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校長先生の話

更新日:2023年4月28日更新 印刷ページ表示

令和5年度1学期始業式(4月10日)

「柳井中学校は生徒が主役の学校です」​

 2、3年生のみなさん、進級おめでとうございます。いよいよ令和5年度が始まりました。こうしてみなさんの顔を見ることができて大変嬉しく思います。

午後から入学式が行われ、入学してくる184名を迎え、545名の仲間です。みんなですばらしい柳井中学校を作っていきましょう。

さて、私は、皆さんに行事などで、ことある毎に言い続けてきたことあります。それは、「柳井中学校は生徒が主役の学校です。」ということです。これからの一年間、日々の授業や部活動、運動会や文化祭などの学校行事など、すべての場面で生徒の皆さんが主役です。全校生徒それぞれが、得意な分野で主役となり、輝いてください。そのためには、自ら考え、行動を起こしてほしいと思います。私を含め先生方全員で、皆さんが柳井中学校の主役になれるように全力でサポートします。

それに関連して、今年度のチャレンジ目標を生徒会役員のみなさんに考えてもらいました。「柳井中学校を理想の学校に近づけるためには、どうしたらよいか。」知恵を絞り、意見を出し合って考えてくれました。始業式のあとに生徒会長から発表がありますので、良く聞いて下さい。全校みんなでチャレンジし、柳井中学校をより良い学校にしていきましょう。

 

 最後に各学年にお願いしたいことがあります。

 <3年生起立>3年始の皆さん

 いよいよあなたたちが、柳井中の顔となります。柳井中の印象はあなたたちで決まると言っても過言ではありません。これまでの3年生以上の頑張りをあなたたちに期待しています。そして、あなたたちが得意な合唱に、さらに磨きをかけてください。それも楽しみにしています。

 

<2年生起立>2年生の皆さん

 あなたたちは中学校に入学して初めて先輩と呼ばれる立場になります。あなたたちがそうであったように、午後に入学する1年生は3年生よりもあなたたちの姿を参考にします。あなたにも、あの先輩はすごいな。あんな先輩になりたいなと憧れる人がいるでしょう。その姿をイメージして過ごしてください。その姿勢が3年生を助けることにもつながります。中堅学年としてのがんばりに期待しています。

 

 それでは、これからの皆さんの大いなる成長を期待して、始業式の式辞といたします。

 

 

令和5年度 入学式​(4月10日)

春のうららかな日差しが、体の奥のエネルギーを引き出してくれる。そんな四月が今年もやってきました。

今日、ここに PTA会長 黒瀬 康太 様、学校運営協議会会長 桑原 眞 様、また、多くの保護者、御家族の方の御臨席を賜り、入学式が挙行できますことは、この上ない喜びであり、 深く感謝申し上げます。

 

184名の新入生のみなさん、学校長として皆さんの入学をここに認めます。御入学おめでとうございます。

今日からみなさんは、柳井中学校の一年生です。義務教育最後の三年間を、伝統あるこの柳井中学校で過ごすことになります。皆さんは、今、中学生になった喜びとこれからの中学校生活に対する期待で胸をふくらませていることと思います。どうか、今の感激を忘れず、目標を持った充実した毎日を送って下さい。

 

さて、「若いときの苦労は、買ってでもせよ」と言われます。「将来、幸せになるために、今は苦労しなさい。」ということです。しかし、苦労はしても良いけれど、今、不幸せであってはなりません。今も幸せでなければならないと思うのです。皆さんにとって、今の幸せとはどんなことですか。好きなだけテレビを見たりゲームをしたりすることですか。それとも、美味しいものをたくさん食べることですか。確かにそれも幸せかもしれません。しかし、やらなければならないことを放っておいて、好きなことだけをするのは本当の幸せでしょうか。

皆さんが入学したこの柳井中学校では、「勉強を頑張って、分からないことが分かるようになる」とか、「学校行事で友だちと協力して大きな事を成し遂げる」とか、「部活動で、できなかった技ができるようになる」など、日々充実した生活を送ることができます。これが、本当の幸せなのではないでしょうか。そのためには努力が必要です。苦しいことやつらいこともあるでしょう。だから、苦労はしなくてはなりません。しかし、苦労した分、喜びも大きいのです。

