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定例記者会見
(令和6年8月26日実施)
日時:令和6年8月26日(月曜日)
13時30 分~14時5分
場所:柳井市役所3階 大会議室
(政策企画課長補佐)
定刻になりましたので、只今から定例記者会見を開催いたします。それでは、市長、よろしくお願いします。
(市長)
大変暑い中、またお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
今日も「一花一会」運動として、一つの花を一つの会議にということで、季節の寄せ植えをフラワーランドからお借りして、こちらに飾らせていただいております。
それでは、早速、本題に入らせていただきます。
来月9月4日開会、25日閉会予定の令和6年第3回柳井市議会定例会では、柳井市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてなど、議案15件、認定2件、諮問1件及び報告3件についてご審議をお願いすることとしております。
まず、次第1の議案等につきまして、主だった議案についてご説明をさせていただきます。
最初に、議案第49号は、国民健康保険法の一部改正に伴い、柳井市国民健康保険条例の一部を改正するものでございます。行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法の一部を改正する法律により、国民健康保険法の一部が改正され、国民健康保険被保険者証に係る規定が廃止されることに伴い、条例改正を行うものです。マイナンバーカードと健康保険証の原則一本化の方針に基づいて健康保険証が12月2日に廃止され、新規発行が終了するということになります。
次に、議案第52号でございます。こちらは、水道事業の経営に関する事務を柳井地域広域水道企業団において共同処理することに伴う規約の変更について、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。令和7年4月1日から、柳井市、周防大島町、上関町及び田布施・平生水道企業団の水道事業の経営に関する事務を、柳井地域広域水道企業団において共同処理するため、企業団規約の一部を改正するもので、関係地方公共団体と協議の上、定めることについて議会の議決を求めるものです。
続きまして、議案第53号から議案第55号までは、柳井市体育館(バタフライアリーナ)改修工事に伴う工事請負変更契約の締結に関するものでございます。議案第53号は建築主体について、議案第54号は電気設備について、議案第55号は機械設備について、工事請負変更契約を締結することに伴い、柳井市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により、議会の議決を求めるものでございます。3件の議案は、いずれも昨年9月20日に本契約を締結した柳井市体育館改修工事における工事請負変更契約の締結に係るものです。現在、耐震化、屋根や床の老朽化対策、さらには空調設備の設置による競技環境の改善を目的として、大規模な改修を進めているところです。
今回の契約変更は、設計段階で確認が困難だった追加の改修や、想定以上に進行していた経年劣化が判明したこと、また、利用者からの要望も踏まえた対応として実施するものです。建築主体工事では、アスベストの撤去や外壁のクラック補修範囲の追加工事、サッシやカーテンウォールの更新工事などを、電気設備工事では、全館LED化や消火ポンプ用自家発電設備の更新工事などを、機械設備工事では、2階西側へのトイレ新設や消防設備の追加工事などを、それぞれ行うものでございます。いずれも随意契約により、8月5日に工事請負変更仮契約を締結いたしております。
また、工期につきましては、3件の工事とも原契約を変更せず、令和6年12月20日を完成予定としております。
なお、本年12月末の完成を予定しておりますバタフライアリーナにつきましては、こけら落とし事業として、来年2月11日に卓球Tリーグの日本生命レッドエルフのホームゲームを招致する予定としております。脇村利恵子さんが発起人の「Tリーグ柳井市開催誘致の会」及び「柳井市卓球協会」の皆さんには大変なご尽力をいただきまして実現するわけですが、日本生命レッドエルフは、パリオリンピックメダリストの早田ひな選手をはじめとして、全日本ランキングプレイヤーが数名所属される昨シーズンのプレーオフで優勝された強豪チームでございます。
