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柳井市職員募集 市長からのメッセージ
令和6年度柳井市役所職員採用試験を受験される皆さんへ
試験本番に向けて日々努力されていることに心から敬意を表し、エールを送ります。
柳井市は、全国平均よりも10ポイント、山口県平均よりも5ポイント高い高齢化率約40%という象徴的な数字が示すように、高齢化、少子化、人口減少が顕著に進行する典型的な地方自治体の一つです。一方で、柳井広域圏(人口約7万2千人)の中心都市として、医療・福祉、商業、教育、行政などの都市機能が集積していることから、毎年大手出版社が発表する住みよさランキングでは、生活利便度の指標において、全国屈指の充実ぶりを誇っています。
そうしたなか、これまでの積極的かつ地道な企業誘致、産業振興の取組が実を結び、近年、大手企業の進出が次々と実現しています。さらに働く場を確保した上に、健康・福祉や子育て、教育、防災、インフラ整備などの充実を図ることで、子育て世代を呼び込み、中長期的な人口定住に結びつけたいと、私たちは考えています。
特に、高校生までの子ども医療費の助成や全保育園児の保育料無償化を県下13市で真っ先に進め、中学校給食費の無償化、子育て世代定住促進補助金などにより、全国トップレベルの子育て世代の定住施策を推進しています。
また、約10年にも及ぶ取組の末に、ストーンマーケット翠が丘公園の中核施設となる「みどりが丘図書館<外部リンク>」が、いよいよ本年7月17日に開館します。充実した図書館機能、市民活動や子育ての支援、 防災の機能、カフェ等を備え、若い世代に魅力ある公共空間として、まちづくりの中核施設に位置づけています。
「地域はそこに住む人たちが自ら作っていかなければ、決して良くならない」
隣町である周防大島出身の民俗学者・宮本常一さんの言葉です。本市ではこれまで、住民主体の地域づくり「地域の夢プラン」や、学校を拠点に地区コミュニティの充実を図る「スクール・コミュニティ構想」、市民同士、市民と市長がまちづくりについて幅広い意見を交わしあう「市民と市長と気楽にトーク」などを通して、市民と行政の協働により、市民自らがつくる持続可能なまちづくりを追求してきました。
今後とも将来にわたって市内各地区コミュニティが、また柳井広域圏が、それぞれに主体性を持って、私たちの地域の将来を自ら切り開いていくことができるかが極めて重要です。当事者として重責を担うであろう皆さんには、市民との顔の見える関係を構築し、市民生活の現場に飛び込んで行って欲しいと思います。柳井市役所という舞台で、大いに成長し、自らの幸せを実現ください。皆さんのチャレンジを応援します。
令和6年5月吉日