今日からいよいよ中学校生活が始まります。充実した三年間になるかどうかは、君たち自身の頑張りにかかっています。私たち教職員や二、三年生の先輩達が全力で皆さんを応援しますから、心配なことがあったら相談して下さい。柳井中学校でともに頑張りましょう。

 

最後になりましたが、保護者のみな様、本日は、お子様の御入学、誠におめでとうございます。制服を着た我が子の姿を見て、感慨もひとしおのことと思います。

中学校の三年間はあっという間だと思いますが、この三年間でのお子様の成長はいちじるしいものがあります。心も体も人生の中で最も変わる時代です。その変化の中でお子様は様々なことに悩みながら「自分の道」を見つけていくことになります。是非、私たち柳井中学校の全教職員とともに、お子様方を見守り、協力し合ってお子様の成長を支えていただきたいと思います。そのためにも、日々のお子様の様子をよく見ていただき、不安なことやお気付きがありましたら、学校に相談していただきたいと思います。教職員一同、力を合わせて精一杯努力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは、新入生のみなさん、今日のこの新鮮な気持ちを深く心に刻み、かけがえのない自分を大切にして、悔いの無い学校生活を送って下さい。皆さんの大いなる成長を祈念して、式辞と致します。


 今年度は55名の教職員集団です。55名がチームとなって、1人ひとりの生徒たちにしっかりと寄り添い、柳井中を日本一のいい学校にしていくために精一杯取り組んでまいります。学校の様子や生徒たちの成長ぶりは、この学校だより「しなやか」や学年だより等でお知らせします。日本一をめざした柳井中の取組に今後とも、ご理解・ご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

令和5年度1学期終業式(7月20日)

今日で1学期が終わります。みなさんにとって、どんな1学期でしたか。振り返ってみると、生徒会の皆さんを中心に新たなチャレンジ目標を掲げ、委員会活動などでいろいろなことに取り組んできました。5月には、3年生は修学旅行、2年生は職場体験、1年生は遠足と、各学年の行事がありました。どの行事も大成功でしたね。また、部活動では、各種大会やコンクールに向けて頑張ってきました。さらに、先日は、すべての学年でクラスマッチが行われ、みなさんの一生懸命に取り組む姿を見て、大変嬉しくなりました。始業式で「柳井中学校は生徒が主役の学校です。」とお話ししましたが、そのとおりになっていますね。

さて、「情けは人の為ならず」ということわざがあります。意味を知っていますか?「むやみに情けをかけるとその人の為にならない、だから情けをかけてはダメですよ。」という意味でとられがちですが、これは間違った解釈です。「情けをかけるという行為は、その相手のためでもあるけれど、実は自分のためでもある。善い行いは巡り巡って、自分に返ってきて、結局は自分のためになるのだ。だから、人に親切にしなさい。」というのが本来の意味だそうです。

同じような言葉に「因果応報」という言葉があります。自分の行ったことは、善いも悪いも、自分に結果として返ってくるというものです。例えば、勉強を日々頑張れば、力が付き、結果として望んだ高校に入学することができる。ところが、勉強を怠けていれば、残念な結果になるということです。

さて、みなさんはこの1学期をどのように過ごしたでしょうか。勉強を頑張ったでしょうか。成果は表れたでしょうか。それ以外の部活動などではどうだったでしょうか。また、友達や家族など人に対してはどのようにふるまったでしょうか。人に優しくできた人は、きっと人に優しくされると思います。それはすぐに返ってこないかもしれませんし、優しくした人から直接返ってこないかもしれません。しかし、自分の行いは必ず巡り巡って、みなさん一人ひとりに返ってきます。それが、「情けは人の為ならず」であり、「因果応報」なのです。今日は終業式、そういう目で、1学期の自分自身をぜひ振り返ってみて下さい。

振り返ってみて、「自分は勉強を本気でやっていなかったな。」「もしかして、人を傷付けていたかもしれないな。」と思う人は、しっかり反省して、これから頑張れば良いと思います。人は変われます。そして、変わるチャンスが今日のような節目です。この夏休みは一つのチャンスです。これまでの怠けていた自分に別れを告げて、新しいスタートを切るのに丁度良い機会です。