観戦チケットは、大会開催約2か月前の12月中旬頃からローソンチケットより販売を予定されていますので、もう少し先にはなりますけれども、この機会にぜひ、世界レベルの卓球をご覧いただけたらと思います。私も大いに楽しみにしております。
次に、次第2の議案第57号、令和6年度柳井市一般会計補正予算(第2号)についてでございます。今回の一般会計補正予算につきましては、補正予算額は4億1,187万9千円、これによりまして予算総額は209億7,892万6千円となりました。
それでは、主な事業につきましてご説明申し上げます。総務費の一般管理費ですが、工事請負費は、教育委員会事務局が移転した後の庁舎3階の空きスペースを改修し、執務室及び複数の相談室を整備する経費でございます。これは、全ての妊産婦、子育て世帯、子どもを対象に一体的に相談支援を行う体制を構築するため、母子保健及び児童福祉のそれぞれの機能を併せ持つ「こども家庭センター」をこどもサポート課内に設置し、改修後のスペースに同課を移転するものでございます。
次に、柳井商業高等学校跡地整備費では、公園整備工事において現地状況により生じた追加工事に必要な経費の補正を行うものであります。
商工費の観光費では、JR大畠駅前への公衆トイレ設置に要する経費等の補正を行うものであります。
私からの説明は以上でございます。
(政策企画課長補佐)
それでは、ご質問等がございましたら挙手をお願いいたします。市長から指名されましたら、社名を明らかにした上で質問をお願いします。
(中国新聞記者)
バタフライアリーナ工事契約の変更について、建築主体工事、電気設備、機械設備の4億円ぐらい増額されるのでしょうか。工事内容について詳しく説明していただいてよろしいでしょうか。この工事は、設計段階で確認が困難であったことが理由ですけども、やむを得ないことなのでしょうか。
(市長)
増額につきましては、4億4,071万5,000円です。
具体的になりますが、観客席の上部の天井を撤去した際に、レベル3のアスベストの含有が発見され、ロビー天井についても当初設計ではレベル3となっていたものが、詳細調査でレベル1であることが判明しました。レベル1の方がより危険ということになります。
また、全館LED化と申し上げましたが、当初はアリーナと第2競技場の天井を改修し、LED化する予定でしたが、このロビー部分については、天井を撤去する予定はございませんでした。しかしながら、先ほど申し上げたようにアスベストの含有レベルがレベル1であるということが判明したため、天井を撤去する必要が生じましたので、今後のことも考えて照明設備も同時に更新をするよう変更しました。
また、消火ポンプ用の自家発電設備につきましては、1976年製ということで老朽化はしているものの、設計段階では運転に支障がなかったということで更新の予定はございませんでした。その後の点検で計器類の故障が発見され、さらに部品の調達が不可能であることが判明したため、非常時に備え、設備自体を更新する必要があると判断いたしました。
2階西側へのトイレの新設については、廃止をいたします調光機械室スペースを活用し、男女それぞれの更衣室に隣接する場所に新設いたします。男子トイレの個数は小3、大1、女子トイレは3、いずれも洋式で整備します。競技者の使用を想定しているので、個数の確保を優先し、多機能トイレやバリアフリートイレは、この2階西側のトイレの部分には設置しません。
(生涯学習・スポーツ推進課長)
補足説明させていただきます。
今回の改修は、設計段階で確認が困難であった部分や、実際に工事を開始して想定以上に経年劣化が分かったものですが、金額的に大きいものが外壁のクラック補修とカーテンウォールやサッシの更新というものでございます。
どちらも約1億円の工事ですが、足場を組んで行う作業になりますので、耐震改修と一緒に工事をする方が効率的であることから金額的には大きくなりますがやむを得ないと判断したところでございます。
(中国新聞記者)
12月20日の完成予定は、変更ないということでよろしいでしょうか。
(市長)
現時点においては、原契約を変更せずに12月20日を完成予定としております。
(中国新聞記者)
予算についてはまた、9月議会ではなくて、今後の臨時会とか12月定例会に補正予算を出されるということでしょうか。
(市長)
追加の予算の補正は、6月に行っております。
(中国新聞記者)
すでに6月に可決されており、この金額を見越して補正を出されたということでしょうか。
(市長)
その通りです。
この議案は、変更契約の締結を議会に諮るということで、前回の記者会見で補正予算の工事内容については説明していたものを再度ご説明したものでございます。
