業で国木田独歩生誕150周年の記念行事を行う団体への補助金の助成する団体数と金額を教えてください。

(市長)
団体数は1団体です。

(財政課長)
国木田独歩生誕150年行事補助金として60万円を予定しています。

(時事通信記者)
副市長の任期満了による退任に伴い、この度後任を県から選出するということですが、その理由とねらいを教えてください。

(市長)
柳井市では、この3月まで県から処遇面で副市長級と同等の参与という形で3年半の間、職員を派遣していただいたという経緯があります。この3年半の間に柳井商業高等学校跡地や企業誘致が最たるものになりますが、県から大きな力をいただかなければならない課題についてかなり進捗がみられてきました。そうした中、現副市長の任期が今月末で満了し、本人からの退任の申出があったというタイミングもあって、引き続き県との連携を保ち、それを深めていきたいというねらいから県から副市長を迎えることにしました。

(時事通信記者)
参与は、一般職ですよね。

(市長)
参与は、特別職として迎えております。

(時事通信記者)
内部には適任者がいなかったということですか。

(市長)
総合的に考えて判断をしました。決して、内部には適任者がいなかったという思いはありません。

(中国新聞記者)
副市長を県の課長級から招くというのは、引き抜くような感じがあるのですが、こども家庭課長に来てもらうという段取りなのでしょうか。

(市長)
市としては、県から職員を派遣していただきたいという思いをお伝えしました。どなたをということは県の裁量の中でご判断されてということになるので、引き抜くような意図はございませんが、結果として引き抜くような形で、年度途中に県の課長級の職員を派遣していただくことは、ご迷惑をお掛けすることになるため、しっかりお詫びとお願いをさせていただいています。

(山口新聞記者)
選任される副市長は、柳井市にゆかりのある方でしょうか。

(市長)
副市長に選任する石川さんについては、出身地は山陽小野田市と聞いていますが、特段のものは把握していませんので、当地域とどういうご縁があるかは、また詳しくご本人にお聞きいただければと思います。

(山口新聞記者)
複合図書館の市民会議ですが、6月議会終了後6月中にも第1回の会合を開きたいというお考えですか。

(市長)
市民会議については、6月議会の会期が6月30日までとなっていますので、できるだけ速やかに進めて、会議の立ち上がりは7月を予定しています。

(柳井日日新聞記者)
粟屋参与も山陽小野田市出身で、この度の副市長は、県の裁量の中で判断されたとのことですが、何人か候補がいる中での一人なのか、県がこの人と決められてその方を選任したのでしょうか。

(市長)
副市長の選任の詳細については、人事に関わることですので公表はいたしません。参与も山陽小野田市出身でしたが、おそらく偶然だと思います。

(柳井日日新聞記者)
市民会議の委員は市の附属機関から選出し、報酬が支払われますが、市に偏ったようなメンバーにはなりませんか。委員の公募はしないのですか。

(市長)
市民会議は日当を支給しますが、市の審議会、委員会については、それぞれ仕事を抱えておられたりとお忙しい中でご出席の機会をいただいており、今までも日当をお支払いしています。今回も通例の形で予定をしています。行政におもねるような構成ではないかと議会の特別委員会でもご発言をいただきましたが、そもそも審議会、委員会が偏っているとは私自身は認識していません。全てに出席しているわけではありませんが、この十数年間出席させていただいた中において審議会、委員会は、予定調和な会議というよりは、ぜひ積極的にご発言いただきたいという趣旨で設定している場となっています。この市民会議は、賛否を表明する場ではなく、いかに前向きに活用していくかをご提案いただく場としたいので、できる限り公平な形の委員構成にしたいという趣旨からすると、既に存在し、柳井商業高等学校跡地についてある意味色のついていない委員会を構成されている方々に参加していただくことは、私どもが考えうる最も公平な形になるのではないかと認識しています。既にそれぞれの委員会で公募という形の委員がご就任されています。あらためてこの市民会議で公募をすることは現状考えていません。

(KRY山口放送記者)
当初予算が3年ぶりに160億円を超えています。4月補正を足して昨年度の当初予算と比較されていますが、4月補正はコロナ対策でいわゆる補正的な性質が強いもので、6月の肉付け予算と足して比較するものなのですか。

(市長)
3月の当初予算は骨格予算で、この6月補正で肉付けをしていくことになります。4月補正はコロナ対策として本来6月補正でするところを少しでも早くということで前倒して4月に実施したものです。4月、6月を合わせたものが昨年度の当初予算との比較になるということに特に違和感はありません。

(柳井日日新聞記者)
柳井駅のトイレについて、なぜ柳井駅のトイレがなくなって市営トイレになるのかと、今までの柳井駅のトイレは、トイレットペーパーを購入しなければいけませんでしたが市営トイレではどのようにお考えかお聞きします。

(市長)
JR柳井駅は、エレベーターの設置などバリアフリー化が進んで、柵内のトイレはバリアフリートイレが整備されています。現状のトイレは老朽化し、維持管理費も負担になっているため閉じたいという方針がJRからありました。行政としての判断で、市の玄関口である柳井駅に公衆トイレがなくなることはふさわしくないという観点から今回公衆トイレとして設置します。公衆トイレとして市が維持管理するので、トイレットペーパーを購入してくださいとはいたしません。今のトイレは8月下旬に閉鎖されるとのことで、あらたな柵外トイレは来年2月の供用開始を目指しているため、一定期間外部の方が利用できる柳井駅前のトイレがないという課題は生じます。

(NHK記者)
新型コロナのワクチンについて、他の自治体の首長さんは、先行して接種する、余剰分で接種するという方もおられますが、市長のご意向はいかがでしょうか。

(市長)
私自身が先行的に接種する予定はありません。ただ、貴重なワクチンを無駄にしないという方針から集団接種会場でキャンセル等出たときにはできる限りの対応をするようにしています。そうした対応の中で接種するケースがあるかもしれませんが、前もって想定してということは考えていません。

(中国新聞記者)
柳井商業高等学校跡地整備事業で市民会議と駐車場整備の事業費の内訳を教えてください。

(政策企画課長)
市民会議の委員報酬が94万1千円、それに伴って発生する旅費が3万7千円、いわゆる下の段の駐車場整備、道路改良工事費として9,922万円、工事に伴う電柱の移転補償費が50万円、トータルで1億69万8千円です。

(中国新聞記者)
市民会議で公募はしないとのことでしたが、市民会議に参加できない、行けない市民に対しては、その代わりに市民と市長と気楽にトーク開催事業の方に申し込んで意見交換するということで、補うような関係をお考えでしょうか。

(市長)
昨年度は新型コロナの影響は受けましたが、市民と市長と気楽にトーク事業は就任以降、継続してやってきており、特に申込みをしないと参加できないという場ではないので、気楽にご参加して、積極的に意見交換をしていただく中で、柳井商業高等学校跡地の問題についてもこの場で自然と議論が深まっていくのではないか思います。

(政策企画課長補佐)
他にございませんか。ないようでしたら、以上で定例記者会見を終了したいと思います。ありがとうございました。

20210603市長記者会見 [PDFファイル/402KB]

 

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