   理想の自分をイメージして具体的な目標を決めましょう。夏休みの約1ヶ月という時間は自分を変えるには十分な時間です。「苦手な教科の勉強に取り組み、苦手を克服する。」でも良いし、「されて嫌なことは絶対にしない。逆に、一日一回善いことをする。」でも良いと思います。また、「いつも助けてもらっている家族や地域の人のために、何かお手伝いする。」というのも素晴らしいと思います。ぜひ、自分の心に問いかけて、自分や周りにとって善いと思うことにチャレンジしてみましょう。

 

 

令和5年度2学期始業式(9月 1日)

楽しかった夏休みも終わりました。振り返ってみると、部活動やボランティア活動で多くの生徒が活躍してくれました。
部活動では、運動部の選手権大会や新人大会、文化部のコンクールなどで、練習の成果を発揮し、全力で取り組む姿は、見ている者を感動させてくれました。特に今年は、二つの部活動が全国大会まで駒を進めることができました。すごいことですね。
ボランティア活動では、「しらかべ学遊館夏休み学習会」「子ども食堂」「八朔の船流し」「盆踊り大会」「金魚ちょうちん祭り」などで、地域へ貢献してくれました。
特に、8月19・20日のクリーン作戦は、コロナ禍で4年ぶりに行われましたが、暑い中みなさん、よく頑張りました。各小学校の校長先生から、「柳井中の生徒さんは、本当に良くやってくれた。お陰で大変助かった。このことを中学生に是非伝えてほしい。」とお褒めの言葉を頂きました。それに答えて、私は「もともと、そんな素晴らしい子どもたちを6年間育てたのは小学校です。こちらこそ、お礼を言います。これからも、小学校・中学校が手を取り合って、9年間で素晴らしい子どもたちを育てていきましょう。」と言いました。このように、みなさんは、小学校や地域の方々から、感謝され、愛され、そして期待されています。今後も、様々な場面で、地域のために活躍してくれることを期待しています。
話は変わりますが、今、バスケットボールのワールドカップで、日本チームが大活躍をしていますね。先日のフィンランド戦ではヨーロッパ勢に対しての歴史的勝利、昨日のベネズエラ戦では15点差をひっくり返して大逆転勝利をしました。その日本チームの背番号5番が、みなさんの先輩である柳井中出身の河村勇輝選手です。河村選手は、スリーポイントシュートやノールックパスなどでチームに貢献し、歴史的勝利の立役者になりました。しかし、それだけでなく、河村勇輝選手が試合の時にいつも行っているある行為が話題になっているのを知っていますか。それは、コートに入る前に、深々と頭を下げて行う一礼です。このことについて、河村選手はインタビューで「やっぱりコートに立ちたくても立てない選手のことや、いま自分がこうやってコートに立っていることは当たり前じゃないんだということを再認識するために、コートに入る前は一礼して、全力で戦うと誓って入っています。」と答えています。なんと、謙虚な心がけでしょう。それについて、Snsの投稿では「プロスポーツ選手として最高レベルの人間性だと思う。」とか「すべての子どもたちに見せたい姿勢だ。」などの声が寄せられています。柳井中の先輩がこんなに全世界から賞賛されていると、自分のことではないけれど、誇らしく思いませんか。スリーポイントシュートも格好良いけれど、この深い一礼も謙虚な気持が表れていて、とても格好良いと思うのです。私たちも、先輩を見習って、今後の人生において「謙虚さ」を大切にしたいものだと思います。
さて、今日から2学期が始まります。そこで、みなさんに話しておきたいことがあります。
「幸せはゴールよりも、走っている最中にあるのかもしれない。」ということです。マラソンなどの長距離走では、みんなゴールをめざして頑張っています。走っている最中は苦しくてつらいだけだと思うかもしれません。本当にそうでしょうか。
3年生のみなさんの多くは、運動部や文化部の部活動、あるいはクラブチームに所属していますね。すでに引退している人も多いことでしょう。最後の試合やコンクールが終わった時はどんな気持でしたか。やり遂げた充実感でいっぱいだったことでしょう。しかし、思い出してほしいのです。その試合で勝つために、仲間や顧問の先生と一緒に励まし合い、時にはぶつかり合って、練習に励んだ頃のことを。もしかしたら、試合が終わった瞬間よりも、勝つために努力していた時の方が幸せだったと思いませんか。
2学期は運動会や文化祭など多くの行事があります。運動会・文化祭の当日はゴールです。幸せは、行事が成功した瞬間よりも、成功に向けて努力している最中にあるのではないでしょうか。だからこそ、ゴールに向かって走っている「今」を大切にして欲しいのです。ゴールした後になって、あの時もっと頑張っておけば良かったと後悔してほしくないのです。すでに、運動会の練習は始まりました。生徒全員が「今」を大切にして、それぞれの役割を果たし、思い出に残る素晴らしい行事にしようではありませんか。
さあ、二度とない令和5年度の2学期が始まりました。日々「今」を大切にして悔いのない充実した2学期、最高の感動を生徒全員が主役となってつくりあげましょう。