(柳井日日新聞記者)
体育館の件ですが、12月20日完成予定ということで一般の方が利用できるのは、いつからですか。
(市長)
現時点で12月20日完成予定ですが、今後、工事の進捗によりますので、一般利用は、2月11日にこけら落としをし、次の日以降に一般開放する方向で考えております。
(生涯学習・スポーツ推進課長)
体育館が完成しても、事前に改修工事のために各箇所に移転した荷物の引越しや、新たに購入する備品の搬入などの準備もありますので、2月12日以降になります。
(山口新聞記者)
体育館の話ですが、12月20日に完成予定ですが、2月11日のこけら落とし前に式典等を開催する予定はありますでしょうか。
また、メディア向けの内覧会などは開催されるのでしょうか。
(市長)
報道関係の方を対象とした現地説明をこけら落としの前に実施させていただきます。
(中国新聞記者)
こども家庭センターの話がありましたが、これは本庁舎の3階の教育委員会があったところに入るのでしょうか。
(市長)
その通りです。
(中国新聞記者)
こどもサポート課とはまた別の組織ができるのか、どういうイメージのものができるのか教えてください。
(市長)
こどもサポート課内に設置されるこども家庭センターは、全ての妊産婦、子育て世帯、子どもを対象に一体的に相談支援を行う機関ということでございます。令和6年4月施行の改正児童福祉法によりまして、母子保健を担う子育て世代包括支援センターと、児童福祉を担うこども家庭総合支援拠点の二つの機能を統合したこども家庭センターの設置が市町村の努力義務となっていることから新設いたします。
こども家庭センターには、執務室のほか、現在、市の保健センター内に設置してあるやなでこ相談室、支援用品の保管場所や授乳室、オムツの交換室、個別相談室を2部屋、また他の課と共用の会議室を設けるものです。
本庁舎にこども家庭センターを設けて、利用いただく市民の方々の利便性を考えて、2つに分かれていたものを一つにするのですが、別の目的として、こどもサポート課を1階から3階に移転させることで、今の1階の密集度合いを少しでも軽減し、さらに現在、個別の様々な相談を受けている中、プライバシーに配慮した相談室のスペースを確保していきます。これは、教育委員会の旧図書館への移転とセットで考えていた部分になります。
(中国新聞記者)
大畠駅のトイレは、JRから撤去に関してスケジュールが示されて、トイレがなくなるから市の方で設けるということでしょうか。
(市長)
大まかにはそのとおりでございます。ただ、JRの計画では、跨線橋だけを残して、大畠駅のトイレだけでなく、駅舎も含めて全て撤去されて、よりコンパクトな駅舎を建設される設計となっています。
また、新たに建設される駅舎にはトイレの機能はないため、柳井市として駅利用者の方々の利便性も含めて考えた中で、柳井市の東の玄関口である大畠駅にお手洗いの機能がないことは、公共性も考えて避けたいと思い、駅舎内に建てるのではなく、大畠駅に隣接をする市有地に公衆トイレとして設けるものになります。
(中国新聞記者)
駅舎の解体はいつごろ始まるか教えてください。
(商工観光課長)
JRから提示されているものとして、今年度の早い段階で下り線のホームの上屋から撤去を始めていき、駅舎を減築していく作業も約半年後ぐらいから着手するとお聞きしておりますが、具体的な日付は示されていません。
(中国新聞記者)
上関町の中間貯蔵施設の関係ですが、前回の1市3町の協議の後、7月段階では何にもないとのことですが、何か動きがあれば教えていただけますでしょうか。
(市長)
その後に新たな情報というのはいただいておりませんので、現状としては改めて1市3町で集まるような状況にはなっておりません。
(中国新聞記者)
岩国基地のオスプレイの配備については、柳井市も山口県基地関係県市町連絡協議会のメンバーでいらっしゃって、国、県の方には各種要望されていらっしゃいますけれども、今回のオスプレイ配備についての考えをお伺いします。
(市長)
山口県基地関係県市町連絡協議会に本市も加盟しておりまして、先般も要望の際には本市総務部長が同席をしました。
報道で出ている以上の要望はありませんが、やはり安全な運用と様々な情報の周知も含めて、それは米軍側に求めていくという考えについては、私も同様の思いでございます。
(政策企画課長補佐)
他にございませんか。ないようでしたら、以上で定例記者会見を終了したいと思います。ありがとうございました。
20240826_市長記者会見 [PDFファイル/148KB]