令和5年度2学期終業式(12月22日)

「自信」

本日、2学期の終業式を行いました。2学期を終えるにあたり、校長から次のような話をしました。
今日で長かった2学期が終わります。みなさんにとって、どんな2学期でしたか。2学期は最も長い学期で、運動会、文化祭、音楽会など、たくさんの行事があり、皆さんが活躍する姿が多く見られました。どれも印象深い行事でしたが、その中で、全校合唱について話します。
昨年度はコロナ禍でマスクを付けての合唱でしたが、今年度は全校合唱完全復活の年でした。インフルエンザ等により、思うように練習が進まない時期もありましたが、合唱委員が中心となり、それぞれのパートごとに練習を重ねてきました。曲目は名曲の「大地讃頌」でした。小中音楽会では、会場のサンビームに鳴り響く素晴らしい合唱になりました。500人を超える全校生徒が熱唱する姿に、聴いている者すべてが感動しました。本当に、生徒がつくりあげた全校合唱でした。このような素晴らしい力を発揮できた自分たちを誇りに思って下さい。
さて、中学生である皆さんは、日々新しい課題に出会うことでしょう。その課題とは、勉強のことや部活動のこと、進路や人間関係のことなど様々です。そして、その課題を乗り越えるために、様々な挑戦をすることになります。
ところで、皆さんは何かに挑戦するときに、「それを確かに自分がやり遂げることができる」という『自信』をもっていますか。
『自信』とは自分を信じるということでもあります。また、自分が信じられないことを『不信』と言います。逆に、自分を信じ過ぎることを『過信』と言います。ですから『自信』は、この『不信』と『過信』の間に存在するのです。
例えば、「自分は何をやってもダメだ」とか、「きっと失敗するに違いない」とかいう悲観的な考え方は『不信』という状態ですね。つまり、課題を乗り越える自分を想像できないのです。逆に、確たる理由もないのに「自分はきっと成功するから大丈夫」という楽観的な考え方は『過信』につながります。いわゆる根拠のない『自信』ですね。
それでは、どうしたら本当の『自信』がもてるようになるのでしょう。課題に挑戦するときに、「『自信』がある」とは、課題に対して事前に時間と労力を費やし、「自分はこれだけ頑張ってきた」と思えることです。何の準備もしないままに、始めから失敗すると決めつけるのは『不信』、成功すると決めつけるのは『過信』です。
失敗するかもしれない不安があるからこそ、成功するために地道に努力する。根拠のない自信と言うべき『過信』がないからこそ、じたばたするのです。自分が信じられるために必要なのは、その課題に当たって努力した時間の積み重ねだけです。自分が努力した事実には、嘘がありません。ですから、「これだけやったのだから大丈夫だ」と思えるまで、しっかり、じたばたすれば良いのです。
明日からは、冬休みです。新しい年を迎えるにあたって、皆さんはどんなことに挑戦しますか。そして、それをやり遂げる自信をもつためにどんな努力をしますか。年頭の所感に、「今年は○○に挑戦します。そのために、□□の努力をします。」と書けるようにしましょう。お正月に、家族と話し合うのも良いですね。
それでは、来年1月9日は、元気な姿で、この柳井中学校に戻ってきてください。

令和5年度3学期始業式(1月 9日)

「挨拶の質」

本日、3学期の始業式を行いました。新年、そして3学期のスタートにあたり、校長から次のような話をしました。
みなさんおはようございます。令和6年、2024年が始まりました。
1月1日には、令和6年能登半島地震、2日には羽田空港航空機衝突事故、3日には北九州で大規模火災と、年明け早々、災害や事故が相次ぎました。亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈りしています。
被災地では避難所になっている学校も多く、3学期が始められない状況だと聞いています。それを思うと、柳井中学校では、こうして無事に始業式ができることに感謝するとともに、私たちが今できることを精一杯やらなければならないと思います。
今日から始まる3学期は、1年間の締めくくりです。3年生は、希望進路の実現に向けて全力を尽くして下さい。何度も言いますが、受験は団体戦です。学年全体で良い雰囲気をつくり、全員がそれぞれの夢を実現させましょう。2年生は、先輩から受け継いだ伝統をさらに発展させ、新しい柳井中学校を創っていく準備をしてください。1年生は、あと3ヶ月で先輩になります。先輩として恥ずかしくない行動がとれるようになってください。
さて、今日はチャレンジ目標にもなっている「挨拶の質」について話します。生徒会が中心になって「あいさつ一万day」の取組をしていますね。私も、皆さんの登校する様子を見ながら、朝の挨拶をしています。そこで気づいたことですが、挨拶にもいろいろなタイプがあるのです。
1番目は「自分から挨拶をする人」です。相手と会って、先に挨拶をする人です。特に相手が目上の人だったら、当然、自分から挨拶をするものです。しゃがんで草取り作業をしている人にも、後ろから爽やかに挨拶をする姿を見たことがあります。少し距離がある人に対しても聞こえるような声で挨拶をする人もいます。
2番目は「挨拶をされると普通に返す人」です。これはおそらく自分から挨拶をしようと思っていると、相手が先に挨拶をした、そこで、返すということなのでしょう。擦れ違うときに、「どこまで近づけば聞こえるかなあ。」と思っている人もいるかもしれません。聞こえなかったら、何度挨拶をしてもいいのですよ。
3番目に「伝わらない挨拶をする人」です。聞こえないような声で挨拶をする人。横を向いたり、下を向いたりして挨拶をする人。恥ずかしいのかもしれませんが、これでは伝わりません。また、部活動の時には大きな声で挨拶をするのに、それ以外では挨拶をしない人、授業前など集団ではできるけれど、一対一になると挨拶できない人もいます。
4番目は「できれば挨拶をしたくない人」です。これは、草取り作業をしている人がいれば、その後ろを黙って通る人です。相手と距離があれば、気づかないふりをする人です。
5番目は「挨拶をしない人」です。これは論外でしょう。
みなさんは、五つのうちのどれに当てはまりますか。柳井中学校の生徒は1番目と2番目の人が多いと感じています。残念ながら3、4、5番目の人もいますよ。そもそも、挨拶は何のためにするのでしょう。お家の人や先生から「挨拶をしなさい。」と言われるからですか。中学生にもなって、それが理由なら寂しいですね。
挨拶は「あなたの存在を認めていますよ。私はあなたの味方ですよ。」という意思表示です。相手に認めてもらえれば、嬉しいですね。それなら、自分から先に挨拶しませんか。互いに認め合えれば、みんな幸せです。
逆に、人に無視されるのは、とてもつらいことです。無視されるのが嫌なら、自分も人を無視しないことです。挨拶をしないのは無視しているのと同じです。挨拶したつもりでも、相手に伝わらなければ無視しているのと同じです。
そこで、1番目よりもさらに挨拶の質を上げてみましょう。目を見て挨拶をする。笑顔で挨拶をする。会釈をする。親しい間柄なら手を振るのも良いですね。もっと上級者になると一言添えられるようになります。「今日は寒いですね。」とか「お疲れ様です。」といった具合です。他にも感じの良い挨拶はありませんか。それを自分で考えて実践してみましょう。
今日は「挨拶の質」についてお話をしました。柳井中学校の皆さんは、誰に対しても明るく爽やかに、感じの良い挨拶ができる生徒であってほしいと思います。
柳井中学校は生徒が主役の学校です。今年も、生徒全員で、柳井中学校を盛り上げていきましょう。